こんにちは!資格好き主婦まい(@maisawaco)です!
2011年に資格取得に目覚め、今までに、宅建、行政書士、FP2級など15この資格を取得しています!
宅建は1ヶ月半で一発合格しました。
今回は宅建試験の当日の問題の解き方について、私のおすすめをお話していきたいと思います。
みなさん、もう当日のシュミレーションはできていますか?模試で自分なりの解き方を身に着けてきていたり、資格予備校で当日のおすすめの解答順などを学んだりした方もいらっしゃることと思います。
でも、独学で合格を目指す方の中には、「まだ実力をつけるのに手いっぱいで当日の解答法まで考えていなかった!」という方も多いのではないでしょうか。
かく云う私もその一人。1ヶ月半という超短期で勉強をしていたので、ギリギリまで解答順のことなど考える余裕がありませんでした。
試験1週間前にやっと心が落ち着いてきたよね
今日はそんな方々にも見ていただきたい、こんなお話をしていきたいと思います!
- わかりやすい問題の解き方
- 問題を解く順番
- 分野ごとの時間配分
- おすすめのマークシートの転記のタイミング
超短期合格した私の中でのベストをまとめたので、当日の解き方についてまだ考えていない方、当日の解法に迷いのある方はぜひチェックしてみてくださいね。
それではまずはおすすめの解き方からいってみよー!
当日わかりやすい問題の解き方
まずは当日に慌てないように、今からでも習得してほしい問題の解き方をご紹介します。
ポイントは次の3点です。
- 文章を区切りながら読む
- 問われていることをはっきりさせる
- 選択肢ごと○×を記入していく
このやり方は、試験当日に無駄なケアレスミスをしないためにとても有効だと思います。
他にも
・緊張すると解答に時間がかかってしまう方
・初見の問題が苦手な方
・普段から問題を読むスピードが遅い方
はぜひ今からでも修得することをおすすめします!
具体的にみていきます。
文章を区切りながら読む
まず大切なのは文章を区切りながら読むことです。
ほう、区切りながらとは
簡単に言うとこんな感じ↓
なんかスラッシュで区切られてる!
問題を読み進めていくときに、スラッシュを入れて内容を細切れに理解しながら読むようにします。特に長い判決文などを理解する時に効果的です。
その理由は
・権利関係など、文章が長く読解力が求められる問題を理解しやすくするため
・試験当日の焦りと緊張で、文章が頭に入ってこない現象を解消するため
この2つ。
区切ると文章が理解しやすくなる
文章は意味ごとに区切ると、内容が理解しやすくなります。長い文を一度に読むよりも、細かく分けて一つ一つ理解する方が頭に入りやすく効率的です。
私は実はこれは宅建試験の時には行っていませんでした。行政書士試験の受験時からやり出した方法です。
始めた理由はどこかに書いてあったとかではなく、問題を解いている中で「何言ってるのかわからない」となったことがきっかけで自然に始めました
文章を適度な長さに区切ることで、焦っている頭でも少しずつ意味を理解することができます。
それを組み合わせて着実に理解していくことで、長い文を一気に読むよりも内容がしっかりと頭に入ってくるようになるでしょう。
この文節ごと区切る方法は宅建の講師の方もおすすめしているやり方なので、既に実践されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
当日は焦って理解力が落ちるのでぜひやってほしい
普段の過去問等で理解できている方も、当日は緊張と焦りで理解力が落ちてしまう場合があるのでぜひやってほしいと思います。
一生懸命頑張ってきた集大成。試験日当日は集中して取り組もうとしても、どうしても心がそわそわしていまいます。
試験慣れしている私も、特に力を入れて勉強した試験では、目では読んでいるのに頭に内容が入っていかない現象を何度か経験しました。
そんな時こそ落ち着いて、文節ずつ一つ一つ理解していくことが大切です。心を落ち着かせる意味でも、手を動かしながら読むことは効果的ですよ。
もしもまだ実践していなかったら、今からでもやってみると当日より普段通りの実力が発揮できます。
模試にもぜひ挑戦してね
試験当日までやれることはやりましょう!
