社労士事務所……はやくやめたいな……どうしようかな……
意欲を持って就職したのにもかかわらず、社労士事務所をやめたくなってしまうことってありますよね。
- 社労士になるための勉強のつもりで就職したのに、辛くてやめたい
- せっかく前職をやめて入ったのに、ここでやめたらキャリアに傷がつく?
- 社労士補助、事務職として入ったけど、思っていたよりも難しい。一般事務の方が良かった……
ほかにもさまざまな思いをいだいている方がいらっしゃると思います。
私も社労士事務所に勤めていたのでわかります…(しかも退職しましたし……)
今回はそのような方のために、「やめたい時にとるべき対策」についてお話していきたいと思います。
- まずは状況を整理しよう
- 改善策を探そう
- おすすめの転職本
- 求人サイトに登録する
- ハローワークも忘れずに
- フリーランスのススメ
社労士事務所がきつい理由についてはこちらの記事を見てみてください
それでは行ってみよー!
「社労士事務所辞めたい!」→まずは状況を整理しよう
どうしてやめたいのか書き出してみる
まずは自分の心の内を紙に書き出してみましょう。最初は箇条書き殴り書きでOK。大切なのは書き出すこと。アウトプットしていくことです。
頭の中でぐるぐる考えているより、どんな形でも外へ出す方が思考が整理されていきますよ。
「やりがい」「給与」「人間関係」仕事の三本柱が2つ欠けたら……
みなさん、「仕事の三本柱」という言葉をお聞きになったことはありますか。
- やりがい
- 給与
- 人間関係
の三つの柱です。
お仕事はお給料をもらっている以上、HAPPYなことばかりとは限りませんので、すべてが揃うということは難しいですよね。
でもこれが2つ以上欠けてしまっているのなら、きっともっとあなたに合った仕事があるはずです。
思考が少しずつ整理できてきたら、自分の今の状況に何本柱が立っているか少し考えてみましょう。
ちなみに、社会人の退職理由ベスト5は
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
2位:労働時間・環境が不満だった
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった
4位:給与が低かった
5位:仕事内容が面白くなかった
です。
どんな職業でも、人との関わりの中で退職を考える方が多いようですね
今の職場で目標は達成できるか
社労士事務所へ就職する方は、自分の目標を持たれている方が多くいます。
「社労士資格を取得する」
「経験を積んで独立する」
「一般事務とは異なる専門性の高い事務職で働きたい」
それぞれ、仕事に就いた時には目標があったはずです。
その目標は今の職場で、将来的に達成されそうか。今は踏ん張り時で、将来的には目標が達成できるのか。長い視点で見ることも大切です。
「勉強時間が取れなくて、社労士にはずっとなれそうもない……」そんな風に思うのであれば、選択すべき道は既に決まっているのかもしれませんね。
改善策はないか…探してみよう
やめたいと思うとはいえ、転職活動は労力がいるのでなかなか踏み切れない部分もありますね。まずは、今の職場で改善できる点はないか考えてみましょう。
業務の効率化はできないか
仕事量が多い場合は、まずは業務の効率化を図ります。
社労士事務所であれば、出来る限り電子申請で行う。多くの場合専用システムを利用しているかと思いますが、そのシステム以外にも効率化できるところはないか検討してみる。
社労士事務所は意外とアナログな部分も多いので、簡単なExcelの活用でも効率化できることがあります。
この時のポイントは効率化により楽になったからといって、「仕事が楽になった」アピールはしないこと(笑)。職場によっては「時間がありそうだね。はい、じゃあこれお願いね」と新たな仕事を振られ、結果仕事量がかわらないなんてことにもなりかねません。
業務の効率化はなるべく周囲にバレないでやるのが一番……です……。
相談をしてみる
周囲に心情を伝えていない場合は、信頼のおける人に相談をしてみることも大切です。人は思っているよりも親切で、頼りにされると嬉しいもの。心を開いて相談すると、改善策を提案してくれることもあります。
