ビジネス実務法務検定ってどのくらい難しいんだろう?「簡単」って聞いたり、「結構難しい」って聞いたりするよ。
独学で合格可能なのかな?
ビジネス実務法務検定は、そこまで難しい試験じゃないよ。
だけど2023年から出題形式がかわり、難易度が変化したので要注意。
こんにちは!資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
私は行政書士、宅建、FP、カラーコーディネーター、簿記3級、ビジネス実務法務検定2級など15種類の資格を持つ資格好き。
学生時代の偏差値40台、主婦の立場から、記事寄稿やブログなどで資格試験のノウハウを発信しています。
- ビジネス実務法務検定の合格率が下がった!
- 出題形式の変化により問題が難化傾向
- 2024年度以降の試験対策は?
- ビジネス実務法務検定の効率的な勉強法
2024年の試験日程も確認しておこう!
ビジネス実務法務検定試験2級3級IBT/CBT共通 | 申込期間 | 試験期間 |
---|---|---|
第55回 | 2024年5月17日(金)~5月28日(月) | 2024年6月21日(金)~7月8日(月) |
第56回 | 2024年9月20日(金)~ 10月1日(火) | 2024年10月25日(金)~ 11月11日(月) |
ビジネス実務法務検定の合格率が下がった!
ビジネス実務法務検定の合格率は、2022年度に比べて2023年度にガクッと下がりました。
2023年度試験結果(全国分)をご覧ください
シーズン・試験回 | 級 | 受験者数(人) | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 |
第1シーズン第53回 | 2級 | 6,037 | 5,218 | 1,523 | 29.2% |
3級 | 8,027 | 7,344 | 3,511 | 47.8% | |
第2シーズン第54回 | 2級 | 7,301 | 6,351 | 2,455 | 38.7% |
3級 | 8,999 | 8,259 | 4,392 | 53.2% | |
2023年度合計 | 2級 | 13,338 | 11,569 | 3,978 | 34.4% |
3級 | 17,026 | 15,603 | 7,903 | 50.7% |
2022年度試験結果(全国分)
シーズン・試験回 | 級 | 受験者数(人) | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 |
第1シーズン第51回 | 2級 | 5,040 | 4,249 | 2,246 | 52.9% |
3級 | 7,370 | 6,261 | 5,866 | 86.7% | |
第2シーズン第52回 | 1級 | 603 | 481 | 43 | 8.9% |
2級 | 6,392 | 5,549 | 2,807 | 50.6% | |
3級 | 7,955 | 7,307 | 5,866 | 80.3% | |
2022年度合計 | 1級 | 603 | 481 | 43 | 8.9% |
2級 | 11,432 | 9,798 | 5,053 | 51.6% | |
3級 | 15,325 | 13,568 | 11,293 | 83.2% |
2022年度は、だいたい例年通りの合格率でした。2級は約50%の人が合格。3級にいたっては80%以上の人が合格する試験だったのです。
しかし、なんと2023年度は2級で約20%弱、3級で30%以上も合格率が低下。合格率は2級が34%、3級が50%になってしまいました。
一体どうしてこんなことに……
出題形式の変化により問題が難化傾向
ビジネス実務法務検定は、2023年度に出題形式が変更になったために、試験の難易度がぐんと高くなりました。
具体的には、2023年度の試験から、
・正誤問題
・4肢択一式問題
がなくなりました。
①正誤問題は4択に変更(2つの問題に対して、片方だけ正しい、両方正しい、両方誤りの4択)
②4肢択一式問題は4択の正誤の組み合わせを回答する6択、もしくは8択問題に変更
③穴埋め問題はなく2つの問題文のどちらが正しいかを選択する問題に変更
たとえば、①の正誤問題が4択になった件について。学習内容がしっかりと頭に入っていなくても、単純な正誤問題では、50%の確率で解答することができます。それが4択になれば25%の確率へと下がってしまいます。
また、4肢択一であっても消去法で2択くらいまでにはしぼれるもの。しかし、1つ1つの選択肢の正誤となると、あてずっぽうや曖昧な知識ではなかなか正答できません。
③の穴埋め問題については、キーワードの方が暗記できる人と文章の正誤の解答が得意な人とに分かれますが、①、②のポイントだけを見ると、解答が確実に難しくなったと言えます。
さらに、問題自体も現場思考を求められる論点の問題が多い傾向でした。
問題そのもののレベルが上がっていること、そして何より出題形式が大きく変更されたことで、試験の難易度が上がってしまったようです。
2024年度以降の試験対策は?
