「ITパスポートって、事務職にも役立つの?」
「パソコン苦手だけど、履歴書に書ける資格が欲しい…」
そんなあなたに向けて、資格マニア主婦である私が「事務職×ITパスポート」について本音で語ります。
- ITパスポートってどんな資格?
- 本当に事務職で評価されるの?
- どんな人におすすめ?
実際に私が働く現場でも「持っててよかった」と感じた場面がある一方で、「過信は禁物だな」と思う瞬間もありました。この記事では、その両面をリアルにお届けします!

資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
行政書士、宅建、FP2級、簿記3級、カラーコーディネーター、色彩検定2級、福祉住環境コーディネーターなど15種類の資格を持つ資格好き。
事務歴は2社10年。
現在はライターとWeb制作会社でのパートを兼業中。
- ◆ ITパスポートってどんな資格?1分でわかるシンプル解説
- なぜ今、事務職にITパスポートが注目されているのか
- ITパスポートは事務職に役立つ?【体験ベースで語ります】
- ITパスポートの勉強はスマホでOK!スキマ時間に学べる通信講座がおすすめ
- ITパスポートは事務職にこそおすすめな資格!理由3選
- ITパスポートが“評価される人”と“されにくい人”の違い
- どんな人にITパスポートがおすすめ?
- ❓よくある質問(FAQ)
- 事務職はITの基本知識×Word・Excelなどoffice製品の技能があるとさらに強い
- 事務職は簿記とのかけ合わせで、採用率がアップ
- さらに生成AIの知識があると、一歩秀でた存在に
- ITパスポートの概要
- ITパスポートの合格率
- ITパスポートの勉強法
- ITパスポートは事務職にもおすすめ
◆ ITパスポートってどんな資格?1分でわかるシンプル解説
ITパスポートは、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施する国家資格です。「ITに関する基礎知識を証明できる」という点で、事務職など非エンジニアの方にも広く活用されています。
- 試験範囲:経営、管理、技術の3分野(ストラテジ・マネジメント・テクノロジ)
- 試験時間:120分、CBT方式
- 合格率:約50%前後
特徴は「IT用語を知らない人向け」でも学びやすい構成と、国家資格ならではの信頼性。企業の研修にも導入されており、社会人の基礎資格として注目されています。
▶ 公式情報はこちら → IPA公式サイト(ITパスポート)
なぜ今、事務職にITパスポートが注目されているのか


デジタルトランスフォーメーション(DX)の波が全業界に押し寄せる中、事務職の仕事内容も大きく変化しています。



ひと昔前から、「パソコンができなければ事務職は難しい」と言われていましたが、今では基礎的なパソコン知識だけでなく、最低限のIT知識も必要となってきています



これからは、さまざまなツールや生成AIの知識も必要となってくるよね
従来の事務作業に加えて、ITツールの活用が必須となっている現代、ITパスポートは事務職の方々にとって、キャリアの可能性を広げる重要な武器となっているのです。
ITパスポートは事務職に役立つ?【体験ベースで語ります】
私はWeb系の事務サポートとして働いていますが、「あ、この知識、ITパスポートで勉強したやつだ!」という場面がけっこうあります。
たとえば…
- セキュリティの考え方(パスワード管理やフィッシング対策)
- ネットワークやクラウドの基本用語
- 業務改善に役立つシステム思考(RPAやデータベースのイメージ)
これらは、実際に社内や顧客とのやり取りで登場します。「意味がわからない用語が減るだけでも、会話についていける感覚がアップします!」
ITパスポートの勉強はスマホでOK!スキマ時間に学べる通信講座がおすすめ
とはいえ、勉強する時間を確保するのって、正直むずかしいですよね。
私も子育てや家事、パートの合間に勉強していたので、「まとまった学習時間が取れない…」と何度も挫折しかけました。
そんなときに便利だったのが、スマホだけで完結できるスタディングの通信講座です。
アプリ感覚で操作できて、動画や一問一答もスキマ時間にサクサク学べるから、「今日は5分だけ!」でも前に進める安心感がありました。
特に、電車移動・寝かしつけ後・料理中の待ち時間など、「ながら勉強」がしやすいのが最大のメリット。
紙のテキストだけだと続かないタイプの人にこそ、スマホ学習はおすすめです。



