【宅建】過去問だけで受かるは本当?宅建の勉強で過去問が大事な理由

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「宅建はとにかく過去問を解けっていうけど何で?」
「過去問を解いてるだけじゃ不安なんだけど…本当に大丈夫?」
「さすがに『過去問だけで受かった』は言い過ぎじゃない?」

そんな疑問にお答えします。

まい

こんにちは、まいです

私は宅建、行政書士、FP、保育士などの資格を持っている資格好きの専業主婦です。

宅建試験はH23年にまったくの初心者から50日で一発合格しました。

今回はそんな私が

・なぜ過去問が大事といわれるのか
・過去問を解く時のポイント
・「過去問だけで受かる」はホント?

という内容をお伝えしたと思います。

結論から言うと、宅建試験に過去問は超重要。私も、過去問中心の勉強だったからこそ超短期で合格できたと思います。

・効率良く勉強して試験に合格されたい方
・「本当に今の勉強のままでいいの?」と不安を感じている方
・ただ何となく過去問を解いている

という方は是非チェックしてみてくださいね。

この記事でわかること

宅建試験でなぜ過去問が大事?

「宅建試験では過去問が大事」という言葉は、宅建試験を受験される方なら、ほぼ全員が聞いたことがあると思います。

でもどうしてそんなに大事なのか、ということはしっかりとは理解していないのではないでしょうか。

「本試験の問題も過去問から出題されるってコトでしょ?」

まい

まぁそうとも言えるんだけど、ちょっと違うかな。
きちんと把握しておくことで、過去問への取り組み方も変わるからしっかりチェックしてね

ここでは、予備校の先生もネットも合格者も、なぜ口を揃えて「過去問が大事だよ」というのかまとめたいと思います。

ズバリ過去問が大事な理由は3つ

・出題傾向の把握のため
・重要な項目とそうでない項目を見分けるため
・少ない労力で最大の効果を得るため

です。では順番に説明していきますね。

出題傾向の把握

宅建試験で過去問は、まずは出題傾向の把握のために必要です。

過去問は文字通り過去の本試験そのもの。宅建試験を作成する先生方が集まって、「宅建士に必要な知識を問う」ために、最適な問題を考え抜いて作られたものです。

そして宅建試験は合格率(合格点)を一定に保つために、難易度の違う問題の組み合わせで構成されています。

こんな割合だと言われているよ↓

易しい問題→15問
普通の問題→25問
難しい問題→10問

ただ、難易度を調整するために難しい問題も作らなければならないからといって、受験生がわからないような重箱の隅をつつくような問題ばかりでは、宅建士になるために必要な知識を問うことができません

宅建の勉強範囲は広いので、難問を作ることは簡単です。しかし、宅建士の試験は「宅建士に必要な知識を問う」という目的のために作られているため、本当に大切な知識を問おうとすると出題の傾向はどうしても偏ってくるのです。

そのため過去問を解くことで、出題傾向を掴むことができるんですね。

まい

私も結局基礎的な部分を強化したから合格できたと思う。勉強時間が短かったから細かいことを問われても解答できなかった。

重要な知識とそうでないところが自然とわかる

宅建試験では過去問を解くことで、テキストに戻った時に重要な知識とそうでないところが自然とわかるようになってきます。

宅建の試験は、宅建業法、権利関係、法令上の制限、税その他、の中から宅建士となる上で必要な知識が問われます。範囲としては膨大ですが、出題箇所は限られていて、ほぼ毎年問われる知識、重要な論点となると更に範囲が狭まります

テキストももちろん重要な箇所にポイントを置いて作成されているのですが、テキストを読んでいるとどうしても重要箇所もそうでないところも同じように流し見になってしまいます。