自分も気が楽になるというメリットもありますよね。
なかなか人に打ち明けられない人もいますが、そこまで話せないのであれば逆に、
「どうせやめるんだし、最後に相談くらいしても良いか」
という気持ちで、気負わず話しかけてみるのはいかがでしょうか。
ビジネス書、自己啓発本からヒントを得る
もしも本をあまり読まないタイプであったら、ビジネス書、自己啓発本の類の本を読んでみることをおすすめします。
意外と目からウロコのことが書いてあり、実生活に役立つことも多いんですよ。
ポイントは書店で興味を持った1冊を繰り返し読むこと。
沢山の本を読んで刺激を受けることも大切ですが、こういった本も試験勉強と一緒で流し見していると体得できません。いつでも頭に浮かぶように、1冊を何度も読み直すことをおすすめします。
迷ったらコレ。あらゆるビジネス書の祖とも呼ばれる一冊
分厚くてちょっと…という方はこちらはいかがでしょう
転職が頭によぎったら…おすすめの転職本
転職が頭によぎったら、まずは本から知識を得ることをおすすめします。
ネットでも良いですが、出版、評判、ベストセラーというフィルターを潜り抜けてきた本の方が情報が正確で、内容の質が良いです。
転職の思考法
働くすべての人の参考になる本。特に社労士事務所に勤めようといういう人には、「自分の価値」という面で響くものがあるはず。
LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略
キャリアをどう構築していけば良いかの道しるべになる本。
転職と副業のかけ算
次世代の(というよりもはや当たり前になりつつある)副業×キャリア構築について一から考えることができる本。著者のmotoさんがサクセスストーリーを歩んでいるので、読んでいると自分もできそうな前向きな思考になれます。
転職に心が傾いてきたら
求職サイト、転職エージェントに登録する
転職に心が傾いてきたら、求職サイト、転職エージェントに登録しましょう。登録は無料。市場の求人を確認できる、キャリアの相談ができるといったメリットが多いので、はやめに登録して損はないです。
経験が活かせる「社会保険労務士」「コンサルティング」「専門サービス業」で検索の他、「総務・人事」「一般事務」「税理士法人」などでもキャリアを活かせるでしょう。
ハローワークに相談する
転職が頭に過たら、ハローワークに相談もしましょう。社労士事務所にお勤めであれば言わずもがなかもしれませんが、雇用保険でもらえるお金がありますよね。
もちろん、求人情報の確認をしながら、自身の保険期間の確認や転職の仕方を検討してみましょう。
勉強時間を取りたい場合はフリーランスも視野に
私は現在開業してライターをやっているので、一応フリーランスの道についてもお話します。
フリーランスライターは時間の融通がきくので、勉強中の方にもおすすめできます。社労士資格があったり、社労士試験受験生の方は専門性の高い記事が書けるため、記事単価も高いというメリットも。
夜の時間に稼働できるので、社労士で開業検討し、初期の収入が不安な場合のダブルワークとしてもおすすめです。
ただ、最初の数ヶ月は勉強の合間では思っているより稼げないかもしれません。
ライター業に集中すれば収入は安定しますが、そのバランスが難しいですよね。
もしご検討中であれば、独立開業でも「再就職手当」が出るため、尚更ハローワークで相談をおすすめします。(就職予定がなく、いきなり開業する場合は再就職手当は出ません)
社労士事務所をやめたいと思ったら…まずは行動をしよう
社労士事務所をやめたいと思ったら、まずすべきなのは何かしらの行動を起こすことです。紙に書き出してみたり、周囲の人に相談をしてみたり。転職サイトに登録してみたり。頭の中でもんもんと考えるだけでは、悩みが大きくなるばかりでいつまで経っても解決方法が見つかりません。
社労士事務所に勤めたいと思う方は、仕事に前向きに取り組める素質がある方です。無理をして心が折れてしまう前に、自分を大切にできる道を選びましょう。
事務所での経験もきっと次のステップの糧になるはずです。
わたしも道の途中。一緒に頑張らせてくださいね。
GOOD LUCK!