「宅建初心者だけど、今から勉強して間に合うテキストない?」
「宅建は市販のテキストの種類が多すぎて迷う!」
「とにかく最短で合格に近づけるテキスト早くちょうだい!」
そんなお悩みにお答えします。
こんにちは!まいです!
私は宅建、行政書士、FP2級などを持っている資格好きの専業主婦です。
宅建試験は平成23年にまったくの初心者から50日で一発合格しています。
突然のドヤ顔!
今回はそんな私が宅建の市販テキストについてオススメをまとめたいと思います!
この記事の内容は
・おすすめテキスト3選(+おまけの1冊)
・テキスト選びのコツ
となっています。
宅建試験まで残りわずかとなりました。でもまだ間に合います!ここに50日しか勉強しなかった人もいますから!
「宅建試験受験しよう!と申し込んだはいいものの、未だテキスト選びで困っている」といった、当時の私のように困っている方はぜひサクッと読んでみてくださいね。
では今から短期一発合格を目指す方におすすめのテキストを3冊ご紹介します。
短期合格におすすめ宅建テキスト1位 宅建学院「らくらく宅建塾」
まずは宅建学院の「らくらく宅建塾」です。
「らくらく宅建塾」のメリット
まずは私も使ったテキスト「らくらく宅建塾」です。
「らくらく宅建塾」の一番の特徴はその文体。わかりやすい口語調、まるで講義を聞いているかのような話し言葉で解説されていることです。
そのため独学でも勉強に入りやすく、私のように初学者×独学×試験当日まで時間がないという「とにかく早く勉強の波に乗らなくてはならない」という切羽詰まっている方におすすめのテキスト。
勉強があまり得意でない人は、とにかく勉強に集中するまでが大変。らくらく宅建塾はすんなり読み始めることができるので、一番勉強の波に乗りやすいテキストだと思うよ!
らくらく宅建塾は最短で合格点に達することを目的としているため、他のテキストに載っていることでも省かれていることもあります。でも、問題集の「過去問宅建塾」とセットで学習をすれば大丈夫。わかりやすく、確実に合格できる力をつけることができるテキスト&問題集です。
「らくらく宅建塾」のデメリット
デメリットはあまり丁寧に理解させようとはしていないところです。
内容と文章を合格基準の最小に設定しているので、「ゆっくり丁寧に、細かく」勉強したいタイプの方には向いていないかもしれません。
また問題集「過去問宅建塾」が宅建業法、権利関係(民法)、「法令・関連知識」の3冊に分かれているので、全て購入するとその分費用が多くかかります。
ただこの問題集の解説もとてもわかり易くなっているので、テキストを「らくらく宅建塾」にしたのならぜひ購入すべきです!
テキストと問題集の解説をすべて覚えられるようになれば、どのテキストよりも最短で合格を手にすることができる内容になっているので、「初学者で時間がない、でも絶対に合格したい!」という方にぜひ使っていただきたいテキストです。
ちょっと補足〜「らくらく宅建塾」の実力は
らくらく宅建塾は私のように初心者で短期合格した方の多くが使用していたテキストです。ブログ等を覗くといろいろな方がおすすめしていますよね。
ただ一方で、「テキスト比較のプロ」宅建のテキストの評価を行っているサイト管理人さん方にはイマイチ人気のないテキストのようです。
主だった理由は「試験に必要ない不要な知識が掲載されているから」「アフターサービス等が乏しい」という理由です。
これは確かに、初心者で時間のない人にとっては不要な知識はできるだけインプットしたくないものです。仰る通り。
しかし、これを言ってはおしまいなのですが、50日という極端に少ない期間で学習した私のような人間や、今から勉強しようとしている、1ヶ月から3ヶ月未満で学習しようとしているこの記事をご覧の方は、おそらくその部分は流し読みになります。頭に入れられるほど学習できるかは微妙なところです。
私はそれよりも、このテキストの魅力は親しみやすく、すんなりと頭に入って来やすいことだと思います。いくら内容が精選されていても勉強を継続できなかったら意味がないので。(そして「らくらく宅建塾」だって精選されていないわけではないです)
アフターサービス等も、短期の場合は往々にしてどのようなサービスも利用しきれない場合が多いので気にしなくて大丈夫です。
私としては、やはりこの「らくらく宅建塾」は初心者で短期合格を目指す人におすすめのテキストにか変わりありません。本当に多くの初心者の方がこのテキストで合格しています。「らくらく宅建塾」を選んだ方は、ぜひテキスト&過去問(そして模擬試験もしてみてね)を信じて勉強に励みましょう!確実に合格に近づけるはずです。
短期合格におすすめ宅建テキスト2位 「みんな欲しかった!宅建士の教科書」
