【ビジ法】ビジネス実務法務検定とは?試験概要から勉強法まで

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「ビジネス実務法務検定ってどんな試験なの?」
「何か資格試験に挑戦したい。ちょうどいい難易度の試験はないかな?」
「ビジ法受けるなら3級?2級どっち?」

そんな疑問にお答えします。

まい

こんにちは!まいです

わたしは宅建試験を受験した年にビジネス実務法務検定の2級を受験して合格しました。

ビジ法の2級は、特に

「法律系の資格が何か欲しい」
「会社で資格手当のつく資格で取りやすいもの何かないかな」
「宅建受けたし、この調子でいろいろ資格に挑戦してみたい」

という人におすすめの試験です。

今回はそんなビジネス実務法務検定について、

・ビジネス実務法務検定ってどんな試験?
・難易度や勉強時間はどれくらい?
・勉強法やテキストはどうすればいいの?

ということを説明していきますね!

「ビジ法」に興味のある方はぜひチェックしてみてください!

それでは行ってみよー☆

この記事でわかること

ビジネス実務法務検定ってどんな試験なの?

まずはビジネス実務法務検定がどんな検定試験なのかご紹介します!

ビジネス実務法務検定とは

ビジネス実務法務検定とは、その名の通りビジネスで必要な法律の基礎知識が問われる検定試験です。

主催は東京商工会議所で、コンプライアンスや法令順守能力の基礎となる、法律的な知識を持った人材」を集めるために作られました。

ビジネス「法務」と聞くと、主に企業の法務部門で必要な知識なのかな?と思いませんか?実は株主総会についてや、民法、個人情報保護法など、ビジネス全般に関わる幅広い法律知識が出題範囲となります。

まい

出題範囲は広いけど、「広く浅く」という感じで、契約についてや労働契約についてなど、社会人として働く上で必要なさまざまな知識が得られるよ!

ビジネスパーソンにとって必要な知識を、体系的に学ぶことができるんだね!

ビジネス実務法務検定の試験概要

では、ビジネス実務法務検定試験が、具体的にどんな試験なのか紹介していきますね。

受験資格

【3級】なし
【2級】なし
【1級】2級の合格者

受験資格は、3級2級は定められていません。1級は2級の合格者です。

2級まではどんな人でも気軽に受験することができます

受験費用

【3級】 4,000円
【2級】 6,000円
【1級】 10,000円

受験費用は3級4,000円、2級6,000円、1級10,000円です。

検定試験の受験費用では平均的な金額ですね。

申し込み方法

東京商工会議所公式ホームページより、インターネット上で申し込み可能です。

試験日 申し込み期間

【3級】6月下旬 12月上旬
【2級】6月下旬 12月上旬
【1級】12月上旬

2級・3級は6月下旬と12月上旬、1級は12月上旬のみです。

2020年度試験は6月21日(日)と、12月6日(日)でしたが、6月21日の試験は中止になりました。

12月6日(日)の試験の申し込み期間は

令和2年9月23日(水)〜令和2年10月23日(金)

となります。

試験の申し込みにつき、詳しくは東京商工会議所公式ホームページをご覧ください。

試験地

全国各地

試験地は全国各地の商工会議所などです。

受験者数・合格率

【3級】受験者数19,808人 合格率79.8% 
【2級】受験者数13,729人 合格率42.0% 
【1級】受験者数  509人 合格率11.0%

2018年度は以上のようになっています。

試験ごと合格率は変動があり、3級で約60%〜70%代、2級で30%〜40%程度を推移しています。

1級は受験生も合格率も少ないね!

まい

1級は難関試験になるよ。
3級〜1級まで難易度の幅があるね

試験内容

【3級】【2級】マークシート方式 100点満点中70点以上で合格

出題範囲は2級の場合

①企業取引の法務
②損害賠償に関する法律関係債権の管理と回収
③企業財産の管理・活用と法務
④企業活動に関する法規制
⑤株式会社の組織と運営
⑥企業と従業員の関係労働組合と使用者との労災保険法
⑦紛争の解決方法
⑧国際法務(渉外法務)

などです。

1級は論述式で、共通問題と選択問題があります。

3級、1級の試験内容については省略させていただきます。

1級は難しすぎる!

