ビジ法の3級を受けようと思うけど、どうやって勉強すればいいのかわかんない
勉強方法って迷うよね。でもビジ法を受ける人は忙しい方が多いから、なるべく早めにとりかかりたいよね
こんにちは!資格好きの主婦まい(maisawaco)です。
私は行政書士、宅建士、FP2級、保育士など15コの資格を持っています。
今日はビジネス実務法務検定の勉強法についてお話していきたいと思います。
ビジネス実務法務検定は、東京商工会議所主催の検定。通称「ビジ法」と呼ばれ、1、2、3級があります。1級の難易度はとても高いですが、3級、2級は独学でも対策すれば大丈夫!特に3級は法律の入門的な位置づけで、基礎的な内容になっています。
私は宅建を受験した年に、2級のみ受験して一発合格しています
さて、今回のお話はコチラ
- ビジネス実務法務検定3級の勉強のポイントは「簡潔に」「コスパ良く」
- 試験対策は市販テキスト1冊(法務教科書「ビジネス実務法務検定試験®3級 テキストいらずの問題集」)をしっかりと
- 勉強時間は30〜40時間が目安
- 勉強の流れは「全体像を掴む」→「細かなところ」が時短のカギ
ビジ法3級の受験をお考えの方はぜひチェックしてみてくださいね
それではいってみよー
ビジネス実務法務検定3級の勉強のポイントは「簡潔に」「コスパ良く」
いきなりですが、ビジネス実務法務検定3級を勉強する際の最も重要なポイントは
- 簡潔に
- コスパ良く
です。
サクサクっと勉強していくことが大事☆
ビジ法3級は合格率70〜80%台の試験です。10人受験すれば、7、8人は合格できます。
資格試験というのは無勉強で試験に挑む方が一定数いるので、受験資格がない検定試験でこの合格率は、難易度的には「易しい」試験だと言えます。
ただ、本当にぜーんぜん勉強しないと残念ながら残りの2、3人に含まれてしまうので、要点を絞り、「合格するための勉強」をすることが大事だね
法務について深く学びたい方は、3級に合格した後、2級、1級の勉強で実力をつけていけばOKです
ビジ法3級を勉強する際には、
「法律に関することだからきっと難しいだろう」
「会社法とか難しそう……」
とひるまずに、「勉強すれば受かる!」と前向きな気持ちでサクサク勉強していきましょう!
具体的にはこんな感じです。
- テキストは市販テキスト1冊に絞る
- 全体像を掴む→詳細を学ぶ の順で勉強をする
- 勉強時間は30〜40時間を目安に、わからなくてもどんどん進める
詳しくみていきます!
ビジネス実務法務検定3級の対策は市販テキスト1冊
3級の受験をお考えの方は市販テキスト1冊をしっかり勉強することをおすすめします。
ビジ法3級は公式テキストではなく、市販テキストがおすすめです。
理由はコチラ
- ビジネス実務法務検定3級の難易度は「易しい」
- 市販テキストは合格するための内容になっている
- 価格が安い
ビジネス実務法務検定3級の合格率は70〜80%(2021年度試験は87〜90%でした)。ズバリ「易しい」試験です。
試験回 | 級 | 実受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
第51回 | 2級 | 4,249人 | 2,246人 | 52.9% |
3級 | 6,261人 | 5,427人 | 86.7% |
資格試験の中には公式テキストがおすすめなものもありますが、ビジ法3級の場合は市販テキストで十分対応可能。
市販テキストは合格するために必要十分な内容になっているので、1冊あればOKです。
また、公式テキストは3000円台と少しお高め。テキストのみでなく公式問題集も別途購入しなければならないので、正直3級にかける金額としてはコスパが悪いかなという気がします
おすすめは「ビジネス実務法務検定試験®3級 テキストいらずの問題集」
おすすめは法務教科書の「ビジネス実務法務検定試験®3級 テキストいらずの問題集」です。
- 問題集と解説のセット本で効率が良い!