問われていることをはっきりさせる
二つ目に重要なのは問われていることが何なのかはっきりさせることです。
たとえば
「妥当なのはどれか=○を選択する」なのか、
「誤っているものはどれか=×を選択する」のか
しっかりと問題文に記入します。
こんな感じ↓
まずは問題文。私は下線を引いて、○、や×を記入していました。
「正しいものか」「誤っているものか」の問いなんて、通常時では混乱したりしないですよね。○なものを探すか、×になるものを探すか簡単な問いです。
でも試験中は焦りで、その○を選択するのか×を選択するのかを混乱してしまうことがあります。その度に問題を読み直していると、大切な試験時間のロスになります。
それを防ぐために、問題文を読んだ時に忘れずに「○」「×」(時に「○は何個か」「×は何個か」)を記入するようにしていました。
たったこれだけのことですが、時間のない資格試験にはかなり重要です。
選択肢にも○、×を記入する
選択肢にももちろん○、×を記入していきます。
一つだけ○、もしくは×が出てくればそれで解答ですが、中には△をつけるものもあったり、○、×が複数出てくるものも。
そういった問題は1回戻って考え直し解答しますが、悩んでしまうものは問題に記しをつけて次の問題へ行きます。宅建試験は時間に余裕のある試験ではないので、4分以上かかりそうなら次の問題へどんどん行きました。
無駄に時間をかけてしまうよりも、先へ行って解ける問題を確実に解答していき、後で戻って考える方が効率的です。そして後で戻った時にも、○×△など、思考の痕跡を残して置くと、問題の内容が入って来やすくなり、時間のロスを減らすことができます。
おすすめの問題を解く順番
さて、重要な問題を解く順番です。
問題を解く順番にはこだわりのある方もいると思いますが、私のおすすめはこれです。
①統計問題
↓
②宅建業法
↓
③法令上の制限
↓
④権利関係
統計問題、宅建業法、法令上の制限、権利関係の順で解くのが一番効率的だと感じています。
あくまでも私のおすすめ。自分の解き方を既に見つけているという人は、その方法で解いていくべきです。直前でスタイルを変えると動揺してしまいます。あくまでも、解き方をまだ悩んでいる人のみ、参考にしてみてくださいね。
まずは暗記系の統計問題を頭から吐き出します。統計問題は試験の直前に目を通しておきます。
難易度が比較的低く、確実に得点していきたい宅建業法を、まだ頭のスッキリしているうちに落ち着いて解答していきます。
法令上の制限もその流れで。ここはサクサクと解答していきたいところです。
権利関係は考える時間も長く、難易度も難しいので一番最後にまわします。権利関係で解答を悩むような問題はみんな悩んでいます。
一番初めは統計問題
統計問題は直前に覚えて、試験開始とともに吐き出す方法が一番効率的です。こういった問題は最後の悪あがきでも点数に繋がるので、直前までテキストなどを眺めておくのをおすすめします。
私も直前に見ていた問題が出題され、1問得点できました。
おやまぁ。ラッキーだね!
2番目は宅建業法
宅建業法は確実に得点していきたいところ。難易度にひるむこともないので、試験が始まったところのまだ頭がすっきりしているうちに、どんどん解答していきます。
ここで迷った問題は、きちんと考えの形跡を残して置き、また後で戻って再考します。
きちんと勉強していれば得点できるところなので、落ち着いて解答します。
3番目は法令上の制限
法令上の制限については、こちらも暗記系なので、わからない時はわからないと割り切って進んでいくことが大事です。
最後は権利関係
最後は権利関係。
文章が長く、理解を必要とする権利関係は落ち着いて解答していきたいですよね。
問題の最初から解いた方がマークミスが少ないという方もいますが、権利関係から問題を解き始めると、最初に時間がかかりすぎて後半になるにつれ焦ってケアレスミスを可能性も出てきます。
私のようなテンパってしまうタイプの方にはあまりおすすめできません。
権利関係で悩むような問題は、多くの受験生も悩んでいます。難易度が高く、落としても仕方ない問題も中にはあります。とりあえず解答を出して、他の保留にしてきた問題に戻り、残り時間で再考するのがおすすめです。
大切なのは取れる問題を確実に取っていくこと
この順番の考え方は、
「得点できる問題を確実に取っていくこと」
「ケアレスミスで取れる得点を落とさないこと」
です。
宅建試験は点数の調整をするために、易しい問題、普通の問題、難しい問題が散りばめられています。
15〜17%の人が合格になる合格点を、だいたい30点台後半くらいにしなきゃいけないから、調整が必要だもんね
難易度の高い問題は、多くの受験生が落とすような捨て問も含まれています。
そういった問題に時間をとられて、普段なら得点できるような問題を落としてしまうのが一番もったいないですよね。
とにかく解答できるところどんどん解答し、最後に
つまり……権利関係がめっちゃ得意で先に解いた方がその後のノリが良い!という人なんかは、この順番でなく、慣れている解き方の方が良いってこと?
権利関係に苦手意識がなく、むしろ得意という人は最初に解いた方が良いということになります。
おすすめの時間配分
さて、お次はおすすめの時間配分です。
当日は緊張でどうしても焦ってしまう、または難問に時間をとられてしまうので、後で大変なことにならないように、自分の中で時間を区切っていくことが大切です。
私のおすすめの時間配分はこちら。
13:00〜13:01 深呼吸する、問題冊子をチェックする
13:01〜13:10 統計等
13:10〜13:50 宅建業法
13:50〜14:05 法令上
14:05〜14:35 権利関係
14:35〜14:55 飛ばした問題、見直し(ミスが不安な方はマークチェックも)
14:55〜15:00 マーク等総チェック(悔いがないよう落ち着いてチェックしましょう)
1行あいているところがありますが、そちらは後で説明します。
この時間は基本的には宅建の解答時間1問2分を目安にしています。それをもとに、計算すると実際にはこんな感じになります↓
統計等 5問(46〜50問)10分
宅建業法 20問(26問〜45問)40分
法令上 11問(15問〜25問)22分
権利関係 14問(1問〜14問)28分
法令上の制限等は普通に解いてももう少し短くできると思うので、どんどん解いて見直しの時間にまわします。微調整で権利関係は30分としました。
実際に解答してみると、この時間はかなり忙しいですが、飛ばした問題をやる時間、見直し時間を20分とるためにはこのくらいの時間配分で頑張りたいところ。
飛ばした問題や、不安の残る問題は、一旦最後まで解答してからまた取り組んでみると、違う見え方をすることが多々あります。
落ち着いて考えることで、正答を導き出せることもあるので、ぜひ見直し時間は20分ほどとることをおすすめします。
おすすめのマークシート転記方法は
最後はマークシートの転記のタイミングです。みなさん、マークシートへの転記はどのように行っていますか?
