社労士補助者の仕事内容とは?2年働いた元補助者が実体験で解説【未経験OK】

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「社労士事務の求人が出てたけど、どんな仕事するの?」
「社労士補助者ってどんな職種?未経験でも大丈夫?」

そんな疑問にお答えします。

まい

こんにちは!まいです

私は社労士補助者として、社労士法人に2年間勤めていました。そんな私が、社労士補助者の仕事内容を実体験ベースでまとめます。

先に結論だけお伝えすると、社労士補助者の仕事はこんな感じです。

社労士補助者の仕事内容(結論)

・メインは社会保険・労働保険の手続き書類の作成と提出代行
・顧問先の給与計算などのアウトソーシング業務も担当
・繁忙期は4〜7月(年度更新・算定基礎届の時期)
・マニュアル化できる仕事が中心なので、未経験でもOK

・社労士補助者って何者?(むしろ社労士の仕事がいまいちわからない)
・社労士補助者の仕事内容

が知りたい人はぜひチェックしてみてくださいね。

記事を書いている人
まい

資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
行政書士、宅建、FP2級など20種類の資格を持つ資格好き。
社労士法人に補助者として2年勤務し、手続き・給与計算・年度更新などを担当していました。

この記事でわかること

社労士補助者ってどんな人?

まず社労士補助者って何者?

社労士補助者とは文字通り、国家資格の社会保険労務士の業務を補助する人です。

社会保険労務士は社会保険や労働保険について、手続きを代理・代行したり、労務関係について相談・指導を行う法律家です。

社労士事務所は

・独立開業している社労士先生一、二名の小さな事務所
・社労士や補助者が10名以上といった大きな事務所

など規模もさまざまです。

補助者は一人の先生につくこともあれば、グループで一人一人顧客や業務を担当することもあります。

社労士補助者にはどんな人がいる?

社労士補助者として働く人に多いパターンは以下の3つです。

・主婦など女性のパート
・社労士試験の受験生
・専業の補助者(サラリーマン)

書類の作成や電話応対など事務的な仕事が多いため、特に個人事務所では主婦等の女性のパートの方が多いです。

一方で、社労士受験生で受験勉強をしながら実務を学びたいという人もいます。かくいう私もその一人。

また、将来社労士になりたいというわけでもなく、専業で社労士補助者として働く人ももちろんいます。

私が働いていた30名程の社労士事務所でも、社労士試験の受験生もいれば、特に社労士になることを目的としない主婦のパートの方、正社員として専業で働いている方もいました。

社労士事務所って何するところ?

社労士事務所の仕事内容

社労士事務所は主に企業などと顧問契約を結び、社会保険・労務関係の業務を請け負います。

業務内容は法律により定められていて、大きく

1号業務(社会保険や労働保険の書類作成・提出代行)
2号業務(帳簿書類の作成)
3号業務(人事コンサルティング業務)

とわけられます。

まい

業務の内容については↓の表に記しました

ブログ案内犬しろちゃん

さらっと流し見で大丈夫です

1号業務(各種手続き書類の作成・提出代行)

  1. 雇用保険の申請や給付の手続き
  2. 社会保険の申請や給付の手続き
  3. 労働保険の加入の手続き
  4. 労働保険の年度更新の手続き
  5. 社会保険の算定基礎届の作成
  6. 助成金の相談・申請代行
  7. 就業規則・雇用契約書等の作成
  8. 賃金、退職金、企業年金制度の構築 など

2号業務(帳簿書類の作成)

  1. 労働者名簿の作成
  2. 賃金台帳の作成 など

3号業務(コンサルティング業務)

  1. 人事、雇用など労務に関する相談、顧問
  2. 賃金管理についての相談や指導
  3. 労務トラブル・リスクへの対策、相談、指導
  4. 社員教育・社員研修 など

このほかにも個人、または行政を相手に

・年金に関する相談・代行
・労働に関する相談・紛争代理(特定社会保険労務士)
・ハローワークや街の年金相談センターの相談

といった業務もあります。

社労士補助者の仕事内容は?

