在宅ワークで働いてみたいけど、何か資格が必要なのかな?
資格持ってた方が有利?
在宅ワークをはじめるのに資格は必要ないよ。
でも持っておいた方が良い資格はあるかも
こんにちは。宅建士、カラーコーディネーター、保育士など16コの資格を持つ資格好き主婦まいです。2019年から自宅でWebライターとして働く現役在宅ワーカーでもあります。
今回はそんな私が、在宅ワークで必要な資格についてお話していきます。
在宅ワークが気になっている、始めてみたいけど「何か資格を取った方が良い?」と不安になられている方はぜひチェックしてみてくださいね。
在宅ワークには資格が必要なわけではない
在宅ワークをやるにあたって、基本的に必要な資格はありません。在宅ワークにもさまざまな種類があり、中には有資格者限定のような仕事(税理士の税務相談など)もあるかもしれませんが、普通の人が「在宅ワーク」と思い浮かべる仕事に関しては、資格の有無は関係ないものがほとんどです。
実際に在宅ワークでたくさんのお金を稼いでいる人の中にも、資格を持っている人もいますが、何も資格がないという人も多いでしょう。
在宅ワークで稼ぐには自分の得意な分野を伸ばすのが一番の近道
在宅ワークで活躍する1番の近道は、自分の得意な分野、好きな分野、これまでに関わってきた分野を伸ばしていくことです。手当たり次第にあたったり、「稼げる」という評判を聞いたからといって手を出したりすると、遠回りになってしまうこともあるでしょう。
「とりあえず資格を取らないと」と焦る前に、まずは自分が在宅ワークでどんな仕事をしてみたいのかしっかりと考えていきましょう。
一言に在宅ワークといってもさまざまな仕事がありますよ。
・データ入力
・ネットショップの受発注業務
・Webライティング
・Webデザイナー
・プログラマー
・在宅事務
・経理業務
・CADオペレーター
・在宅コールセンター
・イラストレーター
・ナレーション
・ハンドメイド制作
・翻訳
・講師
・カウンセラー
知ってるのもあれば知らないのもある
興味のある仕事が決まったら、その仕事で役立つ資格があるのかを考えていきます。
在宅ワークで資格が役立つ理由
在宅ワークでは確かに資格が役立つ場面があります。まずはどうして資格が役立ってくるのか、整理しておきましょう。
クライアントに自分を売り込む材料になる
在宅ワークは仕事を発注する人・会社があり、そこから仕事を受注するといった形式であることが多いです。そのため、仕事を発注する人(クライアント)に「他の人よりも自分に頼んだ方がいいですよ」「こんなに優れていますよ」と売り込む必要が出てきます。
資格はそういった場で自分を売り込む材料、能力の証として有利に働くでしょう。
基礎的なスキル習得
仕事を受注するにしても、商品を販売するにしても、最低限の基礎的なスキルは必要になります。資格はその分野の知識を基礎から体系的に学べるものが多く、取得するための勉強がスキル習得の機会になるでしょう。
自信につながる
私もそうなのですが、今まで雇用で働いてきた人にとって自分を売り込むというのはなかなかハードルが高いですよね。
日本人特有の性格なのか、
「私出来ます!」
「それ!誰よりも得意です!」
と声を上げるのは抵抗があります。在宅ワークを始めたばかりだと尚さら、そこまで自信ないですよね。
しかし、資格を取ると公に認められたという自信が出てきて、少し積極的に行動できるようになります。
特にクラウドソーシングで仕事を受注する人は、少しでも他の人より積極的であった方が良い仕事を取れるので、自信はとても大切なポイント。
資格を取ることがそのまま売り上げにつながることもあるでしょう。
在宅ワークで役立つ資格
ここからはいよいよ在宅ワークで役立つ資格についてご紹介していきます。
Webライター
Webライターで活かせる資格は複数あります。
日本クラウドソーシング検定協会が主催する「Webライティング技能検定」、日本WEBライティング協会主催の「Webライティング能力検定」、クラウドソーシングプラットフォームクラウドワークスが主催する「Webライター検定」ほか、ユーキャンやudemyなどの通信講座でもWebライティング専門の講座が設けられています。
いずれも文章の基礎やサイト運営の基礎的な知識が学べる内容になっています。
Webライティングに必要な知識が得られ、資格という目に見える証が手に入るというメリットがあります。
Webライティングは資格なしでもできますが、法律、犯罪対策などのWebリテラシーについても学べ、必要な知識がまとまっている点がおすすめです
ファイナンシャルプランナー(FP)
FPは保険・税金・年金などの幅広い知識を得ることができるお金の専門家です。在宅ワークでは顧客のライフプラン設計など相談業務の他、FPライターとして金融系の記事執筆に役立てることもできます。
お金に関する基礎知識を網羅することができるので、日常生活にも役立ち、主婦の方にもおすすめです。
日商簿記3級
簿記は会社や個人商店など、経済活動があるところのでのお金の流れを記す帳簿方法です。経理にはほぼ必須の資格としても有名ですね。
在宅ワークでは、企業の経理事務としての仕事や、会計事務所の請負で帳簿を入力するなどの仕事があります。
経理事務は実務経験が必須であることもありますが、簿記3級~2級を持っていれば採用されることもあり、また簿記の「仕分け」をひたすら入力するなどの仕事は、経験がなくても採用されやすい傾向があります。
