
カラーコーディネーター検定試験を受けるけど、どんな勉強をどの程度やれば合格できるんだろう?
忙しいから、効率良く一発合格できる勉強法が知りたい!



カラーコーディネーターは
・50~100時間、期間は1ヶ月~2ヶ月を目安に勉強するといいよ。
・分野によって学習内容のイメージが異なるから、各章ごと勉強していくのがコツです!
こんにちは!資格好き主婦のまいです。
カラーコーディネーター検定試験は、カラー系の試験で色彩検定に次いで受験者数が多く、知名度が高い人気資格。難しすぎない資格なので、ぜひ一発合格を目指したいですね。
今回は、カラーコーディネーター検定試験の合格率・難易度・合格者の勉強時間・効率的な勉強法をご紹介します。
この記事を読めば、カラーコーディネター検定試験のあらゆることがわかり、合格までのイメージがわきやすくなります!



カラーコーディネーター検定試験を受験される方は、ぜひチェックしてくださいね



資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
行政書士、宅建、FP2級、簿記3級、カラーコーディネーター、色彩検定2級、福祉住環境コーディネーターなど15種類の資格を持つ資格好き。
資格ブロガー&ライター歴4年。資格試験のノウハウを発信しています。


第54回、第55回2級3級 IBT・CBT方式試験申し込み期間 | 試験期間 | 受験料(税込) |
---|---|---|
【アドバンスクラス】7,700円 【スタンダードクラス】3級5,500円 ※CBT試験はCBT利用料として 別途2,200円(税込)がかかります | ||
2023年9月22日(金)~10月3日(火) | 10月27日(金)~11月13日(月) |
資料請求もちろん無料。デジタルパンフレットは今スグ見れます!おすすめ通信講座は「資格のキャリカレ」
9月15日まで30%OFF!大決算キャンペーン中
カラーコーディネーター検定試験の勉強法のポイント
カラーコーディーネーター検定試験の勉強法のポイントは以下の通り!
- 教材はテキストと練習問題でOK!
- 勉強時間の目安は50~100時間、期間は1~2ヶ月程度
- 各章ごとざっとさらう→練習問題を繰り返す
- 合格率は高め、難しい試験ではないので自信を持って!
- ネット試験について把握しておくと安心して受験できます



順番に解説していきます
教材はテキスト+練習問題でOK!
カラーコーディネーター検定試験の勉強に使う教材は、
・テキスト
・練習問題(東京商工会議所に注文します)
の2冊でOKです。
テキストは
・公式テキスト(試験実施団体の東京商工会議所から出されている)
・市販テキスト
の2種類がありますが、ボリュームや価格、読みやすさなどを基準に、ご自身の好みによって選んでください。どちらでも合格できます!
私はナツメ社「スピード合格!カラーコーディネーターテキスト&問題集」を使いました
私は、今回アドバンスクラスを受けるにあたって、ナツメ社の「スピード合格!カラーコーディネーター【アドバンスクラス】テキスト&問題集」を購入しました。
公式テキストよりも価格が安い上、Amazonレビューでも高評価の多い充実した内容のテキストです。
各章ごとに練習問題がついているため、理解度を図りながら効率的に勉強をすすめることができます。



特に、スタンダードクラスを受ける人は「この1冊で十分!」という人もいるほど。価格も安くてお買い得です。
そのほかにも、【スタンダードクラス】は成美堂の「1回で合格!カラーコーディネータースタンダードクラス テキスト&問題集」があります。



成美堂のテキストは、ナツメ社よりもさらにシンプル。合格に必要十分な内容をスッキリまとめています!
勉強に抵抗感がある方にオススメ!