社労士事務所の中で、社労士補助者はどんな仕事をするのかご紹介します。

メインの仕事は1号2号業務

社労士補助の仕事のメインは、社労士業務のうち1号2号業務、つまり各種手続きや帳簿の作成などの、書類の作成または提出代行などです。

たとえば

・社員の入退社時の加入・喪失手続き
・雇用保険の育児休業給付金の申請や健康保険の傷病手当金の申請
・労災の申請
・新しく会社を設立した場合の各種保険の設置・成立手続き
・助成金の申請

などを行います。

まい

企業でいうと、総務や人事の人がやってくれるような仕事を代行するよ

大きな仕事は労働保険の「年度更新」と社会保険の「算定基礎届の提出」

手続関係で最も大事(というか大がかり?)な仕事は

・労働保険の年度更新
・社会保険の算定基礎届の提出

です。

まい

それぞれこんな感じの仕事です

労働保険の年度更新とは
その年の予定賃金総額から一年の概算保険料を仮納付する手続き
概算保険料の金額を出すために顧客から賃金のデータをお借りし、それをもとに計算します

社会保険の算定基礎届とは
社会保険料の標準報酬月額の見直し作業(=定時決定)のための届け出
直近の報酬額のデータから計算します。

年度更新も算定基礎届も提出期限が初夏に集中するため、4月〜7月あたりが社労士補助者の繁忙期になります。

まい

この時期が大変になりやすくて、忙しい事務所だと残業続きになってしまうこともあるよ

ちなみに、私の勤めていた事務所は当時補助者6人で回していて残業になってしまっていたのですが、今では10人いるらしく、そんなに大変でなくなったようです(ヨカッタ…そして羨ましい…)

書類の作成には、さまざまな作業が付随します

こうした書類を作成するためには、さまざまな作業が付随します。

たとえば、

・顧問先へ手続きに必要な資料(被保険者の履歴書や以前の雇用保険被保険者証、設置・成立の場合は登記の写しなど…)の提供を依頼する
・書類の作成中に問題があれば再度連絡、関係機関(年金事務所やハローワークなど)に問い合わせをする
・電子申請や郵送などで申請手続きをする

といったことです。

ちなみに、こういった書類の提出は、現在ほとんどの事務所が電子申請で行っています。郵送や直接申請に向かうケースは少ないです。

ブログ案内犬しろちゃん

電子申請ってどうやるの?よくわかんないんだけど…

まい

電子申請については、基本的なパソコン操作ができればすぐに慣れるので大丈夫だよ

電子申請は、社労士業務専用のソフトや、政府の電子申請の総合窓口「e-Gov」のページから行います。マニュアル化されていることが多いので、基本的なパソコンの操作(入力など)ができれば誰にでも対応可能です。

顧客の給与計算や年末調整等

上の社労士業務の内容のほかに、顧客の給与計算や年末調整等のアウトソーシングも社労士補助者の業務に含まれます

給与計算は独占業務ではないので、顧客はどこにでもアウトソーシングで依頼することができます

顧客が給与計算を社労士にアウトソーシングするメリットは、社労士であれば入退社の手続きから年度更新や算定基礎届まで、賃金のもとのデータ等を送れば一括で済むことです。

給与計算については、

顧客から従業員のタイムカードなどの勤怠データをいただき
→それをもとに給与計算ソフトを使って給与明細や給与一覧表を作成
→できあがったデータを経理担当者に渡す、という流れでした。

近年はクラウド型の労務・給与計算ツールの導入が一気に進み、勤怠データの取り込みや明細の発行が自動化されている事務所も増えました。とはいえ中小企業の顧問先には今も驚くほどアナログなところが多く、紙のタイムカードと格闘する仕事も残っています。

まい

応募する事務所がクラウドツールを導入しているかどうかで、仕事の大変さはかなり変わります。求人票に「SmartHR」「freee」などのツール名が書いてあるかはチェックポイントですよ

お茶出し、事務作業なども

社労士補助者の業務は、手続き業務や給与計算をメインとしている場合が多いですが、顧客へのお茶出しや掃除、コピー、郵便物発送などの事務作業を担当することもあります

私が働いていた職場では、事務作業は分担されていて、勤務時間が短いパートさんが主にコピーやファイリングなどの資料の整理などを担当していました。

社労士補助者の時給・働きやすさの目安

気になるお給料の目安もお伝えしておきます。求人データを見ると、社労士事務所のパート・アルバイトの時給は1,100〜1,500円程度(平均は1,200円前後)。一般的な事務パートより少し高めの水準です。

私が働いていた事務所も、時給は一般的な事務パートより50円ほど高い程度でした。専門知識が求められるわりに「高い!」とまでは言えませんが、昇給は毎年あり、残業代もきちんと支給されていました。

ただし、待遇や忙しさは事務所によって本当に差があります。詳しくは、社労士事務所の労働環境について正直にまとめたこちらの記事もどうぞ。

社労士補助者は初心者・未経験でも大丈夫?

