せっかく資格を取ろうと思って勉強をはじめても、モチベーションが続かず挫折しそうになってしまうことってありますよね。
資格は欲しいけどがんばれない自分にうんざりしてしまったり、かと思えば「忙しくてムリだんだから仕方ない」と開き直ってしまったり……合格までの道がより果てしなく感じてしまうこともあるでしょう。
かくいう私も、今までたくさんモチベーションに振り回され、挫折しそうになったことがあります。それでも、たくさんの資格を取得してきました。
今回は、そんな私が資格取得に向けての、「モチベーションが上がらない」「やる気が出ない」時の対処法について解説していきます。
資格ライターとして勉強法の研究、資格を受けている人をたくさんウォッチしてきた経験談もふまえてお話をします。
これから資格試験を受けようと思っている方、最近やる気が下がってきたなと思う方はぜひチェックしてくださいね。
資格好き主婦のまいです。
行政書士、宅建、FP2級、簿記3級、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーターなど15種類の資格を持つ資格好き。
資格ブロガー&ライターとして宅建についての記事寄稿もしています。
学生時代の偏差値は40台、勉強が得意とは言えない立場から資格取得について発信中。
モチベーションが上がらない・やる気が出ない時の対処法
モチベーションが上がらない、やる気が出ない時の対処法は大きくいうと3つです。
・モチベーションややる気が下がっている理由を排除する
・モチベーションややる気を高める方法をためしてみる
・そもそもモチベーションに頼る勉強法をやめる
ざっくりしてるね!
詳しくお話していきますね!
モチベーションややる気が下がっている理由を排除する
最初に頭にとめてほしいのは、モチベーションややる気は上下するものだということ。
はじめは「試験に合格するぞ!」と思ってやる気マンマン、アドレナリンが出てモチベーションも上がっていても、何かのきっかけでモチベーションが急降下してしまうことがあるのは、人間であれば普通のことです。
自分がダメだからとか、勉強に向いてないとか悩まないようにしてほしいな
まずは、「モチベーションは下がることもある」「それは当たり前で、気に病む必要はない」と理解しましょう。
そのうえで、モチベーションを下げるきっかけや原因がある場合は、落ち着いてその問題を排除することが大切です。
具体的な排除方法は、次の大見出しでスグにご紹介します
モチベーションややる気を高める方法をためしてみる
モチベーションややる気が下がっていると感じたら、モチベーションややる気を高めるといわれている方法を試してみましょう。
モチベーション=動機付け、行動の原動力
は、人によって異なります。
何が原動力となっているかを考えながらいろいろと試していると、自分にピタっとはまるやる気アップの方法に出会えるかもしれません。
「ああやる気が出ない」「モチベが下がってダメだ……」と落ち込まないで、やる気アップの方法を試してみてくださいね。
こちらもこのあとスグご紹介します
そもそもモチベーションに頼る勉強法をやめる
こちらはモチベーションについての記事ですが、今回、私が1番におすすめしたいのがこの方法です。
モチベーションは、いってしまえば「気持ちの問題」。日によって体調や気分の上下があるように、モチベーションも上がることもあれば下がってしまうこともあるのが普通です。
そのような曖昧なものに頼った勉強法だと、どうしても勉強計画自体が不安定なものになってしまいます。
また、モチベーションが下がる理由が、自身の力ではどうにもならない環境的なものである場合もあるでしょう。
「仕事が予定より忙しくなった」
「病気やイベントなど、家族の予定が急遽増えた」
「自身の体調不良が続いている」
このような状態では、勉強のモチベーションが下がってしまっても仕方ありません。
モチベーションありきの勉強法では、勉強が続けられなくなってしまう可能性が高まるのは当たり前なのです。
では、どうするか。解決法は以下の2点です。
・無理のないスケジュールを立てる
・勉強を習慣化してしまう
詳しく解説します
無理のないスケジュールを立てる
まずは、多少モチベーションが下がったとしても、試験日までにはどうにか勉強が間に合うような無理のないスケジュールを立てることを意識しましょう。
特に、仕事や家族の状態に不安がある人は、思っているよりゆるやかな勉強計画を立てることが大切です。
モチベーションが下がって学習スピードが落ちてしまった際に、試験日程にどうしても間に合わせないほど勉強が遅れてしまうと大変。「勉強が間に合わない!」「もうだめだ!」という状況に陥り、ムダに挫折経験を味わってしまうことになります。
「追い詰められた方がアドレナリンが出てやる気が出る」ということももちろんありますが、挫折しやすい人は、なかなかそこまでの踏ん張りが出ないのも現状です。
モチベーションが下がっているタイミングで「もう間に合わないからあきらめよう」と思ってしまう可能性がある人は、ゆるやかなスケジュールで勉強することがおすすめ。
当初のスケジュールより早く勉強が進むことが快感になり、モチベーションアップにつながることも期待できます。
勉強を習慣化する
スケジュール管理よりもさらに大切なのは、「勉強を習慣化」することです。
朝ごはんを食べる、歯磨きをすると同じくらい「勉強をすることが当たり前」となってしまえば、モチベーションややる気に左右されず勉強を継続できます。
勉強の習慣化は、簡単なことを繰り返し行うことから始まります。
・朝起きたらスマホを開いて一問一答を10問解く
・通勤時間に10分の講義音声を聞く
など、ハードルは低い方が良いでしょう。
どんな簡単なことでも繰り返し、習慣化させることで勉強は続けられるようになります。
脳は物事をやり始めるとドーパミンが出て、やる気が出るようになっているので、簡単なことでもはじめてしまえばどんどんレベルアップしていけるのです。
勉強が習慣化すると、「せっかくここまでやったんだし、挫折したくない」という思いも生まれ、自然とやる気も出てくるね。
モチベーションに頼らない勉強法=勉強の習慣化は、毎日のほんのちょっとの工夫、小さな1歩からはじまります。まずはやる気がどれだけなかったとしても、毎日できそうな軽いタスクを設定してみましょう!