1級は難易度がケタ違いに上がります。1級は企業の法務部門の管理職の方など、専門性の高い方が受ける試験です。

一般の社会人は2級を取得することで、ビジネスに必要な法務知識を身に着けているという証明になるので、2級の取得で十分です。

2級取得は就職に有利?

ビジネス実務法務検定は、検定であって資格ではなく、この資格を持ってないとできない業務(独占業務)はありません。

あくまで、必要程度の法務知識を持っているという指標です。

企業の求人などで必須資格になることはないので、その意味では抜群に有利ということはないです。

でも、学生や社会人歴の浅い人にとっては「企業法務や会社組織についての基礎的な知識がある」というアピールポイントにわかりやすい資格。

次へのステップアップにもつながる資格なので、とっておいて損はないですよ。

その場合もやはり、難易度がちょうど良い2級がおすすめです。

資格手当がつくことも

ちなみに、私の前々職の会社では、賞与時に3級2000円、2級3000円加算されていました。

ビジネス実務法務検定は、資格手当が必ずつくというものではありませんが、会社によっては毎月資格手当てがつく場合もあります

その場合は難易度的にとってもおすすめなので、ぜひお勤めの会社で確認してみてくださいね。

おすすめしたい人はこんな人

私がビジネス実務法務検定をおすすめしたい人はこんな人です

・社会人になりたてor学生の方
・主婦の再就職に向けて
・宅建取得後、次に何を取得しようか悩んでいる

それぞれ理由を説明します。

社会人になりたてor学生の方

既に紹介しましたが、社会人経験の浅い方、学生さんは、今後企業に勤めていく上で必要な知識を得ることができます。

企業勤めを希望している人にとっては、どれも知っていたい知識ばかりなので、教養としてもおすすめです。

また検定の合格はその必要な知識を持っているという証明にもなるので、就職にも有利な面があります。

また社会人歴が長い人も、私のようにぼやぼやしている人は勉強しておいた方が良いかもしれません。わたしはビジネス実務法務検定の勉強で始めて知ったことが多々ありました。

主婦の再就職に向けて

ビジ法は主婦の再就職に向けてもおすすめです。特に事務系の職種に就きたい方、事務の求人は倍率が高く、少しの差で合否が決まることがあります。できればいろいろなスキルをアピールできた方が採用に繋がるため、ビジ法も取得して損はないと思います。

私の前々職の会社ではビジ法は資格手当がつく資格の一つでした。手当がつくということはそれだけ評価に繋がるということです。

会社組織についてや、もちろん法務について基礎的な知識があるということをアピールできるので、他の資格等と合わせて総合的な力があると判断してもらうのに有効だと思います。

宅建取得後、次に何を取得しようか悩んでいる方

宅建試験をとりあえずで受けてみた方の中には、次へステップアップされる方もいると思います。

ビジネス実務法務検定は、そんな方にもおすすめです。

宅建試験の後に受験される試験で多いものは、

・マンション管理士
・管理業務主任者

などの不動産関係の資格試験。

もしくは

・行政書士
・司法書士
・不動産鑑定士

などの法律系士業の資格試験です。

どちらの場合も最初から宅建とのダブル受験を狙っている方以外は、翌年以降約1年以上あいての受験になります。

翌年の学習を本格的に始めるまでの期間、せっかく宅建で法律系の勉強のやり方のコツを掴んだのだから、他の試験にも挑戦してみるのはいかがでしょうか。

ビジネス実務法務検定は、難易度的にもそれほど高くなく絶妙なラインです。

まい

宅建ほど必死に頑張らなくても大丈夫です

私自身、宅建試験の翌週にギリギリで受験申し込みをしました。

宅建の自己採点で「たぶん行けただろう」と思ったので、この流れで他の試験にも挑戦してみたくなったからです。

宅建受験後、まだ何か勉強してみたいなという人の「とりあえず」の試験としてもおすすめの検定試験です。

2級と3級どちらを受けるべき?勉強法は?独学でも大丈夫?

ここからはビジネス実務法務検定の勉強法についてみていきましょう!

