
こんにちは!まいです
2020年の宅建試験の公告が6月5日に出されました。
その中に「早期の資格取得を迫られていない方は、なるべく今年度の受験申し込みを自粛してほしい」との言葉があり、話題となっていますね。
今日はその件について私なりの意見をまとめたいと思います。



今年の受験生の人は落ち着いて勉強ができなくて大変だね…
結論、
既に勉強されている方、これからでも本気で勉強しようと思っている方は全員受験してください
という内容になっています。
よろしければご覧ください。
早期の取得を迫られていない人ってどんな人?
宅建試験を運営する、一般財団法人不動産適性取引推進機構のHP上に、こちらの文章が掲載されました。


まずは、ここにある「早期の取得を迫られていない人」とはどのような人が該当するのか考えたいと思います。
本人が「受験したくない」「しなくてもいい」と思っている人
一般的に考えられる「早期の取得を迫られていない人」とは、おそらく
・業務上宅建士資格を使用しない人(職場で必置人数が満たされている・重要事項説明を要しない)
・不動産関係への就職・転職を考えていない人
などが考えられます。
しかし、私の考えは、
本人が「受験したくない」「いらない」と思っている方、その方のみだと思っています。
「会社で受験を迫られているが、自分は受けたくないと思っている方」は、ぜひこの自粛という文言を理由に、受験から逃れましょう。(そういうケースもあるのです)
また、完全なる記念受験の方も、今年では自慢できないかもしれないので、控えてもいいかもしれません。
宅建試験は、毎年20万人という多くの人が受験します。
私が受験した年にも、私の上司も受験していました。
上司は不動産、宅建業とは無関係だったのですが、会社から資格取得を割り当てられ、それがたまたま宅建で、言われた通りに適当に受験申し込みをしていました。
おそらく1週間か、3日か、前日か…そのくらいにテキストを初めて眺めて受験したと言っていた記憶があります。
この資格には一定数そういった人もいるのす。
その場合はぜひ「自粛」を理由に圧力から逃れて下さい。今年だからこその手段です。
十分な理由がない人も自粛?私は受験をおすすめします
たとえば、
「興味があってなんとなくとりたい」
「国家資格だから挑戦したい」
という方も自粛するべきかという問題があります。
私は自粛するべきでない、受けるべきだと思います。
「興味があってなんとなく」「国家資格だから」というのも立派な受験の動機です。
その気持ちがモチベーションとなって、受験勉強を一生懸命し、合格できたらきっと自信につながると思います。私がそうでした。
私は当時このレベルの資格を持っていなかったので、「あの有名な『宅建』とやらをとったどー!」とテンション爆上がりました。圧倒的な自信がつきました。
私は仕事には直接関係なかったし、私は会社から取れと言われたわけではなかったので、今年受験していたら、人によっては「自粛すべき」の範囲にいたかもしれません。
でも、私本人にとっては、自分自身の人生に繋がる大きな意味がありました。
受験しないで『もし今年受けていたらどうなっていただろう…』
と思って過ごす時間と、
受験して合格し、『自分でもやれば出来るんだ!』
という希望に満ちた時間を過ごす時間、一つをとっても大きな意味があります。
そういった個人的な心理状態も、十分に受験する理由になると思います。
ただ、受験すると決めたら、自分のために勉強を頑張ること(落ちたら落ち込むので)それが大切だと思います。
既に勉強されている人は絶対に受けるべき
既に勉強を始められている方は、私は絶対に受けるべきだと思います。
理由は以下です。
・感染のリスクは低い
・勉強のモチベーションを1年保つことは難しい
・取得するメリットはなるべく早く受けるべき
リスク対策について
一つ目の理由は感染リスクに関してです。
私は宅建試験はもちろん、行政書士、FP、社労士、カラーコーディネーター、危険物…と沢山の試験を受けています。会場も恐らく20会場以上訪れているかもしれません…(30かも)。
そんな私が思うに、試験会場は密閉気味ではありますが、密集度は(おそらく今年の場合は)低く、密接ではないと感じます。
教育機関などの教室を利用するので、まぁ「部屋」という意味で密閉空間ですが、おそらく10月という季節の試験では窓を開けて対応するでしょうし、もともとカンニング等不正行為の防止のため、ソーシャルディスタンスはある程度保たれています(前後については近距離ですが、皆一方方向を向いていますし、通常の間隔は1〜1.5m程度ですが今年はより距離をとる対応をすると思われます)