社労士補助者は基本的に初心者・未経験者で大丈夫です。

企業の総務や人事などで、社会保険手続き関係や給与関係の実務経験があれば採用も有利。仕事内容もほぼ同じこともあるので覚えやすいと思います。

でも、社労士補助者の仕事は理解があれば出来る仕事のため、初心者・未経験者でもやる気次第で経験者との差を埋めることができる仕事です。

マニュアル化できる仕事が基本です

事務所によって仕事内容に違いはありますが、基本的な仕事内容は上の項目で述べた通り、マニュアル化できる仕事がメインです。

社労士事務所の仕事としては、他にも

・就業規則の作成や労働関係のアドバイス
・法改正に準じた対応
・各種相談業務

などがありますが、そういった対応はパートやアルバイトでは難しいため、社労士の有資格者が行う場合が多いです。

まい

ただ、社労士の指示のもとに仲介する場合はあるかもしれません。

社労士補助者は基本的にはマニュアル化できる仕事を担当します。そのため、初心者や未経験者でも業務は対応可能です。

ブログ案内犬しろちゃん

実際にマニュアルがあるかどうかは事務所にもよるんだけどね…ゴニョゴニョゴニョ…

勉強会がある場合も

ただ、書類作成や給与計算等も単純作業を繰り返しているだけでなく、理解が必要になります。

また、社会保険関係、労働保険関係は法改正も頻繁なために、対応できないと顧客に不利益を及ぼすことも。そのため、事務所では勉強会が開かれる場合もあります。

まい

私も1、2年目のペーペーだったから、研修に行かせてもらったりしたよ

勉強会もあって、自分自身の勉強のために、テーマを絞って調べて講師をやることもありました…。勤務時間中に勉強していいし資料も作っていいとのことでしたが、何より講師なんてやったことないから緊張しました…めちゃくちゃ勉強にはなったけど…(苦笑い)

小さな事務所では、社労士の先生からどこがどのように変わるのかアナウンスがあるかもしれません。

未経験者でも十分に業務は可能ですが、入社したあとも、新しく覚えることがなくなることはない仕事ではあります。

まい

でも少しずつ勉強していくことで自分の力になるよ

ブログ案内犬しろちゃん

転職を考える場合も社労士事務所だけでなく、企業の総務や事務系の仕事にも強くなるね

FAQ:社労士補助者の仕事でよくある質問

Q1. 資格がなくても社労士補助者になれますか?
A. なれます。補助者に必要な資格はなく、未経験歓迎の求人も多いです。簿記やMOS、社会保険関係の知識があると採用や実務で有利になります。

Q2. パソコンが苦手でも大丈夫?
A. 基本的な入力操作ができればOKです。電子申請や給与計算ソフトはマニュアル化されていることが多く、慣れれば誰でも対応できます。ExcelやクラウドツールについてはIT系の基礎資格や経験があると強みになります。

Q3. 社労士補助者の経験は転職に役立ちますか?
A. 役立ちます。社会保険手続きや給与計算のスキルは企業の総務・人事・労務で高く評価されます。社労士を目指す方にとっては、実務経験を積みながら勉強できる貴重な環境です。

気になったら社労士補助者になってみよう

社労士補助者の仕事についてみてきました。

社労士補助者は、社会保険関係などの手続き、給与計算、その他事務に携わる仕事です。社労士事務所での仕事なので、法改正や労働関係の知識は必要になりますが、初心者・未経験者でも対応可能です。

仕事を覚えていくと、社労士の仕事がわかってくると思うので、業務内容に興味がわいたら、ステップアップして社労士を目指すのもおすすめです。

社労士補助者はパート・アルバイトでも時給が高めな場合も多く、メリットも沢山あります。良い事務所に就職できれば、和気藹々と楽しく働けますよ!

ただし、社労士事務所は職場によって忙しさ・待遇の差がとても大きい業界。「入ってみたら想像と違った…」を避けるためにも、士業・管理部門に特化した転職エージェント「ヒュープロ」で、事務所の内情や残業実態を事前に確認してもらうのもおすすめです。

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ぜひ求人を見て興味を持ったら、社労士補助者に挑戦してみてはいかがでしょうか。応援しています!

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さわだ まい
資格好きの主婦
行政書士・宅建士・FP・保育士・危険物などいろいろな資格を持っています。
6歳5歳の育児の傍ら、更なる資格取得にチャレンジします。
この記事でわかること