まいこんにちは!資格好き主婦のまいです。
私は商社の事務員から社労士事務所補助者、フリーランスでWebライターを経験後、現在はWeb制作会社と就労継続支援B型事業所で働いています。
保育士・事務系資格も保有しており、キャリアコンサルタントの資格取得に向けて勉強中です。このブログでは主婦の資格・キャリアに関する情報を発信しています。
「子育てがひと段落したら、また働きたい」
「在宅でできる仕事を探している」
「何か資格を取って、キャリアを立て直したい」
30代・40代の主婦の方なら、こんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。
ところが最近、キャリアをめぐる状況が以前とは大きく変わりつつあります。
以前なら「どうやって職場に戻るか」「どの資格が有利か」という話が中心でしたが、今はもっと根本的な問いが浮かび上がってきています。
「そもそも、自分がやりたいと思っている仕事が、これからも世の中に存在するのだろうか?」
少し怖い問いかもしれません。でも、Web業界でAIと日々向き合っている私自身、これはリアルな話として感じています。今回はこのテーマについて、一緒に考えてみたいと思います。
以前の30代・40代主婦のキャリアの悩みとは?
少し前まで、30代・40代の主婦がキャリアについて悩むときの中心は「再就職できるか」「職場に自分の居場所はあるか」「仕事と家庭を両立できるか」といった内容でした。
収入の面では、できれば正社員で安定した給与を得たい。でも子育て中は時間に制約があるため、フルタイムは難しい。パートや時短勤務を選ぶと、キャリアが止まってしまうという悩みが生まれます。
この「キャリアが止まる問題」を表す言葉として、マミートラックがあります。
これは、出産・育児をきっかけに昇進や重要な仕事から外れ、単純作業や補助的な役割ばかりを任されるキャリアのルートを指す言葉です。本人が望まなくても、周囲の「お母さんだから無理させないように」という配慮によって、気づかないうちにキャリアが停滞してしまうことを指しています。



こうした「再就職・職場復帰・マミートラック・ワークライフバランス」が、以前の30代・40代主婦のキャリアの主な悩みでした。
これからはもっと大きな問題が出てきている
しかし今、キャリアをめぐる問題は一段と大きくなっています。
「再就職できるかどうか」よりも前に、「自分がやりたい仕事が、そもそもなくなってしまうかもしれない」という問題が出てきているのです。



その大きな理由が、AI(人工知能)の急速な進化です。
ChatGPTをはじめとするAIツールは、文章を書いたり、データを整理したり、画像を作ったり、翻訳したりといった作業を、あっという間にこなすことができます。
私自身もWebライターの仕事でも、Web制作会社の仕事でも、AIを日常的に使っていますが、数年前には「人間にしかできない」と思われていた作業が、AIでも十分に対応できるようになってきているのを実感しています。
特に影響を受けやすいのは「在宅・テレワーク系の仕事」
30代・40代の主婦が希望しやすい仕事として多いのが、「在宅でできる事務仕事」「テレワーク可能なオフィス系の仕事」「Web系のお仕事」などです。



私もテレワーク可能な仕事なため、ママ友たちに羨ましがられたこともあります。
ところが、こうした仕事こそ、AIがもっとも得意とする領域と重なっています。
たとえばSNSの投稿文を書いたり、動画の企画を考えたり、データを入力・整理したりといった作業は、AIツールを使うことで大幅に効率化できます。
私が働くWeb業界でも、「AIを使いこなせるディレクター(制作全体を指揮できる人)が1人いれば、以前は複数人でやっていた仕事が回る」という場面が増えてきています。
Webライターの仕事でも、AIで下書きを作ってから人が手を入れるスタイルが広まっています。「書くだけ」のスキルだけでは価格競争になってきており、AIを使って質と量を両立できる人が求められるようになってきています。
つまり、「時間の融通がきいて、自宅でできる仕事」を目指している人ほど、就職・転職の競争が今後さらに厳しくなる可能性があるということです。
では、「なくならない仕事」はどうなの?
一方で、「AIに仕事を奪われにくい職業」としてよく挙げられるのが、介護・保育・看護などの仕事です。
確かに、ロボットやAIの技術がいくら進んでも、高齢者や子どもと直接関わる仕事はすぐになくなることはないでしょう
コスト面や技術面の課題から、人の手が必要な場面はしばらく続くと言われています。また、これらの分野は慢性的な人手不足が続いているため、今後は待遇が改善される可能性もあります。
私自身、保育士資格を持っています。保育の仕事は「子どもの命を預かる」という性質上、マニュアル通りにいかない場面の連続です。その意味でAIやロボットに置き換えることは非常に難しい。一方で、書類作成や連絡帳の記入といった業務はすでにデジタル化・AI化が進んでいます。「人と直接関わる部分」は残り、「事務的な部分」は効率化されていく、という二極化が起きていくと感じています。
「なくならない仕事」=「自分がやりたい仕事」とは限らない
介護・保育・看護はとても大切な仕事です。しかし同時に、体力的にも精神的にも負担が大きく、現場に出向くことが前提となる仕事でもあります。
子どもが小さい時期や、自身の体力に不安がある場合など、「働きたいけれど、今の自分にはこの仕事は難しい」と感じる方もいるのではないでしょうか。