2つめはTACの「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」です。
「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」のメリット
「みんな欲しかった!宅建士の教科書」は宅建士のテキストの中で最も売れている一冊です。
FPでも簿記でも売れ筋の人気シリーズで、わたしは社労士の受験の時にこのシリーズのテキストを購入しました。
「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」のメリットは分冊(テキストが「宅建業法」「権利関係」「法令等」の3冊にわかれる)できることです。
600ページにも及ぶテキストですので、持ち運びがかさばるし、何しろ重いんですよね…。外で勉強したい人にとってはこの点は大きなメリットです。(いつでも筋力つけたい方は別)
また、見た目がポップでかなり親しみやすいテキストになっています。フルカラーでイラストもあり、見た目だけで楽しく学ぶことができそう!気分が上がるような楽しいテキストです。
宅建に対して「難しそう!」「法律用語とかわからない!怖い!」と思っている人におすすめしたいテキストですね。
そんなに怯えないでも大丈夫だよー!
「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」のデメリット
デメリットは2020年の改正についてどこが変わるのか少しわかりにくいかもしれない点です。
改正点は試験にも頻出事項なので別途まとめて記載が合った方が良かったと思います。
そしてこのテキストの特徴的に絵や図、カラーなどのビジュアル重視なので、文章を読んで理解するタイプの人には少し物足りないかも知れません。
私は図も大事ですが文章を読みながら理解を深めていくタイプ。図と文章が同じくらいの体感が理想なのですが、そういう方にとっては「ビジュアル過多」な印象です。
また「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」は宅建のテキストの中ではポップさ(カラーとフォントとイラストの総合評価)は中間程度だと感じますが、フォントが混在しているので、人によっては少しポップで見づらく感じるかもしれません。
フォントに関しては個人差があって、気にならない人も大勢いると思う!またカラーではっきり印象付けたい人にはちょうどいい感じです。
ポップな感じも好き、テキストをどれにしようか迷ってる…図やカラーメインで記憶していくタイプの方には「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」がおすすめです!
短期合格におすすめ宅建テキスト3位 スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト
「スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト」のメリット
「スッキリわかる」シリーズも資格のテキストの中では有名なものの一つです。私は簿記のテキストでこちらのシリーズを使用しようかなと思っています。
このテキストの魅力は文字通り無駄を省いたスッキリ仕様。内容もわかりやすいのはもちろん、本試験に関係のない事項は宅建の勉強範囲の中でも極力掲載しないようにしています。
つまり必要十分な内容ってことだね
その通り!出るとこだけ、わかりやすく!って感じのテキストだよ!
また、私は過去問については、「テキストより過去問が大切」というほど重要視しているのですが、この「スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト」の過去問「スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集」はものすごくいい過去問集でイチオシです。
過去問とテキストは必ず対のものを選んでほしいので、過去問メインでいくならこのテキストはゼッタイ推しです。おすすめです。
過去問のおすすめについてはこちらもチェックしてほしい!
「スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト」のデメリット
ではなぜ3位かというと、デメリットとしては「紫色のカラーが少し見にくい」というものがあります。
え?それだけ?
実際に使用してみるとわかると思うのですが、テキストのカラーリングって実は結構重要で、目に優しかったり、逆に重要なポイントを読み取りやすいかどうかで勉強効率がかわることもあります。
特に超短期で集中して学習する私にとっては重要なの!
