こんにちは!いろんな資格を受けまくり、行政書士、宅建士、保育士などを持つ資格好きの30代主婦、まいです!(@maisawaco)
今日は、私と同じ主婦の方におすすめの資格、FPのメリットについてお話します!
資格界で人気の高いファイナンシャルプランナーの資格。さまざまな通信講座、資格試験のサイトでも人気の上位にランクインしていますよね。
しかし一方で、ファイナンシャルプランナー資格は「取っても意味ない」「使えない資格」と言われる代表格でもあります。
特に私のような、
・FP業務無関係
・金融機関や保険業界無関係
・何なら今主婦
といった人は、特に「必要ない」「取ってどうする」と言われがちな資格なのです。
そこで、今回は一般の主婦の私が、ファイナンシャルプランナーの資格を取って良かったと思うメリットについてお話していきたいと思います。
- ファイナンシャルプランナーの資格が意味ないと言われる理由
- 主婦の私がファイナンシャルプランナーを取って良かった理由
- 金融業界、保険業界では評価の対象
- ファイナンシャルプランナーは最高の教養資格
ファイナンシャルプランナーの資格が意味ないと言われる理由
まずはファイナンシャルプランナー資格が意味がないと言われる理由について、一般的に言われているものをさらっと見ていきます。
- 独占業務がない
- 専門性が低い
- 難易度が低い
説明していきます!
独占業務がない
ファイナンシャルプランナーの業務は「独占業務」つまり、その資格がないとできない業務がなく、FPの仕事は誰でも行うことができます。
例えば医師免許がないと医療行為はできませんし、税務相談や税務関係の書類の作成は税理士の独占業務ですよね。国家資格の多くに独占業務があって、法律で厳しく定められているため、参入障壁になっています。
仕事が法律によって守られていて、社会的な地位や信頼性も高いよね
逆にそういった独占業務のないファイナンシャルプランナーは、資格としての価値が低く見られてしまいます。
ちなみに、「〇級ファイナンシャルプランニング技能士」という名称は、資格取得者しか使用できない「名称独占資格」ですが、「ファイナンシャルプナンナー」「FP」という名前自体は、誰でも使用することができます。
そうなると、「FP資格って取っても取らなくても一緒じゃない?」とも思えちゃいますよね。
ファイナンシャルプランナー資格は、資格を取得しなくても業務を行うことができるため、「意味ない」資格と言われることが多いんですね。
専門性が低い
専門性が低いとされるのも、FP資格が無意味と言われてしまう理由の一つです。
ファイナンシャルプランナーは資産設計、社会保険、民間保険、株、不動産、税など、お金について幅広い知識を得ることのできる試験です。
一つの家庭のライフプランを設計するには、お金についていろいろな知識が必要になるもんね
ただあまりにも範囲が広いので、それぞれの分野においての内容が要点的で薄いのではという指摘もあります。
例えば社会保険であったら、社労士の方が深く適切な知識を持っているし、税についは税理士に相談すべき(FPは税額相談等はできない!)案件もあります。
個別具体的な相談があるのなら、それぞれの専門家に頼る方が適切という考え方もあるでしょう。
そのために、ファイナンシャルプランナーは「存在意義はある?」という意味で「意味ない」と言われてしまうことがあるのです。
いうまでもなくFPは家計のお金に関する専門家、ライフプラン設計の専門家なんだけどね。
難易度が低い
ファイナンシャルプランナーの資格は難易度が易しめのために、「簡単に取れるから希少性が低いよ」の意味で「取っても意味ない」「役立たない」と言われることがあります。
資格に少しでも触れたことのある方なら、FP1級やCFPは難易度の高い資格ということはご存じだと思います。しかし多くの人が受験するFP3級はたしかに難易度が易しく、FP2級、AFPも国家資格の中では比較的易しい(〜普通程度)とされています。
私FP2級バリバリ落ちてるし、個人的には易しいとはまったく思ってないんですけどね
取得に何年もかかる資格は持っている人が少ない場合が多く、希少性があり価値があるとされる傾向にあります。FP資格は受験回数も年3回と多く、独学でも勉強が可能なため、取得しやすい=価値が低いとされがちなんですね。
主婦の私がファイナンシャルプランナー資格を取って良かった理由
このように悪評高い(言い過ぎ)ファイナンシャルプランナー資格ですが、私は取って良かったと思います。
その理由を4つにしぼってお伝えします
- 最高の教養を身に着けられる
- 資格手当がついた
- ライター業で役立った
- 転職活動でも少しは評価される
見ていこうぜ!
教養が身に着けられる
いきなりですが、
みなさーん!!「金融リテラシー」ありますかぁー!!!!????
「金融リテラシー」
お金にかかわる、金融や経済に関する知識や判断力のことお金について十分な知識をもち、お金との付き合い方について適切に判断する力
政府広報オンラインhttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/201404/1.html
お金に関する知識のことだね
私はないですね。少なくともFP資格を取得した20代の頃は本当にありませんでした。でも焦りだけはあるのです。
「このままだと何かうっすら損をしている気がする」
「いろいろ知らないまま大人になっちゃって、なんかめちゃくちゃヤバい気がする」
そんな思いが私の脳裏にかすかにありました。5年くらい。
しかし勉強の仕方もわからないし、誰かに聞くにもなんだか恥ずかしい?聞く人もいないし。
と言った感じでした。
そんな人にぜひともおすすめしたい資格。それが「FP3級」です。2級まで取得する必要はありません。FP3級の範囲はFP2級とほぼ同じで、より要点的なものなので、教養という意味では3級で十分!と言うかちょうど良いです。
ネットを徘徊していたら、
「下手な自己啓発本を読むより、FP3級の勉強をした方がよっぽど人生に役立つ」
とありましたが、言い得て妙!というかナットクしてしまいました。
私は自己啓発本もなかなか好きなのですが、自己啓発本がダメというより、FP3級が優れている!という意味で、まさにそうだと思います。
ファイナンシャルプランナー試験の範囲は
- 社会保険
- 民間保険
- 金融商品
- 不動産
- 税金
- 相続
についてです。どうでしょうか。知っておきたいお金の知識、網羅していませんか?