「ITパスポートってちょっと気になるけど、時間も気力も足りない…」
そんなあなたにこそ試してみてほしいのが、スマホだけで学べるスタディングの通信講座です。



公式テキストを読み込むよりも、動画やクイズ形式でサクサク進められて、3日坊主さんでも続けられるよ
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ITパスポートは事務職にこそおすすめな資格!理由3選
ITパスポートは、事務職にこそおすすめの資格です。
その理由は3つ
・IT知識があることのアピール材料になる
・業務の効率が上がる
・評価につながる
順番にみていきましょう。
IT知識があることのアピール材料になる


ITパスポートは、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野を学ぶ資格です。ITの基礎知識を幅広くまんべんなく学べる国家資格のため、取得すればITの基本的な知識があることが証明されます。
エンジニアやシステムのマネジメント業など、ガチガチのIT業界に就職・転職希望の場合はたしかに、「ITパスポートなんて持っていても意味ない」「学生がとる資格」などといわれてしまうかもしれません。しかし、IT以外の業界やIT業界でも事務職など、正面からのITの職につかない場合は十分にアピール材料になります。
合格率が50%と、難しくはないですがきちんと学習しないと落ちてしまうレベルであることも重要。試験を知っている人であれば、多少の努力ができる人だなと評価してもらえます。
業務の効率が上がる


事務職は、パソコンを使用する業務や、顧客や取引先、部署間での情報をやり取りする場面が多く、多少のIT知識、情報セキュリティへの関心が求められる職種の1つです。
ITパスポートを取得することで、ITリテラシーが上昇し、問題のない基本的な対応を取れるようになるでしょう。
また、ITパスポートをきっかけにさまざまなITツールの知識を得れば、業務の効率化が可能です。
業務を早く楽に終わらせるようになれたり、精度の高い仕事がたくさんできるようになれたりすることが期待できます。
評価につながる


ITリテラシーの低い企業だと、基本のIT知識があるだけで解決できる問題も出てきます。例えば、上司がセキュリティの知識が少なく困っていた場合。セキュリティの基本を教えるだけで重宝されるような場面も出てくるでしょう。
ITパスポートから興味を持ち、パソコンやネットワークについての知識を得れば、それだけで部署から頼りにされ、評価につながることもあります。



職場もIT化は年々進んでいますが、戸惑いが多い企業が多いのも現状です。



多少のIT知識も、場所によっては重宝されて役に立つんだね
ITパスポートが“評価される人”と“されにくい人”の違い
正直に言うと、「ITパスポート持ってれば転職に即有利!」…というほどではありません。でも、「事務+ITリテラシーがある人材」として評価されるパターンはあります。
・未経験だけど、PC操作に前向きであることを伝えたい人
・書類作成やツール操作が多い職場(Excel、チャットツールなど)
・小規模事業所でマルチタスクが求められる職場
【評価されやすい人】
・実務経験が豊富で、すでにスキル証明ができている人
・専門性の高いIT職を目指している人(別の資格が必要)
どんな人にITパスポートがおすすめ?
おすすめタイプ | 理由 |
---|---|
パソコン操作に苦手意識がある人 | 学習を通してPC用語に慣れられる |
事務職を目指す未経験者 | 履歴書で「勉強してる感」をアピールできる |
子育て中・ブランク明けの主婦 | 学習時間が少なめで取りやすい資格 |
AI時代に置いていかれたくない人 | ITリテラシーの基礎として再評価されている |



昔は“事務=紙と電話”ってイメージだったけど、今やツールやシステムと向き合うことの方が多いのよね



つまり、事務職だって“ちょいIT”できる方が得するってこと?