試験対策については、特に特別なことが必要なわけではありません。
出題方式がかわったことにより、内容を確実に理解し、正誤で問われやすいポイントについて重点的に学習していくことが大切ですが、選択式は選択式であるので、とにかく学習の精度を上げていくことにはかわりないのです。(例えば、論文形式や文書作成などがある場合は、別個の学習が必ず必要です)
ビジネス実務法務検定は、暗記系の資格試験であり、問われるポイントが限られているので、重要箇所をとにかく間違えないようにしましょう。
2024年度版テキストも続々登場
ビジネス実務法務検定試験は、主催する東京商工会議所より公式テキスト・問題集が出されています。
難易度も上がって、しっかり勉強することが必要になったので、公式テキストを使い、じっくり学習するのが王道の試験突破スタイルになります。
しかし2024年は、公式テキスト・問題集や新しい出題形式に対応した市販テキストも続々出版されています。2024年6月の試験シーズンに先駆けて、2月3月ごろには各社テキストが出そろうでしょう。
難易度が高くなったとは言え、出題のポイントを押さえる学習方法はかわりありません。公式テキストでも市販テキストでも、書かれているポイントをしっかり覚えれば、合格を手に入れることができます。
公式・市販のどちらのテキスト・問題集でも合格可能ですが、古い過去問や問題集だけでの学習はおすすめしません。過去問だけでは、対策が難しくなっているためです。
3級であれば簡単に取得できると思わず、テキスト・問題集を購入して学習しましょう。
対策は独学でも可能
難化したとは言え、ビジネス実務法務検定の対策は独学で十分可能です。
公式のテキストや問題集が発売されていることからも、ビジネス実務法務検定2級、3級は独学での取得を想定された資格です。
特に、
・学生時代勉強が得意だった人
・教科書や市販テキストから自分で試験対策をしてきた人
は、独学での学習が向いています。
費用も安価で自分のペースで勉強ができることから、独学で負担なく合格することも可能でしょう。
2級受験の方、不安な方は通信講座の利用もオススメ
ビジネス実務法務検定2級を受験される人、試験対策が不安な方は通信講座の利用もおすすめです。
通信講座では、出題傾向の対策はもちろん、プロの講師陣が詳しく解説する動画があるなど、より理解度が高まる学習ができます。
2級に関しては、2022年度は2人に1人は合格していましたが、2023年度では3人に1人合格できるレベルまで難易度も高くなっています。
特に受験経験が少ない人、絶対に一発合格したい人は通信講座の利用がオススメ!独学で学習するよりも費用はかかりますが、充実した内容と学習効率の良いプログラムで、より確実に合格を目指していくことができます!
イチオシはスタディングのビジネス実務法務検定講座
スタディングのビジネス実務法務検定講座
問題もスマホ、PCなどオンライン上でできるので、どこでもちょっとした時間があれば勉強できます。私は今、アプリでもネットでもスマホ学習が大好きです。
通信講座の中ではリーズナブルなのも魅力的で、価格は19,800円(2、3級セットコース)3月31日(日)までキャンペーンにつき16,500円。公式テキストや問題集がお高めのビジネス実務法務検定なので、費用面でもそこまで大幅な違いは感じられません。
登録30秒でスグはじめられる無料お試し講座もあるので、気になる方はぜひ一度試してみてくださいね
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私も別の講座を申し込もうか迷っていて、無料お試し講座を受講してみました。少しでも検討されている方はぜひ試してみてください。無料で講義の視聴、いろいろな機能が試せて受講のイメージがつかめます!
ビジネス実務法務検定の難易度は上がったけれど、独学対応可能
ビジネス実務法務検定の試験難易度は2023年度の出題形式の変更になり、ぐっと上がりました。
より内容を正確に記憶し、試験で実力を発揮できるよう問題演習に励むことが必要です。
しっかりとした学習は必要になりますが、独学が不可能なわけではありません。公式テキストや公式問題集を利用し、学習をすすめていきましょう。
ただし、勉強に苦手意識がある人、効率良く学習したい人、絶対に一発合格したい人は通信講座の利用もおすすめです。
自分に合った学習方法を実践し、ぜひ合格をつかみとってくださいね!