簿記+少しでも経理経験があると在宅ワークでも、一般の就職でもニーズが安定しまいます。事務系でお仕事をしていくなら、日商簿記3級は挑戦したいところです。
MOS
そもそもPCを使うのが苦手、苦手意識があるという方は、MOSを取得することをおすすめします。MOSはマイクロソフトオフィススペシャリストの略で、文字通りMicrosoft社のoffice製品(Word、Excel、PowerPoint)の実践スキルを問う資格です。
在宅ワークで事務系の仕事を請け負うほか、ライター業でも使用することがあるので、持っていて損はしないでしょう。
一般の仕事に就く際も、PCスキルの客観的評価につながるので採用に有利に働きますよ
TOEIC・英語検定
TOEIC・英語検定、またはほか言語の検定を取得していると、在宅ワークで翻訳などの仕事を請負いやすくなります。
「英語は得意だけど、翻訳なんて!」
という方も、クラウドソーシングを利用すると同じ翻訳でもさまざまな仕事があるので、初心者でもできそうなものから挑戦してみてください。
TOEICはListening & Reading Testのみではなく、Speaking & Writing Testでも高得点を取ると仕事獲得の際のアピールポイントになるでしょう。
カラーコーディネーター、色彩検定、パーソナルカラリスト検定
色の知識を持っていると、Webデザインの分野で活かせるほか、顧客をとってカラーコーディネートのサービスとして売り出すこともできます。
最近では、リモートで服装やメイクのレッスンを受講する人が増えてきました。資格を取ったばかりの初心者でも、勉強を重ねて、顧客のニーズにマッチするサービスを提供できれば、パーソナルカラリストとして活躍できるでしょう。
パーソナルカラリスト検定はWeb受験もあり、受験しやすいのも魅力の1つです。
ユーキャンのカラーコーディネート講座は、パーソナルカラリスト検定の対策ができます
心理カウンセラー
在宅ワークで電話、メール等でお悩み相談、カウンセリングの仕事を請け負うこともできます。話を聞く技術を磨くことはもちろん、カウンセリングの基礎知識や顧客が信頼できる裏付けとして資格の取得は有効です。
心理を扱う資格のうち、公認心理師、臨床心理士は大学院等を卒業・修了等していないと受験資格を得ることができない、取得しにくい資格です。しかし、民間の心理系の資格の中には受験のハードルがそう高くないものもあります。
JADP認定メンタル心理カウンセラーは指定の講習を修了することで、受験資格を得ることができます。
ネイリスト技能検定
ネイルが趣味、得意という方は、ネイリスト技能検定を受けてみていかがでしょうか。ネイルチップ等の販売はもちろん、思い切って自宅でサロン開業してみるのも手です。
宅建士
宅建士の資格があれば、不動産ライターなどの仕事を請け負いやすくなります。ライティングの仕事の中でも高単価のものが多く、効率的にお金を稼ぐことができるでしょう。
また、宅建士は不動産業界では必須ともいえる人気資格なので、取得することで就職など仕事の幅も広がります。
ただし、合格率は17%前後と簡単に取得できる資格ではないので、ある程度覚悟を持って受験する必要があるでしょう。
Webライターは資格がなくてもできる
私はライターなので、ライティングについてもう少し詳しくお話していきます。
ライティングを始めるにあたっては、特別必要な資格はありません。文字通り誰でも始めることができます。
文章の基礎的な本1冊。Webライティングの基礎的な本1冊読めば、おおよその知識が身につくでしょう。
私はこの2冊を買いました
個人的には、「ここだけは気を付けて!(詐欺被害等合わないために)」というポイントはあるのですが、技術についてはとにかく実践が大事だなと感じています。
専門にしたい分野の資格は取得の価値あり
何でも書けるWebライターは確かに素晴らしいですが、まずは自分の得意分野を伸ばすことを考えてみましょう。初心者のWebライターはなかなか案件を取ることができずに、安い単価で働かなくてはならず、たくさん書いても思うように稼げない傾向があります。
ただ、得意分野があり、それを資格が証明しているのならば、良い条件の案件も受注しやすくなるでしょう。
不動産ライターでやっていくのであれば、宅建を始め不動産系の様々な資格を取得する。保険や金融関係ならFP資格、医療関係なら医療資格。家電アドバイザーや整理収納アドバイザー資格を保有し、家事系のライターを専門とするのも良いと思います。
資格はクラインアントに対するアピールになることはもちろん、記名記事では読者に対する説得力も上がります。
その他のスキルと一緒に磨いていけば、唯一無二のデキるライターになれるでしょう。
在宅ワークをはじめる時に大切なのは、何をしたいか
在宅ワークでは確かに資格を持っていることは有利になりますが、資格がすべてではありません。取得した資格がどんなに難しいものでも、自分のやりたい仕事と全く関係のないものだったら、その資格はあまり役には立たないのです。
「在宅ワークをしたい!」と思ったら、まずはどのような仕事がしたいか考えてみることです。得意なことや趣味、前職の仕事など自分の特徴を良く分析し、伸ばしていきたい分野の仕事を選択するとうまくいく傾向があります。
その際に、あなたの特徴ややりたいことを後押ししてくれる存在として資格があります。実践と同時に資格の勉強を進めていくことで、唯一無二のスキルを身に着け、自由に長く働ける在宅ワーカーになることができるでしょう。