私はスマホでできる一問一答を生活に取り入れています。どれだけ学習したかわかるものがおすす、え
モチベーションが下がったときの対処法
「モチベーションに頼る勉強法はあやうい」「できるだけモチベーションに頼らない勉強を」というお話をしましたが、今現在モチベーションが下がっていてどうにかしたい!という方も多いでしょう。
ここからは、モチベーションが下がったときの対処法について具体的な方法をご紹介していきます。
やっとだな!
さあいきましょう!
①モチベーションが下がる原因を解消する
モチベーションが下がる理由は人によって異なりますが、代表的なものを挙げるとこのようなものになります。
・勉強の成果が見えない
・勉強内容に興味がわかない
・忙しくて疲れている
・ほかのことに気を取られている
・自分で取りたいと思った資格ではない
このうち、自分で解消できるものは積極的に解消しましょう。
忙しくて疲れている場合は、まずしっかりと休息をとることが大切です。
身体が疲れていたり、精神的に疲弊していたりすると、どうしても勉強のモチベーションは下がってしまいます。元気があれば何でもできますが、元気がなければたいていのことはできなくなってしまうのが人間なのです。
疲れているならしっかりと休息を取って、コンディションを整えることが大切です!
仕事なり家事なり遊びの予定なり。キャンセルできるものはキャンセルして、休養にあててください。スマホなどのデジタルからも離れて、ゆっくり寝たり、リラックスできる空間に身を置くのもおすすめです。
また、モチベーションを下げてくるような友人、知人とはなるべく距離を置きましょう。
「資格なんて取ってどうするの?」「意味ある?」といわれることで逆に闘争心を焚きつけられてモチベーションアップ!という人もいますが、ネガティブな言葉に気持ちが引っ張られてしまう人もいます。
少しでも勉強に対する気持ちが左右されてしまうと感じたら、そのような言葉をかけてくる人とは、試験までの期間は距離をとるのが無難です。
②小さな目標を立てる
「○時までに、このページまで終わらせる」「今週中に一問一答を100問やる」というように、小さな目標を立ててクリアしていくのもおすすめの方法です。
「勉強の成果が見えない」ことが、モチベーションダウンの要因になってしまっている場合に特に効果的。
目標→達成の成功体験が快感になり、勉強が楽しくなります。
意外と達成感て大事なんですよ。ぜひ試してみてください
③新しい教材を試してみる
Youtubeやアプリなど、新しい教材も試してみしょう。
モチベーションが下がるのは、今の勉強法があなたに合っていないからかもしれません。
新しい教材を試してみることで、不思議と勉強がはかどることも。
Youtubeや無料サイト、アプリなどにもとってもいい教材があるので、モチベーションにかかわらず1度は調べてみてください!
単純に、新しい教材に触れるとドーパミンが出て脳の快感に。やる気も刺激されます。
私は基本テキストは1つの教材が良いと思っていますが、新しいテキストを購入することで合格の未来が描けるようになるのなら、テキストも新たに選びなおすのも良いと思います(臨機応変に)。
どうしてもモチベーションが上がらない!と悩んだら、新しい教材探しの旅に出てみてくださいね。
④リスクを背負う
早めの試験日で申し込む、受験料を自費で払う、など、試験に落ちたらマイナスな状態になるリスクを背負う、という方法もあります。
人によって異なりますが、「試験に落ちたら損をするようなリスクを負う」ことがモチベーションになる場合もあります。
人間は、利益よりも損失の方が心理的に大きな影響を与えます。オトクを得るよりも、損をすることを避けようと一生懸命になるということです。
具体的にいうと「試験に合格したら1万円もらえるよ」という状況より、「試験に落ちたら1万円払わなきゃいけないよ」という状況の方が、その状況を回避しようとより一層勉強を頑張れるようになります。
この損失回避の特性を利用すれば、勉強に対するモチベーションもアップするでしょう。
ただ、私は忙しい方にむやみに挫折経験を味わってほしくないので、自分はこの方法が利きそう!って方のみにおすすめしたいなと思ってます。
ちなみに、追いつめられると人はアドレナリンとノルアドレナリンが分泌され、適度な緊張状態、興奮状態を保つことができ、普段以上の力を発揮できます。
夏休みの宿題を最後にガーっとやって間に合わせてきた方は、リスクを背負いながら期限も追い詰めて勉強するのが良いかも!