会場では私語は控えますし、試験が始まればもちろん試験監督以外私語厳禁です。
宅建試験は社労士試験のようにお昼休憩を挟むこともないので、飲食を伴うことによるリスクもありません。
ただ、受験者数が毎年20万人という大規模な国家試験なので、人間の人数でみればかなりの数が集まっています。
(でもそれも、田舎者の私からすれば、「東京に行ったときはこんな感じだったかも」という感じです。)
試験の前後、会場に必要以上に早く集まらない、いつまでも敷地内に居座らないことを徹底すれば、資格試験における感染リスクは少ないのではないかと思います。
勉強のモチベーションを1年保つことは難しい
これは受験者側の立場の意見になってしまいますが、勉強のモチベーションを1年保つことはかなり難しいです。
今現在のテンションを来年にそのまま持っていけるかといったら、そうでない場合も多くあります。
まず勉強したことはかなり忘れてしまいますし、本来受験しようとした動機が来年までモチベーションとなっているかも不安です。
私の個人的な話ですが、行政書士は3年で取得しましたが、社労士は諦めてしまい、結局取得には至りませんでした。
1年目は社労士を確かに取りたいと思っていたのですが、2年目(既に補助者として働いていました)で気持ちがかわり、勉強をしなくなっていました。
モチベーションでいえば、1年目の半分以下。その理由もあったのですが…省略します。
社労士という資格自体はすばらしい資格なので、ぜひ1年目に頑張っておきたかったなと思います。
1年後の自分を心から信じられるという人以外、ぜひ今年の受験をおすすめします。
取得するメリットはなるべく早く受けるべき
「宅建は合格すると自信がつく」という精神的な話は既にしました。それもメリットの一つです。
でも宅建を受験される方の中には、「仕事で使用する」「就職・転職に役立てたい」「ダブルライセンスとして取得したい」などさまざまな理由で受験される方も多いと思います。
宅建合格後のメリットはかなり目に見える形で現れます。
職場で資格手当がつく人は月に5,000円〜30,000円ほどの収入アップが見込めますし、不動産系に就職・転職されたい方にとっても、宅建を取得していることは大きなアドバンテージになります。
それが翌年になったらどうでしょう。
それらのメリットが得られないのは大きな損失ですよね…
私のようにただ「自信」という場合でさえ、人生の方向性に影響してくるかもしれないので、早ければ早い方が良いのです。
それに、来年も受験できるか、というとそれは誰にも約束できません。
第二派、第三派の懸念ももちろんありますが、個人的な生活でも、一年後も長い受験勉強の時間が確保できるかどうかはわからないものです。
できれば受験できるうちに、勉強できるうちに受験し、個人の利益を得るべきだと思います。
公告はリスクに配慮 みなさんは気にしないで
受験申込のお願いの赤字部分には「試験会場がかわるかもしれない」ということも書かれています。
というのは、20万人も受験すれば
「おいコラ、これじゃあソーシャルディスタンスが保たれてないやんけ」
「わたくし、この会場じゃあ受けられません。他の会場に変えて下さい」
などという人が出てきます。
これは、そういう人に
「いえいえここにちゃんと書いてありますでしょ」
というための文面だと思います。
つまり、「自粛してください」
というのも、「感染予防のありとあらゆる手段を使って試験を実地した」という対外的なリスク対策にも、どうしても必要だったのではないでしょうか。
万が一、感染者が出てしまった時のためでもあるということです。
実際、受験の必要がないという点数(10点台とか)で受験される方もいるのは事実ですし。
なので、
・既に勉強されている方
・これから勉強を始められるけれどもぜひ合格目指して頑張りたい
と思っている方は全く気にすることない言葉だと思います。
自分を信じて頑張ってください
今年は大変な年です。
勉強しても受験できるかわからなかった期間もあり、今でも本当に受験が実施されるのか不安の中で勉強をされていることと思います。
その分例年よりも、困難な試験であることは間違いありません。
そんななか勉強されてる皆さんは本当に素晴らしいです。
「合格点はどうなるの?」「試験会場は?」など不安も多くあるかもしれませんが、確実に実力をつけることができれば、必ず合格できる試験です。
自分を信じて勉強をするということは、いつの試験も、どの資格試験にとっても大切なことです。
資格取得に向けた勉強は無駄になることはありません。
みなさんも自分を信じて、目の前の勉強に一つ一つ取り組んでいったください。
私も頑張ります。