- 問題は過去問からの出題なので過去問対策もOK
- 分野別の掲載&重要ポイント付でわかりやすい
- 本試験問題も1回分掲載
「ビジネス実務法務検定試験®3級 テキストいらずの問題集」は過去問から厳選された問題が掲載され、それぞれに解説がついています。要点だけに絞って学べるので効率的。
分野別の掲載と重要ポイント付で、頭の中を整理しながら勉強を進めることができます。
本試験も1回分掲載。これは流れやボリュームを把握するためなので、1回分で十分です。
デメリットは
- 公式問題集と比べると問題の掲載数が少ない
- 公式テキストに比べて解説が不十分
というところだと思います。
当たり前なんですが、1冊まるごと問題が掲載されている公式問題集と比べると、問題の掲載数は少なくなります。公式テキストは約400ページあるので、比較すると解説が不十分とも思える箇所も。
人によっては不安になってしまう方もいるかもしれないね。
個人的には「ものごとの理解にこだわりがある」「少しのことでも気になってしまう」という方でなければ、市販テキストの解説で十分だと感じます。
公式テキスト&問題集で勉強も可能
もちろん、公式テキスト&問題集での学習も可能です。
- 問題の数が十分
- 解説が細かく丁寧
- 2級、1級と勉強を進める人は確かな情報が得られる
公式テキスト&問題集のメリットは合格に十分な知識量を得られることです。特に2級、1級とスキルアップしていく方は、辞書がわりとして持っていても良い内容だと思います。
デメリットは
- 金額が少々お高め
- 情報量が多いと、勉強しきれなくなってしまう
ことです。
さっきからお金のことばかり気にしてるね……
お金はだいじでしょー♪
公式テキストは年々わかりやすくなってきているので、勉強時間が取れて、金額も気にならない方はもちろん市販テキスト&問題集の使用でOKです!
公式テキスト&問題集で勉強をされる場合は、問題集を基本に、テキストを辞書の代わりに使用するのがポイント。問題を解くというアウトプット中心の勉強法の方が、記憶に残り易く効率的です!
ビジネス実務法務検定は7割で合格の試験=市販テキストで十分
ビジネス実務法務検定は70点取れれば合格できる試験です。試験に合格するための最短ルートは「70点以上を取る」ことを目標すればOK。全部完璧に勉強する必要はないんです。使用する教材は要点を絞った市販テキストで十分です。
市販テキストでもちゃんと勉強すれば80点〜90点以上取れるよ!(私も2級を市販テキスト使用で受験したが、記録が残っていないのですが、記憶ですと9割くらいで合格しました)
しかし3級を受験される方の中には、法務部に所属を希望される人であったり、法律の知識をしっかりと身に着けたい方もいます。そういった方には公式テキスト&問題中の勉強がおすすめです。
試験に合格するための勉強と、確かな知識とはちょっと差があるよね
「2級を受ける予定がある場合は、3級のテキストを購入しておくべき」という方もいますが、2級も市販テキストで勉強される方も多いので、やはり好みで選んで良いでしょう。
2級も視野に入れている人、スマホ学習が気になっている人にはスタディングがおすすめ
基本的には独学でOKのビジ法3級ですが、2級合格を視野に入れている方、スキマ時間を効率よく利用できるスマホ楽手が気になっている方はスタディングの通信講座がおすすめ。
ネットCMとかでおなじみだよねー
スタディングのビジネス実務法務検定講座
問題もスマホ、PCなどオンライン上でできるので、どこでもちょっとした時間があれば勉強できますよ
ビジ法はIBT、CBT化しているから試験の練習にも最適だね
価格は3級のみが4,378円、2、3級セットコースは19,800円。それでも十分コスパが良いですが、キャンペーンが開催されているともっと安くなっているのでぜひチェックしてみてください。
実際のWebテキストや講義動画を利用できる無料のお試しもあるので、気になる方はぜひ一度試してみてくださいね
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勉強時間は40時間を目安に
インターネットの情報では、ビジネス実務法務検定3級の標準学習時間は20〜60時間だそうです。
受験された方の平均からいうと、30時間勉強できれば合格に近づきます!