公式テキストは全範囲を網羅
東京商工会議所から出されている公式テキストは、「公式」なので試験範囲を全て網羅。試験問題はこのテキストから出題されます。
かなり分厚く、説明文も多いのですが、このテキストをまるまる1冊しっかりと学習できれば、満点に近い形で合格が可能です。
ひと昔前(リニューアル前から)は「見にくい・レイアウトがわかりづらい・文章量が多すぎる」など、評判があまり良くなかったのですが、版を重ねてだいぶ改善されてきています。
色彩検定の公式テキストと比較すると「もう少し!」と思う点はありますが、色の知識をしっかりと頭に入れたい方には、辞書がわりになる優れたテキストです。
どちらのテキストを使用するかは、受験者のお好みです。
今後も使える色の知識を完璧に学習したい人には公式テキスト、費用を抑えてなるべく簡単に合格を目指したい人は市販テキストをおすすめします。



特にアドバンスクラスを受ける場合は、市販テキストでもかなりボリュームがあります。
テキストの価格や情報量などを考慮して、自分のお好みの方を選んでくださいね
公式の練習問題は、どちらのテキストを使用する場合もぜひ取り寄せてほしい
カラーコーディネーター検定試験には、市販からも公式からも「過去問」の販売がありません。ネット試験化し、問題が受験者ごとランダムに出題されるようになったので、過去問の作成ができないためです。
ただ、公式から試験と同じ形式で100問掲載のある「練習問題(990円)」は出されています。
この練習問題は、ぜひ手に入れてほしいです。
資格試験を受ける上で問題演習はとても大切です。問題演習には、以下のようなメリットがあります
・実際の試験の出題の仕方の把握
・問題の難しさの把握
・解答スピードの把握
・重要な箇所の把握
・テキストに戻って学習する際の理解速度の上昇
問題演習は、ただテキストを読んでいるだけの勉強よりも数段効率の良い学習法なのです。
カラーコーディネーターの勉強では、公式テキストには問題集はついていませんし、市販テキストで学習する場合も、テキストについている演習問題では分量がちょっと足りません。
どちらのテキストを選ぶにしても、ぜひ公式の「練習問題」はぜひ購入して、学習に役立てていただきたいと思います。


私は特に「学習の総仕上げ」として模試のような形で「練習問題」を使用するのがおすすめです。



お取り寄せ方法はカラーコーディネーター検定試験®公式ホームページをご覧ください


勉強時間の目安は50~100時間、期間は1~2ヶ月
カラーコーディネーターの勉強時間の目安は、
・50~100時間
・1ヶ月~2ヶ月
です。



50時間と100時間だと差があるね
資格試験の勉強時間は
・前提知識があるか勉強慣れしているか
・集中して学習できる環境か
など、個人の状況によって異なります。
目安の学習時間の範囲内で、自分はどのくらいの学習が必要なのか見極めながら、自分が合格できそうな勉強時間+20時間くらいの感覚でスケジュールを組むと余裕を持って勉強ができるでしょう。
公式サイトの合格者の勉強時間をチェック
カラーコーディネーター検定試験の勉強時間は、ネット上で検索すると50時間〜250時間とかなり開きがありました。
しかし、公式サイトの合格者アンケートと私自身の経験からするとやはり目安は50~100時間程度で良いと思います。



合格者の勉強時間が公式サイトに掲載されています。
ぜひ参考にしてみてください
【合格者の1日あたりの勉強時間】
合格者の勉強時間(1日あたり) | スタンダードクラス | アドバンスクラス |
30分未満 | 17.3% | 12.5% |
30分〜1時間 | 41.0% | 35.6% |
1〜2時間 | 30.0% | 38.5% |
2〜3時間 | 9.8% | 7.7% |
3時間以上 | 2.0% | 5.8% |
スタンダードクラス・アドバンスクラスともに、合格者の約7割が1日あたり30分から2時間の勉強をしていることがわかります。



2時間以上勉強する人はとても少ないね
【合格者の勉強期間】
合格者の勉強期間 | スタンダードクラス | アドバンスクラス |
1ヶ月未満 | 32.9% | 30.8% |
1〜2ヶ月 | 36.8% | 29.8% |
2〜3ヶ月 | 16.9% | 20.2% |
3〜4ヶ月 | 7.2% | 8.7% |
4~5ヶ月 | 2.9% | 4.8% |
5ヶ月以上 | 3.3% | 5.8% |
また、勉強期間はスタンダードクラスの約7割、アドバンスクラスの約6割が2ヶ月未満の期間。
勉強時間との相関はわかりませんが(30分を3ヶ月続けた人もいれば、2時間を半月続けた人もいる)、
スタンダード・アドバンスともに1日30分~1時間の勉強を1~2ヶ月程度継続できれば合格圏内には入れそうです。
私も受けてみて、50時間程度の勉強時間は欲しいなと感じました。一方で、1日2時間の学習×2ヶ月(計120時間)までは必要ないのではないかと。



