事務職で働きたいけど、何も資格がないから不安…
事務に就職、転職したい時に、どんな資格があれば有利になるか知りたいよね
こんにちは。資格好き主婦ライターのまいです。私は宅建、行政書士、簿記、保育士など15この資格を持っています。
今回は、事務職経験10年の私が、事務職で有利になる資格についてお話していきます。
- 事務職に資格は必要?仕事内容から考えよう
- 事務職で有利になる資格
- 事務職で有利になるスキル
これから事務職に就こうとしている方はぜひチェックしてみてくださいね
それではいってみよー!
事務職に資格は必要?仕事内容から考えよう
まずは事務職の仕事内容から、事務職に資格は本当に必要なのか考えていきましょう。
事務の仕事内容
事務の仕事はだいたい以下の内容になります。
- 書類作成
- データ入力
- 伝票処理
- ファイリング
- 来客対応
- 電話、メール対応
- 営業補佐
- 備品管理
など
業種や企業によって、経理よりの事務があったり、英語を使用した事務があったり、仕事の範囲が広く多様であることも特徴の一つです。
座り仕事で黙々とこなすイメージのある事務職ですが、営業事務などは企業によっては頻繁に他業務や取引先と連絡を取り続けることもあります。
事務職って意外とコミュニケーションが大切なことも
忙しく難しいと感じる業務もありますが、多くの場合技術的にはそこまで難しくなく、ルーティン化し内容自体は覚えてしまえば何とかこなせる、ということも多くあります。
事務職に必要な資格はない
事務職は専門的な知識はあまり必要なく、作業効率やコミュニケーションが重視される傾向のある職種です。業務を行うために絶対に必要な資格というものはありません。しかし、「持っておくと仕事を円滑に行うことができる」「就職、昇進等で評価される」という資格は存在します。
もし現在持っているスキルがある人は、それを形にしてアピールする。スキルがない人は新たに身に着け、強みとする、という意味で、資格の取得を検討されてみてはいかがでしょうか。
役立つ資格一覧
MOS
MOSはMicrosoft officeソフト「Word」「Excel」「PowerPoint」などが実用的に操作できるか等のスキルを証明する資格です。国際資格であり、日本では毎年約17万人が受けています。
資格はソフトウェア、バージョンごとにわかれていて、レベルはスペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)の2段階になっています。
MOSは難易度はそれほど高くありませんが、知名度があり、MOSを持っていると採用担当者も「PC操作に問題はなさそう」と判断する材料になるため、事務職の就職で有利になりやすい資格だと言えます。
日商PC
日商PC検定は、日商簿記検定などを運営する商工会議所主催のPC検定です。資格の分野は3分野あり、
- 文書作成(Word)
- データ活用(Excel)
- プレゼン資料作成(PowerPoint)
それぞれ、1級から3級まで。より易しいレベルとしてWordとExcel分野の基礎部分の試験にあたる【Basic】があります。
MOSより実務的で難易度が少し高い傾向がありますが、Basicや3級は合格率が高く、就職では評価されない可能性があるため、日商PC検定を受ける場合は2級以上の取得を狙った方が良いでしょう。
1級は受検者が毎年数十名ほどしかいない上に、合格率は30%程度の難関です
日商簿記
経理会計系の資格の代名詞「簿記」は事務職にもおすすめです。簿記には日商簿記、全商簿記、全経簿記とありますが、多くの場合「簿記」というと商工会議所主催の「日商簿記」のことを指します。
簿記を学ぶことで貸借対照表宇あ損益計算書を読むことができるようになり、会社のお金の流れを掴めるようになります。事務職なら、簿記の基礎となる日商簿記3級程度でも評価されることがあり、簿記2級まで持っていると経理部門での活躍も期待されます。
秘書検定
秘書検定は電話や来客マナーなど、ビジネスマナースキルの証明となる検定です。3級から1級、1級と2級の間に準1級が設定されています。
3級は学生の受験生も多く、合格率70%と難易度が易しいのため、就職でアピールしたいのであれば2級以上を目指しましょう。
ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する基本的な知識を問う国家試験。出題分野はストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3種類で、IT系に限らず、社会人として必要なIT知識を得ることができます。
合格率約60%と難易度はそれほど高くないですが、受験者が多く、知名度も高いので評価にも繋がります。
ビジネス実務法務検定
ビジネス実務法務検定は、東京商工会議所が主催している民間の検定試験です。実務レベルの法務知識の習得、習得を証明できる検定で、ビジネスの場面で必要な法務知識の基礎を学ぶことができます。
事務職の中でも契約書や取引を扱う営業事務や、書類管理を任される一般事務に役立つ資格です。コンプライアンスについての知識は今の時代不可欠なので、法務関係に興味のある方は取得して損はないでしょう。
2級でも難易度はそこまで高くないので、就職で活かしたい場合は2級の取得をおすすめします
事務系の資格は他にもこんなにある
試験名 | 受験資格 | 受験者数 | 合格率 | 受験料 |
---|---|---|---|---|
実用マナー検定 | なし | 非公開 | 非公開 | 4,012円(3級) |
ビジネスコンプライアンス検定 | なし | 非公開 | 非公開 | 5,500円(初級) |
コミュニケーション検定 | なし | 非公開 | 約80% | 2,700円(初級) |
文書情報管理士 | なし | 500〜600人ほど | 70〜85%(2級) | 11,000円(各級共通) |
ビジネスキャリア検定 | なし | 27,000人ほど (全級合計) | 約50% | 6,990円(2級) |
ビジネス能力検定ジョブパス | なし | 3,900人ほど | 約75% | 4,200円(2級) |
ビジエス実務マナー検定 | なし | 2,700人ほど | 約60% | 4,100円(2級) |
事務関連資格は数多くあります。自分が興味がある分野、アピールポイントにしていきたい資格をチョイスしてみても◎
事務職で活きるスキル
事務職に資格は絶対に必要ではありませんが、資格を取らなくてもスキルは持っていた方が良いというものがあります。資格はなくても就活時にアピールできれば有利になる可能性は高いですし、就職前に身に着けておくと仕事を始めてからもスムーズに業務を行っていくことができるでしょう。
PCスキル
事務職はほとんどの場合パソコンを使用します。例えば総務事務の給与計算管理や、営業事務、一般事務の受発注業務など、企業で導入しているシステムを使用することもあり、ExcelやWordは必要ないこともありますが、それでも最低限タイピングは必要になります。また、企業によっては文書作成やデータ活用が必要、またはできたら重宝されることもあるので、Excel、Wordなどのofficeの機能はできるにこしたことはありません。
ビジネスマナー
事務職は事務処理の他に、窓口対応や電話対応をすることが多くあります。特に転職や再就職の場合は、通常レベルのビジネスマナーは当然に心得ていると思われていることも。ビジネスマナーがきちんとしている人は、どのような職業でも、企業でも好印象であり、評価にもつながるので、就職活動前に一度確認しておくようにしましょう
事務職につきたいなら一番大切なのは行動すること
事務職は体力をあまり使わない座り仕事であり、時間の融通がききそうという理由から人気の高い職種です。そのため、倍率が高いことも多く、なかなか思い通りに就活が進まないということも。
そんな時に最も大切なのは、「行動をすること」です。自分のアピールになる部分を見つけ、それを延ばすためにスキルを磨く、資格を取る。というのも良いですし、面接対策をする、キャリアアドバイザーに相談するということも大切です。
とにかく行動を続けていけば、きっと自分に合った職場が見つかるはずです。ぜひ前向きに、自分のやりたい仕事に向かって進んでいってくださいね。