⑤合格後を明確に思い描く
やる気・モチベーションを保つためには、目的を明確にすることがやっぱり大事です。
何のために合格したいのか。合格の瞬間も大事ですが、その後のことまで明確に思い描いてみることが重要です。
たとえば、
「宅建士を取って手当で月給30,000円アップだ!」
「社労士を取って独立する!例えばこんな社労士になりたい!○○先生のような事務所を作りたい!」
と、合格者の方のSNSを見たり、ブログを読んだりして具体的なイメージを掴むことも良いかもしれません。
合格のその後の明確なイメージを持てたら、現実とのギャップが気になり始めます。
「そこに行けないかもしれない」
「このままではイメージ通りにならない!」
という適度な焦りがあると、アドレナリン・ノルアドレナリンの力で頑張ろう!という力が湧いてきます。
そして、実は合格後の楽しいことをイメージするだけで、脳内ではドーパミンが出てやる気が出てきます。
初めてテキストを購入した時、なんだかワクワクした気持ちになりませんでしたか?あの昂揚感がドーパミンの力です。
ドーパミンはご褒美を想像しただけで分泌され、やる気がアップします。
なので、「仕事で必要なだけ」「なんとなく取ろうと思っただけ」という目的がない人は、自分でご褒美を設定しましょう。
・合格したら○○を買って良いことにする
・合格したら友人にお祝いしてもらう
など、合格後の楽しいことを想像できるようになれば、それだけでやる気がアップしてくるのです。
⑥体を動かす
軽く心拍数を上げる程度の運動も、やる気・モチベーションのアップに繋がります。
・散歩・ウォーキング
・ジョギング
・ストレッチ・ダンス など
身体を動かすことによって、脳内物質のエンドルフィンやセロトニンが正常に分泌されやる気アップ。記憶力アップにも繋がります。
やる気が出ない時は、散歩に出たりストレッチをしてみるのがおすすめ。「休養+体を動かす」をしているうちに、不思議と勉強したくなる瞬間がやってきますよ!
⑦仲間を見つける
同じ試験に向けて、頑張っている仲間を見つけるのもモチベーションアップにつながる方法です。実生活で見つからない場合は、試験の勉強サイトやSNSなどで仲間を探しましょう。
試験に向けて頑張っている人を見ると、「自分も頑張らなきゃ!」と奮起させられますよね。
実は「ライバルを見つける」というのもモチベーションを高める効果的な方法だと言われています。
勉強は自分との闘で、自分の行動を自分で律しながら進めなければならず、大変だと感じることもありますよね。
でも、競争相手がいると「その人よりも頑張る、その人の上をいくような勉強をする」という目標設定が簡単にできるようになります。
ライバル設定はモチベーションキープになるのです。
SNS上で仲良くなれば、お互いに情報交換ができるというメリットも。
一方で、SNSの利用頻度ばかり上げないようにも注意が必要です。SNSの時間が増えれば増えるほど、勉強時間が減り本末転倒になってしまうケースも……!
スマホよりも心でつながれる仲間を見つけましょう
モチベーションとうまく付き合って合格を目指そう
モチベーションが上がらない・やる気がでない時の対処法についてみてきました。
基本的には、モチベーションに左右されないくらい勉強を習慣化してしまうのが合格への近道です。
しかし、モチベーションが下がって仕方ない、頑張れないという方は、なんらかの対処をして落ち着いて勉強したい!と思いますよね。
ぜひ、今回ご紹介した対処法を試してみて、自分に合った勉強スタイルを確立していってほしいと思います!
私自身、子どももいて仕事もしていて……という状況で勉強がなかなかうまくいかないこともあり、偉そうなことはいえません。
しかし、今回紹介した内容はたくさんの「勉強上級者」の方の知見と、人間の「しくみ」をもとにしたものです。私も頭の片隅にいれつつ、資格取得への道をまい進していきたいと思います。
みなさんの合格をお祈りしています。一緒に頑張っていきましょうね!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
それでは!また別の記事でお会いしましょう!