「スッキリわかる」の場合はちょっと私の目には合わず、重要箇所が目に滑りそうな感覚がありました。もしかしたら同じように感じる方もいるかも。なのでその点をデメリットにさせてもらいます。
また、法改正についても少しわかりづらいかもしれません。(でもこの点は私は模擬試験で対策していただければと思っています)
いずれにしても、数ある宅建のテキストの中でおすすめにはかわりなく、初心者の短期学習に適しているテキストです。自信を持っておすすめできる一冊なので、手にされた方は信じて頑張ってくださいね!
番外編:3ヶ月以上ある人には…TAC出版 「わかって合格る宅建士 基本テキスト」
「わかって合格る宅建士基本テキスト」のメリット
TAC出版の「わかって合格る宅建士基本テキスト」も人気のあるテキストです。
2018年にフルカラー化され中身も講義形式にリニューアルされました。
分冊も出来るようになり、持ち運びに嬉しいですね。
「わかって合格る宅建士基本テキスト」の特徴はちょっとしたメリットが多くあることです。
まずは冒頭に「宅建士試験の50問のうち、正答率が70%以上の問題(約30問)が出るテーマ」をまとまった特集が組まれています。
これは全体像の把握にもなりますし、重点科目を知ることができるのですごく良いと思います。
というのも、宅建は合格率を15%に抑えるために、簡単な問題、難易度の高めの問題、難しすぎる捨て問で構成されています。この正答率が高い問題を落とさないようにすれば、あと数問とれば合格する…というわけで…初心者のうちにここを押さえることができるのってかなり効率が良い勉強だと思います。
また、過去問出題年の記載があり、どこが頻出なのかわかるのでパッと見で重要なところを察知しやすいのも嬉しいポイントです。
民法等の法律の改正点もテキストに赤字表記されているので、読みすすめながら確認できるのも良いですよね。
「わかって合格る宅建士基本テキスト」のデメリット
デメリットは文章が多めで情報量が多いところ。「初学者」にはおすすめできますが、短期合格を目指す場合はちょっと情報処理が大変かもしれません。
3ヶ月以上あればいいけど、3ヶ月未満の場合はちょっと勉強しきれないかも…
全体的なフォント、イラスト等の量はこちらも普通程度。リニューアル後のポイントを踏まえて、全体的なバランスは一番いいのではないかと思います。
今回のテーマには微妙なので選外でしたが、3ヶ月未満でも、過去問メインで辞書的にテキストを使う場合にはおすすめできるかな?と思い掲載させていただきました。
初心者が短期合格する宅建テキスト選びのコツ
初心者で短期合格を目指す人にとっておすすめの宅建のテキストとはどんなものなのでしょうか。詳しくみていきます。
宅建のテキストはハイクオリティ→基本的には好みでOK
宅建のテキストはどれもクオリティが高く、わかり易くなっているので、初心者だとしても基本的にはどのテキストでもOKです。
理由は
・毎年20万人規模の試験&独学者も多いため各社力を入れている
・受験者の好みに合わせさまざまなシリーズを発行
・傾向を見てほぼ毎年改善されている
という点。
宅建受験者は毎年約20万人と昔から規模が大きく、また独学可能な試験のためテキスト界では売れ筋の資格試験です。定番のシリーズだけでもかなり種類が出ています。
主要な出版社は
など。どこも大手。
宅建の場合は毎年合格者を多数出してテキストの評判を上げ、ライバルに勝たなければならないので、改善も頻繁で多くの資格試験と比べてもクオリティはかなり高くなっています。
どれを選んでもわかりやすく、一定の満足度が得られます。
そのため宅建のテキストのレビューをされているブロガーさんでも、どのテキストが1位かは評価が割れていて、ランキングの順位も注目するポイントとブロガーさんの主観で大きく変わってきています。
なので、ここでは私がかつて宅建を受験したときと同じく
「まったくの初学者」が「短期合格する」のためのテキストを選ぶコツをお伝えしたいと思います。
次の項では重要なポイントをお伝えしますね。
