こんにちは!資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
今回は行政書士試験の勉強にやる気が起きない時の解決法のお話をします。
私は宅建士に合格した翌年の平成24年から3年間行政書士試験に挑戦。3回目の受験となる平成26年度試験でやっと合格しました。
敗因は完全に勉強不足。1、2年目の総学習時間は300時間ほどです。それで受かるわけないだろって感じですよね。
何でそんなに勉強しなかったんだよ!
こんなにも勉強時間が少ない理由は、単純にやる気が出なかったからです。はじめは行政書士に合格したい!と思って取り組んでいたのに、いつの間にか他のことが気になったり、勉強が面倒くさくなったりしていました。
まぁあるあるではあるよね。
今日はそんなダメダメな私が、自分の経験から「やる気を出すための解決法」についてお話したいと思います。
・やる気が出ない理由
・マイナスの動機が大切
・やる気を出すためには
というお話になっているので、私と同じく、やる気が出なかったりモチベーションが下がってしまっている方はぜひ読んでみてくださいね。
行政書士試験に向けてやる気が出ない理由
落ちてもどうにかなるから
行政書士試験に向けて頑張り切れていなかった原因は「落ちてもどうにかなるから」というが大きかったように思います。
詳しく言うとこんな感じ…
・仕事で取得しなければならないわけではない
・すぐに独立したいわけではない
・誰にも言っていないので落ちても恥をかかない
・今年ダメでもまた来年がある。
行政書士は資格の特徴として、行政書士として独立して仕事をしていくための資格です。会社員として必要な資格ではないので、会社からどうしても取得しろと言われているわけでもないし、状況的に今すぐに独立を迫られていることもありません。
私は受験することを誰にも言っていなかったので、落ちても恥をかくこともないし、ダメなら来年また受ければいいのです。
悔しい思いくらいはするかも知れないけれど、今どうしても取得しなければならないという理由はありませんでした。
そのことが当時の私の心に「今年落ちてもどうにかなる」という甘えの心を生んでいたのは確かです。
プラスの動機ではちょっと弱かった
そうは言っても、「行政書士資格、欲しい!!」と思ったから取得を考えたわけです。行政書士って持っているだけで法律に詳しい感じがするし、将来的に独立、もしかしから転職でも役立つかもという期待のもとに、ぜひ取得したいと思っていました。
行政書士資格あるにこしたことないね!
でも、私にとってもそういったプラスになる動機では、大変な勉強を乗り切るモチベーションを上げるまでにはなりませんでした
決して低いモチベーションではなかったのですが、私がモチベーション高く受験勉強できた試験、例えばその前年の宅建の時とはレベルが全然違いました。
宅建の時に頑張れた理由は
・今の部署から抜け出したかったから
・「ただの事務員」「何にもない自分は嫌だ!」
・(最後の方は)こんなに勉強したんだからどうしても今年受かりたい!
・隣の席のお局様にばかにされたくない!
まだまだありますが、こんな理由です。
どれもネガティブな感情からくる動機でした。宅建を取れば、もしかしたら他部署への転勤もあって、現状を打破できるかも。大した資格も持っていない、自信のない自分から買われるかも。私のことを馬鹿にしてくる人を見返したい!せっかく勉強した時間を無駄にしたくない!
こうなりたい、こうしたいよりも、とにかく現状から逃れたくて試験を頑張った感じです。逆に言えば不合格となれば、逃れたいような現実に逆戻り。それは嫌だという気持ちが働いていたんですね。
そういった面で、宅建試験の時と行政書士試験の時ではモチベーションの度合いが違っていたように思います。
プラスの動機よりもマイナスの動機
マイナスの動機の方がエネルギーが湧いてくる?
ある学習塾の成果では、勉強をする理由によって勉強量に差が出たそうです。「この学校に受かりたい!」という人よりも、「あの人を見返したい!」というようなネガティブな感情からくる理由を持っている人の方が、勉強時間や教材達成率が良かったということでした。
確かに、それはあり得るかも。こんな自分になりたな、というったポジティブな感情も勉強には大事ですが、自分自身のことを振り返ってみると、「コノヤロー!」とか「なにくそー!」的な感情で勉強をしていた時の方が集中して長時間勉強できていたように思います。
合格した年の私の動機
マイナスの動機について、実際に行政書士試験に合格した年の私の頭の中はこうでした。
・来年は結婚式の時期と重なるので勉強できないし、結婚したら勉強時間がとれるかわからない(今年がラスト)
・今まで勉強してきた時間や我慢したことが無駄になる
・「合格できなかった」という劣等感だけ残る
・次に受けたかった社労士試験も受けられない
↓
どうしても今年受からなきゃ!!!