「なくならない仕事だから」という理由だけで選ぶのが正解かというと、そう単純ではないのが正直なところです。
キャリアコンサルタントの勉強をしている中でも感じることですが、「仕事が存在するかどうか」と「自分がその仕事をやりたいか・やれるか」は、別の問いとして丁寧に考える必要があります。
だから「今すぐ動き始める」ことが大切
こうして整理すると、なんだか暗い話に聞こえてしまうかもしれません。でも私は、そうは思っていません。
なぜなら、まだ間に合う部分があるからです。
AIを実際に使いこなせている人は、まだそれほど多くありません。
私の周りでも、AIツールの名前は知っていても「実際の仕事にどう活かすか」まで落とし込めている人は少ないと感じています。



ChatGPTやGeminiに「聞いてみる」ことはできても、実際に仕事に組み込み、効率化できている人はまだまだ少ない印象です。
動画制作やSNS運用などのWeb系の仕事も、「AIを使いこなせるディレクター」は不足しており、今から学び始めれば十分に追いつける可能性があります。
「完璧に学んでから」では遅い
ここでひとつ大事なことをお伝えしたいのですが、「しっかり学んでから、準備が整ったら始める」という考え方は、今の時代には合っていないと私は感じています。
なぜなら、世の中の変化があまりにも速いからです。完璧に準備してから動こうとしている間に、状況がどんどん変わってしまいます。
私自身、Webライターとして在宅ワークを始めたとき、最初から完璧なスキルがあったわけではありません。書きながら学び、仕事をしながらスキルを上げていくスタイルで、少しずつ形にしてきました。今も、AIツールを使いながら日々アップデートしている最中です。



性格上、しっかり準備して始めたい思いもありましたが、それでは何も変わらないと頑張って手を出してみました。
大切なのは、「学びながら動く」こと。
勉強しながらでも、少しずつ収入につながる行動を同時に起こしていくことです。
これはWeb系の仕事だけに限りません。社会保険労務士(社労士)や行政書士など、取得に時間のかかる資格を目指している場合も同じです。
たとえば、資格の勉強をしながら、同時に実務を覚えられる事務所でアルバイトや補助として働き始める。
あるいは、資格を取ったあとにどの分野で活躍したいのかを、今のうちから少しずつ調べておく。
「勉強が終わってから考える」ではなく、「勉強しながら、その先を見据えて行動する」ということです。



私はXで新しい1歩を歩み出された方にインタビューを行っていますが、みなさんとにかく「行動」に起こすという共通点がありました。
キャリアコンサルタントの学習の中では、「キャリアは計画通りにいかないことの方が多い」という考え方(計画的偶発性理論)が出てきます。大事なのは完璧なキャリアプランを立てることではなく、動きながら機会をつかんでいく姿勢だ、ということが理論としても裏付けられています。
変化の波を乗り越えるための「自分の軸」
状況は刻一刻と変わっています。どんなに優れたスキルを持っていても、世の中の変化に合わせてアップデートし続けることが必要な時代です。



だからこそ、変わらないものを自分の中に持っておくことが大切だと私は思っています。
「何から始めたらいいかわからない」「やりたいことはあるけど、本当にこれでいいのか自信がない」という方は、まずここから始めてみてください。
自分は何を大切にしたいのか。どんなことに喜びを感じるのか。人生において、何がテーマになっているのか。——こうした「自己理解」が、これからの時代の羅針盤になります。
自己理解とは、自分の強みや価値観、大切にしたいことを言語化することです。キャリアコンサルタントの勉強をしている中でも、この「自己理解」が、すべてのキャリア相談の出発点になっていることを日々実感しています。
自分の軸がわかっていれば、世の中がどう変わっても「大きな方向性」を見失わずに済みます。そこに仕事や世の中についての知識が加わっていけば、「自分には選択肢がたくさんある」「どうにでもなる」と思えるようになってきます
これからの時代、30代・40代の主婦にとってのキャリアは、以前より複雑になっています。でも、自分のことをよく知っている人は強い。どんな時代であっても、自分の軸を持って動ける人が、しなやかに生き抜いていくのだと私は信じています。
まずは「自分が何を大切にしたいか」を考えることから、一緒に始めてみませんか?