初心者が短期合格するためのテキスト選びに重要な5つのポイント
わたしが思う、初心者が短期合格するテキスト選びの重要なポイントはこの5つです。
初心者が短期合格するテキスト選びの5つのポイント
初心者の宅建のテキスト選びにおいては、カラーやフォント、文中に出てくるキャラクターが自分に合うかも重要なポイントです。
短期間で合格に達するには、テキストを1冊まるっと頭に思い浮かぶようになるくらい集中して勉強する必要があります。
自分の頭の中に入れるには、色やフォント、キャラクターや図などに全く違和感がないものを選んだ方がストレスが少なく、すんなり入ってきます。
文章も同じく、ですます調の講義風が好きな人や、「~だ」と簡潔に表現してほしい人。好みによって違います。
なので評判だけで決めずに、中身をよく見て、立ち読みでも1〜2ページくらいはじっくり文章も読んでみましょう。
特に民法のページを開いてみて、ガヤガヤしている書店で立ち読みで読んでみて、書いてある意味がわかったらかなりイイ線だと思います。
市販テキストの良いところは書店で色合いや質感なども見比べることができることだと思うので、ぜひこの先の相棒を見つけるテキスト選びも楽しんでくださいね。
派手すぎないものの方がいい
ただ、好みの中でも派手すぎないものを選んだ方が良いと思います。
私はキャラクターは親しみのあるものが好みです。でもあまりに色が多すぎたり、図にキャラクターが大活躍なものはおすすめはしません…理由はこの二点。
・情報量が多いと目や脳が疲れる
・テキストは全て頭に入っている状態がベスト、なるべく簡潔なものの方が効率が良い
勉強は頑張れば頑張るほど、目も脳も疲れてきます。
ただでさえ疲れるので、色などの刺激で余計に疲れてしまったらもったいないですよね。
人間が一度に処理できる情報量は限られているので、内容に力を回すべきです。
「集中して学習しよう」
「今日はノッてるし、まだまだ勉強するぞ!」
と意気込んだのに、テキストのせいで早めに疲れてしまうことのないように、目には馴染みやすいものにした方がいいです。
また、テキストは1冊をしっかり身に着けて頭の中にイメージできるようにすると合格に近づきます。
宅建も内容だけでかなり頭のメモリを使用するので、色やフォントなどの情報はなるべく少なめにしたほうが、本当に重要な内容を覚えやすくなります。
イメージしやすいように好みの範囲で簡潔、かつ自分に一番馴染むものを選ぶのがテキスト選びのコツです。
図や表、語呂合わせが適度になもの
派手すぎるものは避けた方が良いですが、宅建のテキストでは図が多めのものをおすすめします。
文系の試験なので、極端な話、ほぼ文章だけでもテキストは成り立ちます。でも宅建においては図で説明した方がわかりやすい項目もかなりあります。
民法の権利関係などは図で見比べた方が理解できますし、法令などはえ表で覚えてしまった方が早い項目です。
「語呂合わせは理解を伴わないので意味がない」という意見もありますが、宅建の試験においては「語呂合わせで済むものは語呂合わせで済ませる」というのもポイントだと思います。
特に民法などが苦手な人は、その考え方を身に着けるのに少し時間がかかってしまうので、法令上の制限などは直前に語呂合わせで詰め込むもの立派な作戦です。
特に時間のない初心者&短期合格志望の方は、語呂合わせで済むものは語呂合わせでOKです。
「語呂合わせで済むもの」の基準はテキストに掲載されているもので自分の間隔で違和感のないものです。
自分に合ったテキストを選べば合格は近づく
宅建のテキストは毎年の受験生20万人をターゲットにしており、各社しのぎを削った充実の内容です。
テキスト選びは自分の気に入ったものでOK。でも、あまり鮮やかなもはもしかしたら目や頭が疲れやすくなってしまうかもしれません。
テキストも深く付き合うものなので、ぜひ「お気に入りの」1冊を選んでください。自分の勉強法を信じて、楽しく、集中して学習をすすめれば、初心者&短期でも必ず合格を掴めるはずです!