まい

私はどちらかというと、どれもこれも大事なことのように感じてしまうよ。なのでちゃんとした勉強法でやらないとテキストがマーカーだらけになる人間です。

私自身も基本的にはテキストの読み方がうまくなく、重要な点とそうでないことがごっちゃになってしまう人間です。

でも過去問からテキストへの流れをとることで、テキストを読んでも問題に出た本当に重要なことを自然とピックアップできるようになってきます。

カクテルパーティー効果(大勢の雑談の中でも自分の名前などは自然と聞き取ることができる)と似ている感覚だね

まい

実際に問題を解いたという運動記憶とも相まって、テキストを読んだ時にかなり記憶に残りやすくなるよ

問題→テキストの流れにすると、テキストをただ漫然と読むことをしなくなります。問題を解けるようになりたいので、問題を解くために必要な知識を自然に選択して吸収するようになるからです。

私は特にこの理由から、テキスト中心よりも過去問中心の勉強法の方がかなり効率が良い勉強法だと思っています。

少ない労力で最大の効果を得られる

過去問を中心に勉強をすすめると、最も少ない労力で最大限の効果を得ることができます

過去問を勉強すれば8割が得点可能?

宅建試験では、試験問題の7割から8割が過去問からの出題といわれています。まず第一に、7割、8割を得点できればそれだけで合格できますよね。

そんなに出てくるんだ!

まい

過去問を勉強することは、よくパレートの法則、20:80の法則(重要な2割が全体の8割をという自然節理、しくみ)を引き合いに出されるね

いろいろある試験勉強うちの2割(過去問を解くこと)で8割得点できるってことか

2週間で3回解くと記憶に残る

みなさんは

仮記憶が長期記憶(勉強でいう「身に着いた」状態)になるためには、2週間のうちに3回その情報を使わなければならない

ということを知っていますか?

脳は覚えることが多すぎるので、使用頻度によって覚えておく情報と仮記憶からそのまま捨ててしまう情報とにわけそうです。その目安が2週間に3回とのこと。

宅建の勉強を既にされている方はわかると思いますが、普通に勉強していて、全範囲を2週間のうちに3回「思い出したり、問題を解いたり、人に教えたりして」使うことって、時間の制限上かなり難しいですよね。

まい

宅建て意外に範囲広いから、いつもの私の勉強ペースじゃまず無理だった。

ただ、過去問を中心に問題を解くことを繰り返していればこの2週間に3回はクリアできそうです!

ちなみに、テキストを「読む」だけじゃあ情報を使ったことにならないんだってさ

過去問を解くこと中心に、テキストはあくまで辞書的に使うことで、かなり効率的に勉強したことが身につくようになるんですね。

まい

わたし本当に時間がなくて、テキストだけをちゃんと読む時間ってかなり少なかったんだけど、それが逆に良かったのかもしれない…!

このように、過去問中心の勉強方法はとても効率の良い勉強法です。

私のように試験日まで時間がない場合でも、過去問を中心に勉強することで、効率的に勉強時間を節約することができ、合格にも近づきます。

宅建試験 過去問を解くときのポイント

宅建試験には過去問が大事なことがわかったら、今度は過去問を活かしきるポイントをチェックしていきましょう!ここでは私のおすすめの勉強法をお伝えします!

一問一答形式で、選択肢ごと○×△をつける

過去問は選択肢の一つずつを○×△で答えるのをおすすめします!

まい

これはやっている方も多いのでは!

解き方は、「もうぜったい○」「○しかありえない」「何この選択肢笑っちゃうんだけどー」という選択肢には○

「たぶん×(or○)だと思うんだけど自信ない」「おそらくここが違う気がする」「こっちが×(or○)だから必然的にこれは○(or×)かな?」という選択肢は△

「この箇所が違う」「ここ変だよ、こういうひっかけだね」「こことここの説明がおかしい」という選択肢には×

というように記入します。恐らく、△が多いのではないかなと思います。

まい

△は多くて当たり前、少しでも不安だったら△にしてください

なんとなく解けちゃった問題に、あとになって足元すくわれることがあるからね。はっきり答えられないものは△にしよう!