2級と3級どちらを受けるべき?

ビジネス法務検定は2級からの受験がおすすめです。

3級は合格率も約70%の試験で、ちょっと勉強すれば確実に合格できる試験です。

そして2級も難易度はそこまで高くなく、1〜3ヶ月程度勉強すれば合格できます。

受験料ももったいないので、勉強期間をとった上でいきなり2級にチャレンジが効率的です。

勉強時間はどのくらい?

勉強時間は2級で80時間程度だと言われています。

宅建など他に法律系の資格を受験したり、知識のある人は30時間〜50時間程度でも合格できると思います。

私も宅建試験が終わってすぐに受験したため、法律系の出題に慣れており、50時間ほどで受験しました。

何の問題もなく勉強でき、点数も良かったと記憶しています。

初学者→80時間
経験者→50〜60時間

が目安です。

勉強方法は?

勉強は独学でOK。テキストと過去問を繰り返すことで合格圏内に入ることができます!

特に、ビジネス実務法務検定のほかに法律系の試験を受けたり、知識がある人は独学で十分です。

まったくの初心者の方も大丈夫。でも、不安が大きかったり、テキストを眺めてみて「独学できるかな?」と思った方には、通信教育もおすすめです。

おすすめテキストは?

テキストは東京商工会議所から出ている「公式テキスト」がおすすめされています。

まい

私が受験しようと思った時も、ネットに「とにかく公式テキスト!」って書かれていたよ

理由は、公式テキストとは試験の主催者である東京商工会議所が発行しているテキストだから!つまり、答えは全て公式テキストここに載っているということです!

公式テキストをまるまる覚えれば満点がとれるってことだね!

まい

そのとおり!

ただ、欠点は

金額がお高めなこと
・大きめの書店でないとなかなか売っていなかったりするので、実物を試し読みできないこと

あとは

分厚くてなかなか読みづらいこと

ですね。

まい

私も何件目かで公式テキストを見てみたんだけど、とっつきにくいって感じちゃった

実は私は市販テキストを使用しました。

公式テキストと違い、書店で中身をみることができたし、文章も公式テキストより市販テキストの方がわかり易くて、とっつきやすくなっていたからです。

実際に理解しやすかったですよ。

ただ、公式テキストを使用していると、そこから問題が出題されるので、答えは全て公式テキストにあります。

その点、市販テキストで勉強を進めていると、実際の試験ではテキストに載っていない問題が出題されることも。

なので、満点を目指すことは難しいかもしれません。

満点狙い、もしくは出来るだけ高得点での合格を狙う人は「公式テキスト」

必要最小限の勉強で合格点を狙う人はこちらの市販テキストがおすすめです。

まい

勉強のスタイルや試験勉強にかけられる時間なども人によって違うから、自分に合った方を選ぶのがいいかも!

私はとにかく合格さえできれば良かったので、市販のテキストを選択しました。

ビジネス実務法務検定はおすすめの検定試験

ビジネス実務法務検定は、全国で試験を実施し、比較的気軽に受けられる試験です。

この検定の魅力は「ビジネスパーソンとしての法律上の基礎知識を網羅的に身につけることができるところ」です。

特に私のように、ぼけっと社会人になってしまったような方、または学生の方にとっては、必要な教養だと思います。

知名度はそこまで高くありませんが、検定の名称からどんな知識があるのかだいたい予想がつく点も、周りへのアピールになります(なんじゃそりゃ)

そして実際に私のように一般企業でも資格手当がつく場合もあるため、一度はチェックしてみるのがおすすめです。

勉強時間も比較的短めで、高コスパの検定の一つですよ。

特に宅建士を受験した方は、「何か他にも資格が欲しいな」「勉強癖があるうちに試験を受けたいな」という場合にちょうど良い難易度です。

少しでも興味があるなと持った方は、ぜひ受験を考えてみてはいかかがしょうか。

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さわだ まい
資格好きの専業主婦
行政書士・宅建士・FP・保育士・危険物などいろいろな資格を持っています。
2歳と1歳の育児と再就職の傍ら、更なる資格取得にチャレンジします。
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