さわだまい「そう!ITパスポートはその第一歩にちょうどいいんだよ!
❓よくある質問(FAQ)
Q1. ITパスポートは就職や転職に有利になりますか?
A. 単体では大きな武器にはなりませんが、「ITに理解がある」ことを示す材料にはなります。
特に非エンジニア職(事務・営業・総務など)で、「ITに苦手意識がない人材」としてプラス評価されることがあります。
ただし、実務経験や他のスキルと掛け合わせてこそ効果的です。
Q2. 主婦や未経験者でもITパスポートは取れますか?
A. はい、独学でも十分合格可能です。
試験範囲は広いですが、専門的な計算やプログラミングの知識は不要。
YouTube解説や無料アプリ、公式テキストなども充実しており、すき間時間を活用すれば十分対応できます。
子育て中の私でも、3週間で合格できました。
Q3. どんな人にとって、ITパスポートは「意味がある資格」ですか?
A. 以下のような人には、特に意味のある資格になります:
- ITに苦手意識があるが、これから慣れていきたい人
- 社内のIT導入やツール選定などに関わる可能性がある人
- 就職・転職で「勉強している姿勢」を見せたい人
- ChatGPTなどのAIツールを使いこなしたい人(←意外とここ大事!)
Q4. 逆に、ITパスポートは取らなくてもいい人っていますか?
A. はい、すでに実務でITに慣れている人や、より専門的な資格を目指している人には不要かもしれません。
たとえばプログラマー志望なら、基本情報技術者試験などの方が適しています。
「基礎の基礎」である点を理解した上で選びましょう。
Q5. 試験は難しい?落ちる人もいますか?
A. 合格率は50%前後なので、対策なしでは落ちる可能性もあります。
「広く浅く」出題される分、苦手分野を放置すると危険です。
でも大丈夫、しっかり対策すれば大人でも、主婦でも、子育て中でも合格可能!
おすすめの参考書やアプリも、記事の別ページで紹介予定です。
Q6. ITパスポートはどれくらい勉強すれば合格できますか?
A. 目安としては40〜60時間程度。
毎日1〜2時間勉強すれば、1ヶ月以内でも合格可能です。
私の場合、すき間時間を活用して約3週間で合格しました。
事務職はITの基本知識×Word・Excelなどoffice製品の技能があるとさらに強い
事務職は、IT知識がないよりあった方が断然有利です。就職・転職はもちろん、業務においてもたくさんの仕事をこなしながら、ミスを減らすことが可能。評価されたり自分も楽ができるようになれたりします。
おすすめは、ITパスポートなどのIT基礎知識+Word、Excel、PowerPointなどのofficeの知識を得ることです。資格でいえば、MOS(Microsoft Office Specialist)。
企業では、まだまだWordやExcelを使ったり、使いこなすことで業務が簡略化する場面が多数あります。「office製品のプロ」とまではいかなくとも、基礎的な知識+便利な方法がわかるだけで、最強のスキルとなることも。
事務職は簿記とのかけ合わせで、採用率がアップ
さらに、日商簿記3級の取得で、事務職への採用率アップが期待できます。
とくに中小企業の場合、経理事務でなくとも、多少の経理知識が必要な場面や経理事務を兼任するような業務が発生することがあります。その場合に、簿記3級を持っていると経理の基礎知識を持っていると判断され、評価につながります。



簿記2級までないと……と言われることもありますが、そもそも簿記を持っていない人も多いです。
社会人になり、簿記3級を取得するやる気だけでも評価されます!
ITパスポート、MOS、日商簿記は、どれか1つでも役に立つ資格ですが、組み合わせることで事務職に求められる多様なスキルを持っていること、対応できる柔軟性をアピールでき、即戦力となる人材であると採用担当者に訴えることが可能です。


3つの資格を持つ人はなかなかいないため、転職市場での競争力は高まります。1つ1つの資格の難易度はそう高くないため、仕事をしながらでも目指せるのも魅力的。



自分の価値を上げていきたい方はぜひこのスキルセットを意識してみてください。



手放したくないくらい、貴重な存在になれる!
さらに生成AIの知識があると、一歩秀でた存在に
近年、ChatGPTやClaudeなどの生成AIが急速に普及し、ビジネスシーンでも活用が進んでいます。ITパスポートで得た基礎知識に加えて、生成AIの知識があると、事務職としてさらに価値のある存在となれます。