一問ずつ答え合わせ→ねちねちと徹底的に調べ上げる

答え合わせは一問ずつ行います。

問題を解くスピードが速い人や過去問を繰り返し、解答が早くなってきたらまとめてやってもいいと思います。でも、初回〜2、3回目までは私は絶対に一問ずつ答え合わせをすることをおすすめします。

理由は1問の問題でチェックしなければならないことが多すぎるためです。

選択肢を見て、「これは絶対に○」という問題以外は、実はやることが沢山あります。絶対に×と思った選択肢→どうして×なのか、どこが×なのか、何と入れ替えれば○になるのか

△にした選択肢→どこが分からないのか、不明な単語を調べる、(そもそも理解できていないことも多いのでテキストに戻って周辺情報も復習する)

ということを解答・解説→テキストの順で行います。

つまり答えだけではなくて、自分がはっきりと答えられなかったその理由も全て解消していくように学習します。問題によってはかなり時間がかかることも。そのため特に最初の方は1問ずつ問題を解いていくべきです。

まい

ちなみに、「私はテキスト2回ざっと見→過去問」という方法だったので、問題を1問解くのにかなり時間がかかっていました。

解答時間は気にしない

解答までにかかった時間は気にしなくていいです。

理由は、

人は頭を使う記憶を思い出そうとすることによってその記憶が定着するので、じっくり時間をかけた方がその問題の知識が身につくため

です。

「あー、これどの項目の件だったけー」「テキストのあの部分に書かれていたことだっけー」「たしかこんなような図があああぁぁぁー」

一生懸命思い出そうとすることで、その記憶は定着しやすくなります

解答時間については模試を受け(市販の予想模試でいいです)、そこで確認すれば十分なので、過去問を勉強している時には一生懸命に頭を使うことを意識して勉強することが大切です。

10年分解く

過去問は5年分を繰り返すか、10年分を解くかですが、わたしは10年分を解いた方が良いと思います。

ただこれは、自分の反省も踏まえてです。

私は実際の試験では、時間の関係で5年分+ピックアップ分しか過去問を解けていません。受かったので万々歳ですが、欲を言えば10年分の方が良かったと思います。

理由は2点、

・問題のバリエーションに慣れるため
・自信に繋がるため

問題のバリエーションに慣れる

宅建は同じことを聞いているのに、問い方が違う、出てくる箇所が微妙に違うなど、問題の出し方にもバリエーションがあります

10年分あれば、そのいろいろなバリエーションに慣れることができます。

問題を解きながら周辺知識も学習する過去問の正しい解き方を実践していれば、10年分も解けば問題文を見ただけで「あー、あのことかー」とだいたいわかってくるようになります。

自信もつく

そしてもう1点の理由が「自信」です。

私が合格したように、過去問5年分+αでも合格は可能です。でも落ちてしまう可能性もあります。その大きな要因が「自信のなさ」です。

宅建の試験はやっぱり、過去問中心に回していけば突破できる試験です。ただ、本番の試験ではきっと

「過去問とは全然違う!」
「過去問で合格なんてうそだった!」

と思う人も多くいると思います。

しかしそういう問題も、答え合わせをしてみたら、なんてことない過去問で見た箇所、Aランク、Bランクのものを問われていただけ、ということがよくあります。あるあるです。

これは先ほどのバリエーションに慣れていない、という面もありますが、自信がないことも関係してきています。

「5年分では足りなかった」「7年分では足りなかった」という不安や焦りが、本番の問題を難しく見せているのです。(自信が持てない人は「10年分でも足りなかった」と思うのでしょうが…

でもそれは間違いです。10年分は十分な量です。あとはじっくりと問題を解いて頭に定着させる方が大事です。)10年分解けばかなり身になっていると思うので、その経験を自信に変えるとこができれば、合格はかなり近づきます。

まい

ここまででかなり合格に違づいてきたはずです

チョット待って!

しろちゃんまだ「過去問だけで合格できる」は信じられないよ!

宅建は過去問だけでは合格できない!?→過去問の勉強の仕方が違うよ!