ビジネス実務法務検定を受験される方の中には、ほぼ無勉強で合格される方もいます。ビジネス実務法務検定は、社会人の常識問題も多いので、会社勤めの期間がある程度あったり、新卒でも知識のある方は合格できる試験です。
でも、私もそうなんですが、「社会人やってるけど、会社のこととか実はチンプンカンプンなんです」という方はきちんと勉強しないとブー×
勉強に慣れていない人は40時間程度勉強できると安心です。
TACなどの通信講座が提唱する標準勉強時間は、実際より少し長めに設定されています(例えば宅建で独学勉強時間600時間と言っている記事もあります。(cf宅建は一般的に300~400時間程度と言われている)。ビジネス実務法務検定も、3級で60時間というのはちょっと間延びしてしまうんじゃないかなと思います。40時間を目安に、サクサク勉強していきましょう。
だらだら勉強するより集中して勉強する方が記憶に残り、効率的だね
勉強の流れは「全体像」→「詳細」
勉強の流れは「全体像」→「詳細」、「大まか」→「細かく」がポイント。
具体的にはこんな流れです。
- 目次を読んで勉強する内容を把握
- テキスト(問題集)を1周流し見、流れを掴む
- 問題と解答を見ながら2周目
- 分野ごと問題をちゃんと考えて解きながら3周目
- 過去問(本試験1回分)を解いてみる
- 苦手箇所を確認
目次を読む→テキスト1冊流し見で全体像を把握
まずは目次のチェック。目次は全体を掴むのに意外と大事です。
5分くらいのことなので、必ずやってみてくださいね。
そのあとはテキストを流し見します。
- どんな内容を学ぶのか
- わからない単語はどのくらいあるか
- 全体のボリュームはどのくらいか
の確認です。
問題と解答をどんどん解いていく
次は問題をどんどん解いていきます。
一応解きはするんですが、わからなくても解答をどんどん見てしまってOK。スピード勝負でどんな問題が出題されて、どんな解答が正しいのか、感覚を掴んでいきます。
わからなくて当たり前なので、「難しい」と感じる前に解答を見ちゃうのも手です。
分野ごと問題をじっくり解く→要点確認
ここが一番時間をかけるところ。
分野ごとに問題を考えながらじっくり解いていきましょう。間違えてしまった箇所はノートにまとめるなどしても良いと思います。
ただ、ノートはきれいに取ることよりも、「書いて理解する」ために行ってください。合計で40時間ほどしか勉強時間がないので、あまり見返す機会はないです。
きれいに書くのは正直ムダ。内容が理解できる程度、「ソコソコ」で大丈夫です。
その他のポイントとしては「分野別」に勉強を進めること。ビジ法は分野で内容が分かれているため、じっくり理解を深める時は分野別で勉強した方が効率が良いです。
どんな勉強でもそうですが、ただテキストを読むだけではなかなか頭に入ってきません。市販テキスト、公式テキストどちらを使用するにしても、「問題を解く」ことを中心に。そのためにどんな知識が必要か、テキストで確認していくという感覚を大切にしていって下さい。
また、テキストの例題や小問題から本試験問題まで、どの問題を解くにしても最も重要なのは「問題の答えに納得すること」です。
一つ一つにこだわっていくとなかなか進みませんので、私はまずは全体をさらうことをおすすめしています。ただ、勉強も終盤に差し掛かってきたら、間違えた箇所のその理由をしっかりと確認し、自分のものにしていく感覚を身に着けていってくださいね。
過去問でボリュームをチェック
過去問の本試験1回分をやってにます。本番のように続けて解きます。
大切なのは復習することです。間違った箇所に似たような問題が意外と本番出たりするので要注意です。
苦手箇所を確認
最後に今までの勉強で間違えやすかった点を復習します。
カンペキを目指すのは大変なので、簡単な問題を落とさないようにしましょう。
みんなが正解する問題を必ず正解できるようになれば合格はすぐソコだよ☆
ビジネス実務法務検定3級の概要
ここで、ビジネス実務法務検定3級について概要をまとめておきましょう。
試験概要
項目 | 内容 |
---|---|
試験方式 | IBT方式(受験者のコンピュータで受験) CBT方式(移行措置。2021〜2023年度に限る) |
受験資格 | 2級、3級:受験資格なし |
受験料 | 2級:7,700円(税込) 3級:5,500円(税込) ※CBT試験は事務手数料2,200円(税込)が別途かかります |
合格率 | 2級:約40% 3級:約75% |
試験日 | IBT試験:6月中旬~7月上旬 10月中旬~11月上旬 CBT試験:9月上旬~9月下旬 翌1月下旬~2月中旬 |
