カラーコーディネーター検定試験ってスタンダードクラスとアドバンスクラスがあるんだ。どっちを受けたらいいんだろ
どちらからでもOKだけど、色の資格初学者のしろちゃんにはスタンダードがおすすめかも
こんにちは!資格好き主婦のまいです。私は10年前にカラーコーディネーター2級を取得しましたが、最近アドバンスクラスも受験し合格しました。(その後色彩検定2級も192点で合格しました!)
今回受験をしてみて、いきなりアドバンスクラスの受験は無理ではありませんし、適している方もいると思います!しかし、色の資格試験初心者の方にはスタンダードクラスからの受験をおすすめします。
この記事では、その結論に至った理由を詳しく説明していきます。
資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
行政書士、宅建、FP2級、簿記3級、カラーコーディネーター、色彩検定2級、福祉住環境コーディネーターなど15種類の資格を持つ資格好き。
資格ブロガー&ライター歴4年。資格試験のノウハウを発信しています。
第56回、第57回2級3級 IBT・CBT方式試験申し込み期間 | 試験期間 | 受験料(税込) |
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2024年5月17日(金)~5月28日(火) | 6月21日(金)〜7月8日(月) | 【アドバンスクラス】7,700円 【スタンダードクラス】3級5,500円 ※CBT試験はCBT利用料として 別途2,200円(税込)がかかります |
2024年9月20日(金)~10月1日(火) | 10月25日(金)~11月11日(月) |
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いきなりカラーコーディネーターアドバンスクラスの合格は可能です
試験の形式的に、いきなりカラーコーディネーターアドバンスクラスを受けることは十分に可能です。
理由は3つ
- カラーコーディネーターアドバンスクラスはテキストを暗記すれば合格できる試験
- 前提知識はそこまで必要ない
- 合格率もそう低くない
カラーコーディネーター検定試験には試験実施もとの東京商工会議所から出ている公式のテキストがあり、試験問題はすべてその公式テキストの内容から出題されます。
目の構造の理解や色の見え方の理解など、もちろんきちんと理解することが大切ですが、基本的にはテキストを読んで覚える系の内容になるので、勉強のコツがわかっている方や学生の頃テストが得意だった方は、いきなりアドバンスクラスでもそう苦労はしないでしょう。
テスト対策が得意な人にとっては同じ対策で乗り越えられる試験なんだね
また、アドバンスクラスは基本的にはスタンダードクラスの上位資格になりますが、問題を解くことに限るとスタンダードクラスに合格していなくても特に問題なく勉強が進められます。PCCS色相環など色相のの知識はあった方が良いとは思いますが、なくてもアドバンスクラスのテキストだけでなんとか対応できる感じでした。
色彩検定は2級の受験に3級の知識の必要性を感じたのですが、カラーコーディネーター検定に関しては私は前回もいきなり2級、今回もいきなりアドバンスクラスを受験してそこまでの支障は感じませんでした
最後に、合格率も60%前後とそう低くないため、難易度的にもいきなりアドバンスクラスからの受験は可能でしょう。
いきなりアドバンスクラスを受験した私の勉強法、おすすめの勉強法については、こちらの記事をぜひご覧ください
色の資格初学者にはスタンダードからの受験がおすすめ
カラーコーディネーター検定はいきなりアドバンスクラスの受験も無理ではないですし、ある程度勉強をすれば合格できる可能性は高いです。
しかし、私は個人的な意見として、まったく色の勉強をしたことがない方には、スタンダードクラスからの受験をおすすめしたいと思います。
理由をご説明していきます
アドバンスクラスは文字通り発展的!色の基礎を学ぶならスタンダード