それを「要点的に」「重要なところだけかいつまんだ」試験。
最低限身に着けておきたい教養として、必要十分だと思います!
特別賞与がもらえた
私の場合はファイナンシャルプランナー資格を取った時は会社員で、該当資格を持っていると賞与時に特別ボーナスがもらえました。残念ながら正確な金額は覚えていないのですが、2級で半期1万円程度だったと思います。
この金額が高いか低いかは人それぞれだと思うのですが、当時事務員の私はなかなか評価がつくことがないので嬉しかったです。(営業職、総合職とは違って、事務ってプラスアルファなかなかないですよね)
資格の検定費用も会社持ちなので、もとは取れたなという感覚でした。退職しなければ賞与時ずーっとつくものなので、お得だったなと思います。
ライター業で役立った
私はいまWebライターとして働いています。Webライターといっても何も難しいことはなくて、クラウドワークス、ランサーズなどのクラウドソーシングのプラットフォームを利用して、在宅ワークのお仕事を受注しているのですが…
そこで何件が「FP資格保有者限定」の仕事に応募し、お仕事をさせていただきました。内容は民間保険や社会保険制度の説明等ですね。ある程度専門性のあるものなので、単価は保証されていました。
またそこで初めて知ったのですが、FP3級程度でも、記名記事で資格名と名前を出して記事を書かれている方も意外といます。
資格+わかりやすい記事が書けるとライターとしても収入を得ることも可能なんなすね。
私はFPに関わる業界にいたことがないので、ファイナンシャルプランナー資格はなかなか仕事で使えていなかったのですが、ここにきてかなり助けてくれている資格になっています。
転職活動でも少しは評価される
ファイナンシャルプランナーというと「仕事では使えない」「就職・転職で使えるなんて嘘」と言われがちなのですが、私は「嘘」とまでは言い過ぎだと思います。
ファイナンシャルプランナーはなぜか知名度がかなり高い資格で、FP2級はそれなりの難易度であることもある程度知られています。そのため、持っていると「すごいね」と言われることが結構ありました。(2社しか経験していない身でアレなんですが)
私は会計グループに転職したのですが、面接で私の持っている資格で評価されたものは、会話の中から
・行政書士
・宅建士
・FP2級
だったと思います。
FP2級は無勉強で取れる資格ではなく、ある程度の勉強量と、取得したことで金融に関する知識量も保証される資格です。
目標に向かって努力する姿勢と、もしも「一般常識程度」だったとしても、それだけの知識があるということは、企業側に伝わるということです。
「ファイナンシャルプランナー持ってるの?よし採用!」
ということにはもちろんなりませんが、
プラスの評価材料になることは確かです。
転職市場においての価値は「持っていて損はない」「ライバルがいた場合はあと一押しになる」という感じではないでしょうか。
そしてそれって結構大事じゃないかなと思うのです
金融業界・保険業界などでは評価の対象
私は金融業界出身ではないのですが、銀行、証券会社、保険業界などでは評価の対象となることは事実のようです。
日本FP協会が平成26年に行った調査「地域金融機関におけるFP資格活用度調査」(有効回答数259)では、地方銀行、信用組み案、証券会社等において、
- FP資格取得を「積極的に奨励している」及び「奨励している」法人は8割
- FP資格取得と個人業績との相関関係を認識している法人は65%
- FP資格保有者増加と顧客サービス向上との相関関係を認識している法人は83%
に上りました。
また2019年に行った調査「金融機関等におけるFP資格活用度調査」(有効回答数234)では、
- 就職前にFP資格を保有している学生を評価する法人は7割
- 就職前までに取得していることを期待するレベルはFP3級が55%
- CFP、AFP資格を知っている法人(約9割)のうち、評価すると回答した法人は77.4%
でした。
金融系の業界においては、実際に現場にいる方々のブログやSNS等で、取得が奨励されていたり、評価の対象となっている等のことは聞いていましたが、数字的にもある程度裏づけがとれるものだということがわかりました!
ファイナンシャルプランナーは最高の教養資格
ファイナンシャルプランナー資格は、その人気と「使えない」という評判のギャップが激しい資格です。
私自身も、金融系に関係のない業界にいたので、ライター業を始めるまで仕事ではあまり使ったことはありませんでした。しかし現在は、保険や金融関係の記事に携わらせていただく上で、とても役立っています。
また、ファイナンシャルプランナーは取得のための勉強だけで、かなり自分のためになる資格だと思います。FP3級程度は難易度が易しく、独学でも学習が可能です。本屋さんやネットでテキスト&問題集を購入すればOKですね。
受験回数は年3回と多く、受験地も比較的多いので、受験しやすいのも魅力。いろいろな試験を受けていますが、受験料は「まぁまぁ」だと思います。
資格試験は合格すると自信になりますし、それを対外的に証明することができるので、持っていて損することは絶対にありません。
金融リテラシーに自信がない人、何か「自分のためになる資格」を勉強してみたい人には、とってもおすすめの資格ですよ。
興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね。