【ママの勉強法インタビュー】4人の子育て行政書士とイラストレーターで開業「みやぴ」さんに聞く資格取得のポイント4選

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まい

こんにちは資格好きの主婦まいです。

今回は、4人を育てながら難関子ども資格に挑戦し、現在は行政書士とイラストレーターの二刀流で活躍する「みやぴ」さんにインタビューをしました。

育児、仕事、資格取得を見事に両立させているその秘訣や、タフな日々を乗り切るコツをじっくり伺ったので、同じようにママで資格取得を目指される方の参考になるはず。

ぜひチェックしてみてくださいね。

記事を書いている人
まい

こんにちは!資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
私は行政書士、宅建、FP、カラーコーディネーター、簿記3級、ビジネス実務法務検定2級など15種類の資格を持つ資格好き。
学生時代の偏差値40台、主婦の立場から、記事寄稿やブログなどで資格試験のノウハウを発信しています。


この記事でわかること

みやぴさんのプロフィール

【お名前】
みやぴ(@miyapi0321)さん

【職歴】
自衛隊13年→行政書士・イラストレーターとして独立

【取得資格】
行政書士、FP1級、FP2級

【年齢】
33才

【家族構成】
ご主人、小学校3年生、2年生、4歳、2歳のお子さん

まい

イラストレーターとしての実績多数。行政書士としてもさまざまな仕事を受けられて活躍中です。

イラストレーターでもあるみやぴさんご自身が描かれたXのアイコン

お子さんが4人のいらっしゃる中での資格挑戦、そのきっかけは?

みやぴさんが最初に挑戦したのは、まだお子さんがいない時期のFP2級でした。意外にもきっかけは、職場での困難だったそう。

―――みやぴさんは、どんなきっかけで資格取得を目指されたんですか?

みやぴさん:自衛隊で経理の仕事をしていた時期に、人間関係で精神的に疲れてしまって…半年ほど休職していました。でも、その期間中も経理の仕事が好きという思いは変わらなかったんです。「私はもっとできる」「仕事ができますよ」って自分を証明したり認知してほしくて、資格取得を決意しました。

まい

お仕事をお休みされたのをきっかけに、自信と周囲へのアピール材料として資格取得を考えられたのですね。

13年間勤めあげた自衛隊も、行政書士の独立を機に退職

なぜFPを選んだの?

―――経理職というと、簿記などもあるかと思うのですが、FPを選ばれた理由はありますか?

みやぴさん:私がいた部署は給与とか年末調整をやる部署だったので、経理といっても税金分野だったんです。当時税金分野の資格って、私の中では税理士かFPかっていう感じだったので。税理士なんて到底無理なので(笑)私使えますよってアピールするにはFP2級から取るのがいいかなと思いました。

まい

FP資格は年末調整などの業務にも役立ちます。業務に直結する資格でもあったのですね。

FP1級まで目指されたのはどうしてですか?

―――FP1級というと、ファイナンシャルプランナーや保険会社勤務の方、銀行勤務の方など専門職の方が取得するイメージがあるのですが、1級まで目指された理由はなにかありますか?

みやぴさん:そうですね、2級から1級取得までは結構時間があいて、子どもを2人産んでいるのですが。上二人に上二人産んで復帰した後ぐらいに、周囲の目が気になったというのも大きいです。

復帰すると、周囲は「ママ」として見るようになるので。ありがたいんですが、与えられる仕事の量や質もかわってきました。私はもっと仕事がしたいタイプだったので、責任ある仕事を任せてもらえないもどかしさがありました。

そこでまた私はやっぱり「もっとできます!」というアピールのために、FP1級取得を考えるようになったんです。また、時間のある育休中に何か挑戦したいという気持ちも大きかったですね。

まい

子育て中は仕事をセーブしたいという方も多い中、みやぴさんは子ども産んでもバリバリ働きたい!という意思が強かったんですね。どちらの女性も素敵です。

おやつタイムのあとには、図書館から借りた本で行政書士のお仕事の勉強をするみやぴさん

資格を取得したことで良かったこと

―――資格がみやぴさんの自信や業務上の知識になっていることを感じます。ところで、自衛隊という組織は、資格を取ることが評価されることはあるんですか?