カラーコーディネーター検定のアドバンスクラスは、文字通り発展した、進歩的な内容。より細かく、時にはうんちくっぽい内容が出題されます。「色の見え」や配色ルールなど、色についての基礎は、やはりスタンダードクラスの範囲。それを飛び越えてアドバンスクラスを受講してしまうと、基礎的な知識を段階的に得るのが難しくなってしまいます。
アドバンスクラスだけでも色の知識を得ることはできますし、スタンダードクラス範囲の知識を必要なところだけ学びながら、実際に受験するのはアドバンスクラスだけということも可能です。
ただ、アドバンスクラスの試験範囲はとても広いので、スタンダードクラス+アドバンスクラスの範囲を同時に勉強しようと思うと、ちょっと抵抗を覚えてしまう人もいるかもしれません。
基礎からしっかりと知識の定着度を測りながら勉強を進めていきたい場合は、スタンダードクラスからの受験が良いでしょう。
個人的には、色彩検定3級が色やカラーコーディネートについて最も基礎的な範囲で、テキストもわかりやすいと思うので、色についての基礎知識を得たい初学者の方は色彩検定3級(3級の知識を得ながら2級の受験をする場合は2級)からの受験もおすすめです
アドバンスクラスの内容はちょっととっかかりにくい
アドバンスクラスで学ぶ内容は、配色・コーディネートに加えて、照明の構造や目の見え方などの「物理」や「生物」の分野、アールヌーボーやモダンデザインなどのデザインの「歴史」の分野も多くなります。
そのため、そういった分野に苦手意識のある方はとっつきにくさを感じてしまうでしょう。
かくいう私も、照明計画から測色方法など物理に関わる分野が苦手で…ちょっと勉強の進みが悪くなった時もありました
内容も試験自体はそう難しくないので、「ちょっと苦手かも」と思ったとしても何回か繰り返し勉強することできちんと知識になり得点できるのですが、あまり試験勉強に慣れていない方は、その「ちょっと苦手かも」で勉強が滞ってしまいますよね。
色について前提知識がなかったり、勉強慣れしていない方はスタンダードクラスからの受験の方が無難かもしれません。
色の検定どう受験していけばいいの?おすすめの受験法
じゃあ結局どうすれば良いのさ
色の検定について、どう受験していけば良いのか話をまとめていきます
初心者&基礎からじっくり型の方は色彩検定3級かスタンダードクラスから
色の検定は10以上ありますが、「色の2大資格」と言えば色彩検定とカラーコーディネーター検定です。受験者数と規模、基礎となる知識を身に着けられること、教材の豊富さから、この2つの検定のどちらかを受験するのがやはりおすすめになります。
そこで、初心者が受験しやすい難易度から考えると、おすすめは色彩検定3級かスタンダードクラスになります。
カラーコーディネーター検定に1級があった頃はカラーコーディネーター検定の方が難しい試験と言われていましたが、現在の合格率から難易度的には、
↑高 色彩検定1級
カラーコーディネーターアドバンスクラス
色彩検定2級
↓低 色彩検定3級≒カラーコーディネータースタンダードクラス
と言われています。
色について学ぶのが初めてで、基礎からしっかり学びたい場合は色彩検定の3級かカラーコーディネータースタンダードクラスから学んだ方が良いでしょう。
どちらか迷っている方には、色彩検定がおすすめ
それぞれ特徴がある試験ですが、とにかく色の知識がほしく、どちらの資格が良いか迷っている方は、個人的には僅差ですが色彩検定の方がおすすめです。
どちらも色彩構成や色の見え方が中心となりますが、色彩検定の方が受験者数が多いため教材が充実し、書店でも数種類が手に入るようになっています。公式テキストも色彩検定はわかりやすく、抵抗感を感じにくくなっています。
2つの試験の内容の傾向は少し違うので、テキストを読んで自分の学びたい内容の方を選ぶことが一番ですが、学びたいことが定まっていない、色の知識が得られればなんでもいいという場合は、色彩検定がおすすめです。
どちらが良いかについては、こちらの記事でより詳しく説明をしています
色について前提知識がある方や勉強が得意な方はいきなりアドバンスクラスもアリ!