試験時間 | 2級、3級:90分 (IBT試験は10:30、11:00、13:30、14:00、15:30、16:00より選択) |
出題形式 | 多肢選択式 |
合格基準 | 100点満点の70点以上をもって合格 |
3級の試験範囲
ビジネス実務法務検定は、法律の「民法」からの出題が約50%を占めています。出題範囲を網羅する中で、民法は苦手とすることなく中心に進めていきたい科目です。
- ビジネス実務法務の法体系
- ビジネスを取り巻くリスクと法律のかかわり
- 企業活動の根底にある法理念
- 法律の基礎知識
- 企業取引の法務
- 契約とは
- 契約の成立
- 契約成立後の法律関係
- 売買以外の契約形態
- ビジネス文書の保存・管理
- 契約によらない債権・債務の発生~不法行為等
- 債権の管理と回収
- 通常の債権の管理
- 取引の決済(手形・小切手等)
- 債権の担保
- 緊急時の債権の回収
- 企業財産の管理と法律
- 企業の財産取得にかかわる法律
- 企業財産の管理と法律
- 知的財産権
- 企業活動に関する法規制
- 取引に関する各種の規制
- ビジネスと犯罪
- 企業と会社のしくみ
- 法人と企業
- 会社のしくみ
- 企業と従業員の関係
- 従業員の雇用と労働関係
- 職場内の男女雇用にかかわる問題
- 派遣労働における労働形態
- ビジネスに関連する家族法
- 取引と家族関係
- 相続
合格率
次に、ビジネス実務法務検定の合格率を詳しくみていきましょう。
試験実施回 | 2級 合格率 | 3級 合格率 |
---|---|---|
第33回(2013年) | 54.5% | 77.8% |
第34回(2013年) | 38.5% | 79.6% |
第35回(2014年) | 43.5% | 67.6% |
第36回(2014年) | 31.8% | 68.0% |
第37回(2015年) | 20.9% | 74.2% |
第38回(2015年) | 24.6% | 74.2% |
第39回(2016年) | 41.3% | 73.6% |
第40回(2016年) | 25.0% | 63.4% |
第41回(2017年) | 16.7% | 59.3% |
第42回(2017年) | 56.6% | 76.6% |
第43回(2018年) | 35.4% | 83.4% |
第44回(2018年) | 46.7% | 75.9% |
第45回(2019年) | 54.3% | 80.2% |
第46回(2019年) | 30.6% | 70.6% |
第47回(2020年) | 中止 | 中止 |
第48回(2020年) | 43.4% | 75.7% |
第49回(2021年) | 68.4% | 87.3% |
第50回(2021年) | 62.9% | 85.9% |
第51回(2022年) | 52.9% | 86.7% |
第52回(2022年) | 50.6% | 80.3% |
第53回(2023年) | 29.2% | 47.8% |
第54回(2023年) | 38.7% | 53.2% |
ビジネス実務法務検定試験は、2級は約50%の人が合格。3級にいたっては80%以上の人が合格する試験でした。
しかし、2023年度は2級で約20%弱、3級で30%以上も合格率が低下。
3人に1人ほどしか受からない難しい試験となっています。
個人的な意見として、今後は2023年よりはもう少し易化する可能性がありますが、2020年以前のような2級は50%以下、3級は80%以下の難易度に抑えられるのではないかと思います。
2023年は合格率が下がったとはいえ、基本的な対策さえしていれば合格できる難易度でした。合格率に一喜一憂せず、試験の対策をきちんと進めることが大切です。
ビジネス実務法務検定3級の勉強法・まとめ
ビジネス実務法務検定3級の勉強法を見てきました!内容はこちらでしたね。
- テキストは1冊をしっかりと
- 3級の場合は市販テキスト「ビジネス実務法務検定試験®3級 テキストいらずの問題集」がおすすめ
- 法務をしっかり学びたい人は公式テキスト&問題集
- 勉強時間は20〜40時間
- 「全体像」→「詳細」の勉強法
ビジネス実務法務検定3級はそれほど難しい試験ではありません。ちゃんと勉強すれば誰でも合格できる試験です。
そのため、ポイントはいかに効率よくサクサク勉強するか。テキストを厳選し、「全体像」→「詳細」の勉強法で効率よく学んでいきましょう!
最初は不安もありますが、20時間30時間勉強すると、合格へ自信がついてくるはずです!
ビジ法ってかっこいい!効率よく勉強して、ばっちり合格を掴んでくださいね!
それでは、私も勉強を頑張ります。ありがとうございました☆またどこかの記事で!
バイバーイ☆