みやぴさん:自衛隊では、資格を取ったからどうこうということはありません。キャリアも初任時にどこについたかによってだいたいのコースが決まるため、資格が直接異動等にかかわることはないです。

わたしの場合は、あくまでも自分のポテンシャルをアピールしたくて、「ママでももっと仕事できる」「役に立てますよ」というアピールのために取得した形です。

―――みやぴさんは「人の役に立ちたい」「自分の存在意義を感じたい」という気持ちが資格取得のモチベーションになっているんですね。ご自身の中で、資格を取得する意味って大きくてそれだけで意味があると思うんですが、外からの評価や環境の変化は何かありましたか。

みやぴさん:まず、仕事がすごくやりやすくなったんです。資格を取って「この人はやる気があるんだ」って上司に認めてもらえたので、私の望むように仕事内容も変わってきたんです。たとえば、FPの資格を取った時は、社内でセミナーをやろうって話をもってきてくれて。私しかできない仕事を任せてもらえるようになりました資格関連で業務の幅が広がり、やりがいも生まれたし本当に良かったなって思います。

―――みやぴさんのやる気や自信が、資格という目に見えるものになったことで、多くの人に伝わりやすくなったんですね。

みやぴさん:再度内面の話になりますが、FP1級を取得して自信もついたことで、行政書士にも挑戦したくなり……。独身の時よりもどんどん自信がついて、明るくなったし、強くなったと思います。

新たな目標として行政書士にフォーカス

―――行政書士を取ろうと思ったのは、FP1級のあと何か挑戦したくなったからだと聞きました。行政書士を取って開業などは考えていなかったということですか?

みやぴさん:行政書士取得は、興味のある資格がたまたま行政書士だっただけで、特に独立開業は考えていませんでした。私は自衛隊での仕事がとても好きだったので、退職するつもりも到底ありませんでしたし。FP1級で資格取得の達成感や魅力に目覚め、新たな資格に挑戦したくなったという感じです。

FP1級は半年、行政書士は2年目で合格

―――FP1級は半年、行政書士は2年目で合格と聞きました。スケジュールを教えてもらっても良いですか?

みやぴさん:行政書士でいうと、1年目も2年目も5月~11月の半年間で勉強をしました。そこまでは勉強しないのですが、そこから半年間は、基本的には家族が寝てからの時間。あとはスキマ時間も利用し集中して勉強しました。ちょっとした時間もテキストを開いて勉強をしていましたね。

―――スキマ時間も効率的に勉強されていたんですね。

みやぴさん:はい。あと、行政書士試験の1ヶ月前に出産したので、直前期は産休でした。逆の方が多いですが、私は産前に眠気が飛ぶタイプで、眠くならずに勉強時間を確保できたのも大きいと思います。

産院で判例集を開くみやぴさんと生まれたばかりのお子さん

―――私をはじめとする多くの方は、産後1ヶ月で行政書士試験を受ける体力や気力はないと思います。素晴らしいバイタリティです!

子育てと資格取得の両立のポイント

子育てをしながら資格に挑戦して、効率よく勉強時間を確保することが大切です。みやぴさん、具体的にどのような工夫をしているのか聞いてみました。

―――4人のお子さんを育てながら勉強するのは本当に大変だと思いますが、どうやって時間を捻出しているんですか?

みやぴさん:完璧を目指さないことが大事ですね!例えば、ノートをきれいに書こうとか、特別な文具を揃えようとか、そういうことにこだわらずに、必要最低限​​のものだけで勉強します。

あと、私は、公園で遊んでいる間でも、抱っこひもで子どもを抱きながらでも、本をパッと開いて勉強してみました。

―――公園での隙間時間も活用するなんて、すごい!抱っこひもで勉強するなんて、他のお母さんたちから見てもびっくりしたんじゃないですか?

みやぴさん:もうね、周りの人は私を不思議な目で見てると思います(笑)。でも、とにかくどこでも、少しの時間でも勉強しないと考えないから、そんなこと気にしてる暇ないです。

勉強だけではなく、家族との時間も大切にされている

―――ほかに何か特徴的な勉強法はありましたか?