色についてもともとコーディネートの基本(PCCSやマンセル表色系など)を知っていたり、色彩検定3級、2級を持っているという方は、いきなりアドバンスクラスの受験ももちろんアリです!基礎的なところよりも発展した、デザインや色彩設計の部分を中心に学ぶことができるでしょう。
勉強が得意な方で、とにかく色に関する知識が欲しいという方もいきなりアドバンスクラスの受験でOKです。初見で内容に難しさを感じたとしても、問題自体はそう難しくなく、何度か読んでいるうちに理解できていきます。
受験費用を抑えて上級資格を狙う方は色彩検定1級→アドバンスクラスがいいかも
資格試験も受験費用が高いので、とにかく受験費用を抑えて色の資格を手にしたいという方は「色彩検定1級」の受験をおすすめします。
色彩検定1級も受験資格がなく、3級、2級を飛び級していきなり1級から受験することができます。
どうして色彩検定の方が良いかという理由は、
- 色彩検定の方が色について汎用性の高い知識を問うから
- 教材がわかりやすいから
- カラーコーディネーター1級がアドバンスクラスに改編されて、知名度が若干落ちたから
の3点。
カラーコーディネーターと色彩検定では、色彩検定の方がカラーコーディネートの知識について若干基礎的で汎用性が高いように感じました。また、公式テキストがわかりやすく、受験者が多い分市販テキストも数種類販売されていて、自分に合った教材を選ぶことができます。
さらに、近年の改編でカラーコーディネーター検定の1級がなくなってアドバンスクラスになったことで、履歴書や名刺に記載した際にその価値がイマイチ伝わりにくいという意見もあります。
カラーコーディネーター検定アドバンスクラスも充実した内容で、業界によってはカラーコーディネーター検定の方が評価されることももちろんあるので一概には言えませんが、アパレル業界など色彩検定の方が評価されやすい業界もあるでしょう。
また、色彩検定1級の合格率は45%ほどと高くはないのですが、いきなりの受験で1発合格が無理なほど低いものでもありません。3級、2級の内容については市販テキストなどで補いながら、真面目に1級の対策をすれば、1回の受験で色彩検定1級を手に入れることも難しくないでしょう。
しかし、現実的には色彩検定1級から受験される人は少なく、飛び級でも多くの人は2級から受験されています
色についての幅広い知識を得たい!ならどちらの対策もOKな通信講座も
カラーコーディネーター検定も色彩検定も色に関する基礎的で汎用的な知識を得られる試験。カラーコーディネーターはスタンダードクラスは大切な色の学びの軸となる知識を得ることができますし、アドバンスクラスはお仕事など、より実践的な場面で必要な考え方などを学ぶことができます。
そんな重要な色の2大検定の「カラーコーディネーター検定スタンダードクラス・アドバンスクラス」「色彩検定2級・3級」の範囲をしっかりと学ぶなら、キャリカレのカラーコーディネーターW合格講座がおすすめです。
カラーコーディネーターW合格講座は、2大検定の合格に必要な知識を網羅。以前は公式テキストを使った教材でしたが、最新リリースで完全オリジナルテキストにリニューアル。試験の傾向に合わせた対策テキストとなっています。
特に読みづらかったカラーコーディネーターのテキストがわかりやすいオリジナルテキストで学べるのはありがたい!
講義動画もあるから、アドバンスクラスの難解な部分も理解できそうだよね!
キャリカレの講師による講義動画とオリジナルテキスト、練習問題も十分についてきて添削指導もアリ!色についてしっかりと知識を身に着けたい人にとっては、十分な内容になっています。
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いきなりアドバンスクラスは向き不向きがある!自分に合ったクラスを受験しましょう
いきなりアドバンスクラスの受験は無理ではありませんし、1発合格する勉強もそこまで難しくありませんが、向き不向きがあります。
もしも、あなたが色に関する知識をしっかりと身に着けたいならスタンダードクラス、または色彩検定からの受験の方が適していることも…!ぜひ今回の記事を参考に、受験したい試験を決めていってくださいね。
色の勉強って楽しいですよ!一緒に頑張りましょう!
それでは!またどこかの記事で!