「誰かを見返してやる!」とまではいきませんが、「こうなりたい」「頑張るぞ!」というよりは、欝々として追い詰められた感情を抱いていました。
私は翌年に結婚することになっていて、いろいろな事情で式は秋に決まっていました。仕事をしながら結婚式の準備、そして受験と言う能力は自分にはないとわかっていたので、翌年の受験は難しいです(受験できても落ちます)
結婚したら子どもが欲しかったので、勉強時間がとれるかどうかは未知数でしたし、たぶん無理。今年がラストだと思っていました。
ここで合格できなければ受験は何年か見送りとなると、今までの学習時間や、我慢したこと、お金や労力が全て無駄になってしまいます(実際無駄かどうかは置いておいて私の頭の中はそんな感じでした)
そして宅建や他の試験で得たなけなしの自信も、行政書士の不合格続きでなくなってしまうのではないかと思いました。
次に受けようと思っていた社労士試験もいつまで経っても受けられないし、3年目に不合格になってしまうと本当に「最悪」といった状態が待ち構えているように思いました。
もう落ちたら嫌な思いしかしないっていう感じだったよ。
それを避けるためにはどうしても今年合格しなければなりません。
3年目は(特にラストスパート)はかなり気合を入れて頑張りました。「落ちたくない」という気持ちがいつもつきまとっているような感じです。
マイナスパワーで本領発揮
行政書士試験3年目にして、現状から逃れるためにどうしても合格しなければならなくなった私は、本領発揮。そうなんです、私、集中すれば出来るんです。といわんばかりの追い込みで(「ヤバイ」ことに気づくのが遅くていつも8月下旬か9月頃からしか勉強をしない)なんとその年に合格点をたたき出すことが出来ました。
私は本当にもともと
・集中して勉強が出来ない
・地頭も良くない
・自分に甘い
タイプなので、やる気が出ないといつまで経っても合格できないのです。
でも、多くの方もきっとそんなもので、特に行政書士などのレベルの試験になると、「ぼーっと勉強していたら受かった」なんて人は本当にまれだと思います。みなさん多かれ少なかれやる気を出して本気で勉強しないと合格できません。
じゃあどうやってやる気を出して勉強すれば良いのか、と言う話をしていきたいと思います。
行政書士の勉強でやる気を出すためには
不合格は許されない理由を作る
行政書士の勉強でやる気を出すためには、絶対に合格しなければならない理由を作ることが大切だと思います。
「もう退職するって言ってしまったので、今年絶対に資格を取得しなければならない」
「勉強時間捻出のために家族に協力してもらったから、何が何でも今年合格しないと、家族に顔向けできない」
などという人は絶対に合格しなければならないので、高いモチベーションで勉強出来るので明白ですよね。
でも、行政書士試験は「絶対にとらなければならない」という状態になることは少ない資格です。そんな動機が存在しない人もいると思います。
「出来れば育休中の今合格したい」
「将来的に独立したい。3、4年で取得できればと思っている」
「次の資格へのステップにしたい」
などといった理由で受験する人もいると思います。私も「行政書士ってカッコイイし、勉強内容も面白いし、宅建受かったから次は行政書士でしょ」みたいな感じで受験しました。
そういう方が1年で合格するためには、ある程度自分を追い込む必要もあると思います。
合格することを公言する
まず手っ取り早いのはまわりに言いふらしてしまうことです。ポイントは不合格になっても優しい言葉をかけてくれそうな、お友達や家族ではなく、不合格になったらネガティブな言葉を返されそうな人に伝えることです。
実際にネガティブなことを言われるかどうかは別として、そういう人に知れてしまうと「嫌なことを言われたくない!」と頑張る気持ちが出てきます。なんなら想像で一回くらい嫌味を言われて、セルフで「なにくそ」という気持ちが湧いてくることも。
ちなみに、私は1、2年目は職場に受験を内緒にしていたんですが、3年目の終わりの方は昼休みの時間も勉強していたので、嫌味なお局様に少しばれてしまいました。
お局様は「それ(行政書士取って)が何になるの?」といったニュアンスのことを言っていたように思います。いつも超キツイことを言ってくるので、自然に耳栓しちゃってよく覚えていないんですが、冷ややかな目では見られていました。