あんまり考えてみたことなかったな。一問ずつかな?
マークシートの転記のタイミングは
①一問ずつ転記する
②分野ごと転記する
③全問解答後に転記する
だいたいこの3つに分かれると思います。
先日ツイッターで解答していただいたところ、
①一問ずつ転記する…72%
②分野ごと転記する…3%
③全問解答後に転記する…25%
という回答になりました。
私がみかけた他のアンケートでも、一問ずつ転記する方が約70%となっていたので、だいたいみなさんこの割合で転記されているのだと思います
マークシートの転記のタイミング メリット・デメリット
マークシートの転記のタイミングにはそれぞれメリット・デメリットがあります。
①一問ずつ転記する場合
メリット→一問一問確実にマークでき完答した時には埋まっている。解答中も安心感がある
デメリット→マークの合計時間が他に比べて長くなる。難しい問題を飛ばした時にマークミスしやすい
②分野ごと転記する場合
メリット→ある程度マークの時間を短縮できる。分野ごとに気分転換ができる。
デメリット→マークのし始めの箇所が見つかりにくい。マークずれの可能性がある。
③の全問解答後に転記する場合
メリット→マークミスが生じにくい。まとめて転記できるので時間のロスが少ない。マークに集中できる。
デメリット→転記の時間を確保しておかないと最後慌ててしまう。問題を飛ばしてあるとミスが生じやすい。
たしかに、どの転記方法にもメリット・デメリットがあるね!
実際に受験生の方がされているマークのタイミングは70%の方が一問ずつでしたが、インターネットをみると「おすすめは全問解いてから」とされている場合も多いです。
比較的試験慣れしている方が、マークシートへの転記を全問解答後にしているようです。
わたしのおすすめは宅建業法の解答後と最後
結論が後になってしまいましたが、実は私のおすすめのマークシートの転記のタイミングは、②と③の間で(なんじゃそれ!)
分野別と全部解答後の間ってこと?
私は、宅建業法解答後と、権利関係を解答後のタイミングでマークシートに転記することをおすすめします。
簡単に言うとココ。さきほど、時間配分の時に行を開けていた箇所です。
13:00〜13:01 深呼吸する、問題冊子をチェックする
13:01〜13:10 統計等
13:10〜13:50 宅建業法
(問26問〜問50問まで解答済)
【ここで転記①】
13:50〜14:05 法令上
14:05〜14:35 権利関係
(問1問から問26問まで解答済)
【ここで転記②】
14:35〜14:55 飛ばした問題、見直し
14:55〜15:00 マーク等総チェック
理由は
・わかりやすい
・休憩になる
・焦らない
のバランスがいいからです。
わかりやすく、休憩になり、焦らない
このタイムスケジュールでいくと、宅建業法を解き終わったころには、26問目から最後の50問目までを解答。権利関係を解答後は1問目から26問目までを解答していることになります。
マークミスのリスクも少なめ、転記の回数も少ないので時間のロスも減ります。
そしてメリットとしては、2時間という長時間の試験の合間に、マークシートの転記時間を挟むことで、少しリラックスができます。
私のような慌ててしまうタイプでも、一度半分までマークをしておけば最後そこまで焦ることもありません。
マークシートの転記に関しては、すこしレアなタイプですが、私はこの方法をおすすめします。
当日の問題の解き方 まとめ
今日は宅建試験の私のおすすめの解き方を紹介させていただきました。
問題を解くときは
・スラッシュで区切りながら読む
・問われていることを明確にする
・選択肢に○×を記入する
ことが大事。
問題を解く順番は
統計等→宅建業法→法令上・税→権利関係がおすすめ。
時間配分は、
13:00〜13:01 深呼吸する、問題冊子をチェックする
13:01〜13:10 統計等
13:10〜13:50 宅建業法
13:50〜14:05 法令上
14:05〜14:35 権利関係
14:35〜14:55 飛ばした問題、見直し
14:55〜15:00 マーク等総チェック
マークシートへの転記は宅建業法の解答後、権利関係の解答後の2回がおすすめでした。
問題の解き方にはいろいろなものがありますが、自分のしっくりくるスタイルが見つけられれば、日頃の力を存分に発揮できるはずです。
今回の記事も参考になれば幸いです!
お読みいただき、ありがとうございました!それでは!またどこかの記事で!