みやぴさん:1年目に問題演習が足りなかったなと思ったので、2年目は問題演習を中心に行いました。1年目に問題演習が追い付かなかった思いが強かったので、直前期はとにかく絶対演習を増やそうと頑張りましたね。やっぱり問題演習は大事ですね。

みやぴさん:あとは完全独学で、わたしの場合はスケジューリングも特にせず、本当にやりたい勉強を中心に行った形です。良いのかはわかりませんが。

―――一般的にはスケジューリングはした方が良いといわれていますが、「やりたい勉強をする」ことによって、きっと快感を感じる脳内ホルモンとか出てそうですね。脳に良いホルモンが出ていると、記憶力も良くなるので、そういう面でメリットはありそうです!

「ショートスリーパー」と信じ込み時間を確保

Xで「私はショートスリーパーだから時間を確保できている」ともつぶやいていたみやぴさん。その真相についても利いてみました。

―――それでも、子育てしながら勉強時間を確保するのって大変だと思います。ところで、みやぴさん、以前Xでショートスリーパーっておっしゃられていたんですけど、本当ですか?実はわたし、睡眠学の権威である柳沢正史さんが「本当のショートスリーパー」は、0.何%……計測もできないほどしか存在しない、と言っているのを拝見したので。

みやぴさん:やっぱり、そうなんですね(笑)私が「ショートスリーパー」っていうのは、みんなを心配させないための「うそ」みたいなものなんです。私の場合は、子どもを産んでからの生活リズムで、夜中の授乳やおむつ替えに慣れちゃったんですよ。自然と寝なくても平気になって、それが今でも続いている感じです。でも、そうも言わないとみんなに「寝なきゃダメだよ」「不眠症だね」と心配されてしまうので。

―――そうだったんですね!みやぴさんの気遣いと、子育てで生まれた「ショートスリーパー」。そのおかげで夜遅くまで勉強できるんですね。

みやぴさん:そうそう!夜中に子どもが寝た後、みんなが寝静まった後に勉強するのが私のゴールデンタイム。もう、夜中の数時間勝負ですね。睡眠削減るしかないって感じです(笑)。

―――睡眠はとても大切なので、みやぴさんの健康を心配しつつ。自分の時間を持つよろこびも感じます。

地元の行政書士会の先生方との交流など、少しずつ楽しい時間も増えてきている

資格取得を「エンタメ」に

インタビューの中で、みやぴさんが言った言葉がとても印象的でした。 それは「人生を面白く」という発言です。 どうしてこのように考えられたのか、その背景を詳しく教えてもらいました。

―――「人生はエンタメだ」って言ってましたよね。どういうことですか?

みやぴさん:人生は楽しんだもん勝ちだと思ってるんです。資格試験もそうですけど、全部ネタにしたいですよ。例えば、行政書士の試験を受けた時、1ヶ月前に4人の子どもが生まれたんですけど、それも「生後1ヶ月で試験とか、これネタになる!」って思ってて(笑)。

―――面白いですね!普通の人なら「そんな無茶しないで」って思いそうな状況も、みやぴさんは楽しんで乗り越えているんですね。

みやぴさん:そうそう、失敗しても成功しても、それをネタにできたらいいなって思ってます。失敗したらX(旧Twitter)で笑いに変えればいいし、成功したら伝説になるんじゃないですか(笑)。


ネタにできる強さが成功を呼ぶ

インタビュー育児感じたのは、みやぴさんのポジティブな考え方と、挑戦を楽しむ姿勢。 忙しい毎日の中でどれだけ自分を追い込むかではなく、どう楽しんで大切にしているのが印象的でした。

子育て中のママや、資格取得を目指している方にとっても、彼女の「人生はエンタメ」という言葉は、大きな励みになります。

まい

次回は行政書士・イラストレーターとして独立される際の様子をインタビューします。資格を活かし、主体的なキャリア形成をめざす方はぜひチェックしてくださいね。

お楽しみに!

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さわだ まい
資格好きの主婦
行政書士・宅建士・FP・保育士・危険物などいろいろな資格を持っています。
6歳5歳の育児の傍ら、更なる資格取得にチャレンジします。
この記事でわかること