そういうことを言われると見返してやりたいと思うのが人間です。合格したところでお局様は何も思わないかもしれませんが、不合格になったらこちらの気が済みません。私は絶対に不合格にならないように勉強に一層の力が入りました。
みなさんも、自分の中の「なにくそ」魂に火をつけるために、わざとネガティブな発言をするような方に知られてしまうのも手ですよ。
なりたい自分と今の自分を比べる
こうありたいという理想と現状の自分を比べて、劣等感を感じるのもマイナスの動機づけのための一つの手です。
行政書士を取得しようとする方の中には、私のように「すぐに資格を使用しない」という方も多くいます。でも、受験したいと思ったのだから、行政書士を取得した自分を想像してワクワクした気持ちを一時は必ず持ったはずです。
「こうなれたらなぁ」と想像した時のワクワク感はそれだけでモチベーションに繋がります。
そこであえてもうひと押し。今の自分のマイナス面にも目を向けると、より一層「頑張らなきゃ!」という気持ちに繋がると思うんです。現状より良くなりたいから、わざわざ資格を取得しようと思ったわけなので。
私は仕事でミスをして怒られたり、自分に自信が持てなくなった時は「行政書士に合格したら自信を取り戻せるかも」と思っていました。資格を今の自分から理想の自分へと変えてくれるチケットのようにとらえると、モチベーションが格段に上がる気がします。
逆に、現状の自分に満足されている方はもしかしたらその資格は必要ないのかも知れませんね。
とにかく机に向かう
勉強する気が起きなくても、とにかく勉強時間を確保することが合格への近道です。
体験談ですが、嫌々でもとにかく200時間以上勉強すると、志半ばで辞めてしまうのがもったいなくなります。
200時間あったらいろんなことができますよね。体のメンテナンスもできるし、別のスキルも身に着けられたかも知れないし、子どもと遊んで楽しい思い出が増えたかも。
200時間以上勉強すると「そんな貴重な時間を資格試験に費やしたんだから、合格するまで頑張りたい。合格するために力を尽くしたい」と思うようになって、勉強のモチベーションが一段階上がります。
試験日が迫ってくると、泣きそうになりながら勉強することもあります。落ちたら時間や今までの我慢が無駄になる!(実際は無駄ではないんですが)
逆に言うと、勉強時間が少ないと「別に諦めてもいいや」という気持ちになるので悪循環です。150時間で諦めても、150時間では他にいろいろなことができたはずなので本当にもったいないからです。
一日のノルマを作る
勉強は計画を立てて一日のノルマを作った方がいいです。ノルマは「今日はここまで勉強する」というものを作り、毎日実行していきます。一日でも達成できないと気持ち悪さを味わうので、翌日は前日の分もこなせるよう調整するようになります。
私みたいな甘々な方、特に「出来るときにやる(=出来ない時はやらない)」みないなものはダメです。ある程度縛りがあった方が人はやる気が起きるようです。
ただ、毎日達成できないと、自暴自棄になってやる気がどんどんなくなっていってしまうので、ノルマには余裕を持たせる方がいいです。日々のノルマを確実にこなしていくことで、自信にもつながっていきます。
行政書士の勉強でやる気を出すには
行政書士の勉強をやる気を持って行うには、ある程度マイナスな感情が必要になります。簡単な試験なら最初から最後まで楽々でいくこともできますが、行政書士試験はそんなに甘い試験ではありません。
高いモチベーションを保てる勉強が得意な方もいらっしゃると思いますが、特にのような自分に甘い方は、自分を追い込んで勉強に励むことをおすすめします。
例えば
・ネガティブな人に受験を公言する
・今の自分に劣等感を持ち、資格を取得した自分を想像する
・勉強時間をかける、多少は我慢することを作る
などです。
私は今までの受験生活で、自分を追い込むことで出てくるモチベーションは本当に強いなと思います。それがないと合格は出来ませんでした。
なので、みなさんもある程度自分を追い込んで勉強することをおすすめします。少しくらい辛くても大丈夫です。本番当日を笑顔で迎えられることが、何倍もの喜びや成果を運んできてくれますから。
行政書士試験まで残り少なくなってきました。みなさんの勉強がうまくいきますように!応援しています!