11月、ついに国家資格キャリアコンサルタント試験を受けてきました!
現在は12月の合格発表待ち。 今の率直な感想は……「書けたは書けたけど、とにかく自信がない」です。
「え、さわだまいライター名乗っているんだから論述(記述式)得意じゃないの?」と思われるかもしれませんが、はい、とんでもない。
むしろ「書く仕事」をしているプライドが邪魔をしたのか、試験の魔物に飲み込まれたのか……。
今回は、これから受験する方が同じ失敗をしないよう、私の当日の「冷や汗」と「やってよかった対策」を、時系列で赤裸々にレポートします。
前日~当日の朝:「リラックスしすぎ」は危険?良かった?
試験前日、私はなぜか義母の家に泊まっていました。 実は私は長野県に住んでいて、試験地を東京にしていたのです。そこで、夫の実家に宿泊させてもらっていました。
義母は1人暮らしなので、義母との1on1です。

夕飯は外食へ。優しくて面白い義母なので、2時間ほど楽しくおしゃべりしながら食事をして、「あれ?私、明日試験だよね?」と思うほどのリラックスモード。
しかし、その夜。 「ん? なんか喉がおかしい……」
急激な喉の違和感。 「まさか、このタイミングで風邪引いた!? 体調不良で不合格!?」
一気に恐怖が襲ってきました。そこからは持参していたのど飴を食べ、龍角散タブレットをひたすら舐めて、体調不良におびえながら布団へ。
私は緊張しぃなのでなかなか眠りにつけませんでしたが、23時から1度1時頃に起きて1時間ほど覚醒、その後5時半ごろまで眠れました(ロープレの日がとんでもなく眠れていないので、この日はこれでも眠れた方です。)
【教訓】
当日は、喉以外は元気でしたが、念のため終始マスクで過ごしました。 でもこれ、結果的に良かったです。感染対策はもちろんですが、マスクをしていると「自分の世界」に入り込めるので、周りを気にせず集中できました。
学科試験:「落ちた」と確信した昼休み
当日は午前に学科試験。2時間ほどあいて、午後に論述試験です。
午前中の学科試験。 手応えは……「最悪」でした。
「うわ、これ落ちたかも」
「学科だけは受かりたかったのに」
「実技もダメだったらどうしよう……」
そんなネガティブなことばかり考えてしまうのが、私の悲しい性。
どんよりとした気持ちを「切り替えなきゃ!切り替えなきゃ」の昼休みを過ごしました。
※ちなみに、帰りのあずさで震えながら自己採点をしたら5問間違い(9割正解)でした。 試験中の「ダメかも」という感覚は、本当に当てになりません! 今回は易しい試験だったらしいです。過去問もやり込んでいきましたが、過去問よりも難しく感じていました。
まいこれから受ける皆さんは、試験中に絶望しても絶対に諦めないでくださいね。
昼休憩の生存戦略:「公園ランチ」のススメ
お昼休み。これが結構重要です。 なんせ2時間も時間があきます。が、明確な受験生控室はありません。
多くの受験生は、会場となった大学の学食や、ベンチ、近くの飲食店へ流れていきました。


でも、田舎者の私は「人との距離が近い」のがどうしても気になってしまうんです。 周りから聞こえてくる「あの問題どうだった?」という会話も聞きたくない。
そこで私が選んだのは、会場から徒歩12~13分の公園。前日の下見で近くの公園を物色済みでした。


事前に買っておいたコンビニおにぎりを食べながら、論述のテキストをパラパラ。 遠くに子どもの声が聞こえる、静かな空間。 これでかなりリラックスできました。
HSP気質の方や、周りの空気に飲まれやすい方は、あえて会場から少し離れた「公園ランチ」、かなりおすすめです。
魔の論述試験:「長机」が揺れるたびに心が削られる
そして迎えた午後の論述試験。ここで事件(?)は起きました。
会場は大学の講義室によくある「長机」(きれいではある)。 3人掛けくらいの長い机です。
試験が始まって気づきました。 「隣の人が消しゴムを使うたびに、机がめっちゃ揺れる!!!」
隣の方が、頻繁に書いては消し、書いては消しを繰り返すタイプの方で、その振動がダイレクトに私の手元へ。 さらに、よく動く方だったので、視界の端で動くのも気になる……。
気が散って仕方がない!
でも後にX(Twitter)で呟いたら、先輩方から「あるあるですね」とリプをいただいたので、これはもう「運」と割り切るしかなさそうです。
ライターの誤算。「論点ズレ」の恐怖
私は普段ライターをしているので、「書くスピード」には自信がありました。 練習ではいつも25分くらいで書き終えていました。
でも、本番は違いました。
「本当にこの要約でいいのか?」 「読み間違えてないか?」
慎重になりすぎて、気づけば35分経過。 その後苦手な「問1」の要約を書き直しこれでまた7分経過。
一通り書き終わって見直しをしましたが、ここで新たな恐怖が。
「これ、そもそも論点がズレてないか……?」
誤字脱字なら直せる。でも、もし論点そのものがズレていたら、今からじゃ絶対に書き直せない。 見直せば見直すほど「これでよかったのか?」と迷子になり、最後は祈るような気持ちでペンを置きました。
これから受ける方へのアドバイス
今回、身をもって感じた「対策」をまとめます。
1. 早く書けるタイプの方へ
最初の「読解」に十分時間をかけてください。 読むのが早いと、思い込みで読み進めてしまいがち。読解での「解釈違い」=「死」です。(私は今も死んだ気でいます)ここは精神安定のためにも時間を使いましょう。
2. 最後まで書くのが大変なタイプの方へ
過去問を解いて、ある程度「解答の型(パターン)」を作ってしまいましょう。 過去問を解いていくと、解答の仕方が定まっていきます。「問1はこの書き出し。問3はこの方式」と決めておくだけで、時間は大幅に短縮できます。
3. 中途半端は一番怖い
私のように、過去問も解いたし「ある程度できる」状態だと、本番で「あれ、これでいいのかな?」と迷いが生じます。 やるなら、迷わなくなるまで練習量をこなして、本当の力をつけるべきでした。
私が使ったテキスト


私は、第24回~29回の過去問に加え、津田裕子先生の『キャリアコンサルタント論述試験にサクッと合格する本』を使いました。
この本は事例がたくさん載っていて、論点把握の練習に最適です。私は1周しましたが、正直「2周しておけばよかった!」と後悔しています。 問3の解答法などは先生によって違うので、色々な模範解答を見て「自分にしっくりくる型」を見つけてくださいね。
さいごに:この点数が、実技試験の命運を握る
実技試験は「論述」と「面接(ロープレ)」の合計点で決まります。 一般的に「論述で35点取れれば、面接はかなり楽になる」(それはそう)(足し算の問題)と言われています。
私もロープレの受験対策講座の先生から「みなさん、論述で35点取ってください!そうすればリラックスして受けられるから!」と言われていました。
それはそうです! でも……試験直後の私にとって、その言葉は逆に強烈なプレッシャーとなりました。
「論述でやらかしたかもしれない」
「じゃあ、面接で挽回しなきゃいけないの?」
ここから面接試験までの2週間、私はネガティブの沼に沈み、苦しむことになります。
そのお話は、また次回の「地獄のロープレ対策編」で! 12月の合格発表、一緒にドキドキして待ちましょう。