生成AIを多少勉強するだけで、以下のことが可能になります
- 議事録作成の半自動作成
- メールの下書き作成
- 定型文書のテンプレート生成
- エクセルとの連携で、マクロなどもノーコードで作成できる
- レポート作成の質と速度の向上
さらに、AIを使いこなし以下の知識も得られれば、「事務」を超えた企業に必要で優秀な人材へとステップアップも可能です。
- 企画書のアイデア出し
- プレゼン資料の品質向上
- 機密情報の適切な取り扱い
- AIへの入力データの選別
- 出力結果の検証と確認
ITパスポートの知識をベースに生成AIの活用スキルを身につけることで、単なる事務職から「デジタル時代のスペシャリスト」へと進化することができます。企業のデジタル化が加速する中、このスキルの組み合わせは、あなたのキャリアを大きく飛躍させる可能性を秘めています。
ITパスポートの概要


項目 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料 | 5,700円(税込) ※クレジットカード、コンビニ払い |
申し込み方法 | インターネット IPA公式サイトより申し込み |
試験会場 | 47都道府県110会場 |
試験日程 | 会場によって異なる |
試験形式 | CBT方式 (全国のテストセンターのコンピュータを使用した試験) |
出題形式 | 四肢択一 |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 100問 |
合格基準 | 全体で60%以上 ・ストラテジ系分野 ・マネジメント系分野 ・テクノロジ系分野 各分野で30%以上 |
合格率 | 約50% |
ITパスポートは、2009年から開始された国家資格です。
かつてはIT業界向けに「初級システムアドミニストレータ試験」というものがありましたが、より広く全ての社会人に向けた基礎的なIT知識を身に着ける試験として誕生しました。



IT系の国家試験で、共通知識を問う入門編の資格になっています



ITパスポートを足掛かりに、情報処理技術者の難関試験にも挑戦していけるよ
試験は120分、CBT方式という試験会場に置かれたPCを使用して解答する試験方式で、マウスで4つの中から正答と思うものを選ぶ「四肢択一」の問題です。
1000点満点中600点以上、各分野300点以上(各分野の満点を1000点とする)の得点で合格します。
総合評価点 | 600点以上/1000点(総合評価の満点) | |
分野別評価点 | ストラテジ系 | 300点以上/1000点(分野別評価の満点) |
分野別評価点 | マネジメント系 | 300点以上/1000点(分野別評価の満点) |
分野別評価点 | テクノロジ系 | 300点以上/1000点(分野別評価の満点) |
ITパスポートの合格率
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成28年(2016年) | 77,765 | 37,570 | 48.3% |
平成29年(2017年) | 84,235 | 42,432 | 50.4% |
平成30年(2018年) | 95,187 | 49,221 | 51.7% |
令和元年(2019年) | 103,812 | 56,323 | 54.3% |
令和2年(2020年) | 131,788 | 77,512 | 58.8% |
令和3年(2021年) | 211,145 | 111,241 | 52.7% |
令和4年(2022年) | 231,526 | 119,495 | 51.6% |
令和5年(2023年) | 265,040 | 133,292 | 50.3% |
ITパスポートの受験者数は年々増えてきています。



令和5年度は26万人が受験。人気の国家資格となっています。
合格率は50%前後と、難しい試験ではありません。
ITパスポートの勉強法
ITパスポートは、独学で取得可能です。
勉強法はテキストと問題のアプトプットを繰り返す、通常の方法でOK。お気に入りのテキスト1冊と、Webサイト、アプリ「過去問道場」の併用がおすすめです。
過去問道場はスマホでサクッと過去問を解答でき、正答率まで出る超優秀サイト。毎年受験生に人気です。
ぜひ1度は目を通してみてください。スキマ時間の利用で、効率良く勉強できますよ。



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ITパスポートは事務職にもおすすめ
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それでは、また。どこかの記事でお会いしましょう!