みなさんは「過去問だけで合格」「過去問だけでは合格できない」論争についてどう思いますか?

近年の宅建は難しくなり、「過去問だけでは合格できない」という声も聞くようになりました。

まい

でもね、私が受験した当時も言われていたんだよ!

「宅建試験は難しくなった」「だからもう過去問だけで合格できる試験じゃない」というのは、私が宅建の受験生だった9年前から既に言われていました。

じゃあもう本当に「過去問だけで合格はできない」?

私はそれは半分本当で半分は嘘だと思います。その理由を説明します。

過去問だけではダメといわれる理由

過去問だけではダメといわれる理由はこのような理由です。

・難易度が上がっている
・法改正をフォローできない
・過去問がそのまま出るわけではない

宅建士試験は○×の個数問題(選択肢のうち○(or×)が何個あるか)が増え、権利関係の難易度も上がったため、全体的に難化しているといわれています。

また、法改正は頻出事項なので、過去問以外で修得しなければならない項目です。確かにこれについてはそう思います。

ただ、過去問だけで受かる人も今現在の試験でもいます

大事なのは過去問の使い方

そういう人は、過去問の解き方、使い方を完璧にマスターされた方です。

過去問での勉強をマスターしている人は問題を解いて答え合わせをするだけでなく、答え合わせの時にはその周辺の事項についてもきちん振り返り、じっくり理解を深められる人です。

問題を解いたら、解答解説だけでなく、テキストに戻ったり、その項目にかかわる周辺の知識も同時にチェックします。

関連づけることで、より記憶にも残りやすくなるね!

逆に過去問だけ勉強して落ちてしまうのは、過去問をドリルとしてしか使用していないためです。「過去問を何回回せるか」「どれだけ繰り返したか」その数に執着してしまうことありませんか?私はありました。

でもこれでは、過去問を勉強するメリットの半分くらいしか得られていません。

内容的には「出題の傾向に慣れる」だけで、知識や考え方が身についていきません。

それなのに繰り返すことで答えだけはどんどん暗記していくので、過去問は解ける(解くというより答えを知っている)→解けるのになぜか不安(理解しきれてないから)→不安だから安心できる数までとにかく回す

ということになり、これでは本当に理解するまで遠回りになってしまいます。

まい

私も途中でそういった傾向になってしまったのでわかります

不安がなくなる数まで回す時間がある方はいいですが、途中で時間切れ(試験日)になってしまった方の中には、不合格になってしまう方もいるでしょう。大切なのはしっかりと復習をし、過去問に書かれていることの周辺情報までじっくりと学習することです。

これができる人が過去問だけでも合格できる人なのだろうと思います。

宅建試験は過去問中心の学習で効率よく合格をつかみ取ろう

まいさんはあれだね、時間がなさ過ぎて過去問中心にしかやりようがなかったから、逆に良かったんだね

まい

テキスト読んでるだけじゃ身についている気がしないから、2回読んだらすぐ過去問を解いてたよ。

そのおかげで短期合格できたんだね…(でなきゃ私の頭じゃ無理だったよ…)

いかがでしたでしょうか。

宅建の勉強には過去問はかなり重要です。

理由は問題の傾向がわかること、重要なことを効率よく記憶して最短距離で合格に違づけるためです。

既に過去問中心の学習をされている人は自分を信じて、過去問中心の学習の良さを活かしきった学習を進めてくださいね。

これから勉強を始める方も、私ができたので大丈夫です。時間がないからこそ過去問中心の学習をオススメします。

まい

ちなみに、わたしの個人的なオススメ過去問・問題集をまとめました。
良ければコチラもチェックしてみてくださいね!

みなさんきっと合格を掴むことができます!

応援しています!頑張りましょう!

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さわだ まい
資格好きの専業主婦
行政書士・宅建士・FP・保育士・危険物などいろいろな資格を持っています。
2歳と1歳の育児と再就職の傍ら、更なる資格取得にチャレンジします。
この記事でわかること