多い人でも100時間程度の学習で合格が可能だと思います
公式サイトに掲載のデータでもう1つ注目なのが、勉強期間が1ヶ月未満で合格した人もそれぞれ30%以上もいるという点です。
1ヶ月未満の人が1日あたりどれだけ勉強したかはわかりませんが、いずれにしてもたとえ試験まで日数がなくても、努力次第で合格は可能ということを表しています。
「試験日近くになっちゃった!勉強してない!」と思っても諦めないで、できることをしていきましょう!
試験日が近ければ近いほど、勉強法は過去問を中心の勉強をおすすめします!(焦った方がアドレナリンが出て学習がはかどることもあるので、本当に諦めないで!ガッツです!)
勉強法は各章ごとにざっとさらう→演習問題を繰り返す


ここからは、私が実際にした勉強法の中で、ぜひみなさんにも取り入れてほしいというおすすめのものをご紹介していきます。
ポイントは
・テキストざっと読み→演習問題→テキスト集中読みの順で
・章ごとテーマが異なる、1章ごとに勉強すると良い
・スキマ時間にサイトやYoutubeを観て理解を深める
・最後に「練習問題」で総仕上げ、点数よりも復習が大切
順番にみていきましょう
基本はテキストざっと読み→演習問題→テキスト集中読みを繰り返しす
基本の学習は、
①テキストざっと読み
②市販テキストの演習問題
③解説・該当箇所のテキスト集中読み
の3ステップで勉強しました。ナツメ社の市販テキストでの学習方法になります。
まずは全体的にどんなことをやるのか、パーっとテキストを見てみます。全体を把握するためだけなので、目を通す程度でOKです。
そのあとは1章ごとまたざっと読みをします。ここも本当にざっとで大丈夫。
人間の脳は「全体」→「詳細」の順番で勉強すると理解がしやすくなるので、「全体像」を何となく把握するためにテキスト読みをする感覚です。



ここで覚えちゃうわけじゃないんだね
次に市販教材の章ごとについている演習問題を解きます。問題を解くことで、テキストのうちどういったポイントが重要で問題になる箇所なのか、ということがわかります。
ここを何となく把握しておくと、テキストを読んだ時に重要な箇所を頭が勝手に拾ってくれるようになり、とても勉強しやすくなります。
演習問題で出てきた箇所を中心に、間違ったところはもちろん正答したところもしっかりと読みこんで理解していきます。
1度で理解しようとするよりも、何度も読み込むことでだんだんと理解を濃くしていくイメージを持つと良いです。
基本はこのスタイルの繰り返しで学習していきます。
特に、アドバンスクラスのテキストの内容は、「カラーコーディネーターの実務」をのぞき、「色の見えの多様性とユニバーサルデザイン」から「表色系と測色方法 および色彩管理の手法」くらいまで、資格の理解が必要な内容が多く、初めて見る用語に戸惑ってしまうため難しく感じてしまいます。ファッションカラーやインテリア製品など、後半にいけばいくほど内容が楽しくなってくるので、最初が重くきつい印象です。
初めて勉強をする場合は、テキストの最初の方はほんとうに流し見でOK。繰り返し勉強するうちにわかるようになってくるので、必要以上に苦手意識を持たないようにしましょう。
章ごとテーマが異なる、1章ごとに勉強すると良い
カラーコーディネーター検定試験の学習内容は、スタンダードクラスもアドバンスクラスも章ごと内容が結構異なります。
1章ごとに上記の方法で勉強していくと良いでしょう。
市販テキストを使用している場合は、巻末に「実力テスト」の掲載があります。
すべての章を一通り学習した後に、もう一度復習のような形で実力テストを解いてみましょう。
私は模擬試験的なものは、公式の「練習問題」で行おうと思っていたので、この実力テストも一気に解かないで、自分がした解答を覚えているうちに、該当の解説・テキストを読むなど、おおよそ章ごとに区切って勉強をしていました。
市販テキストすべてと、練習問題⇔復習を2回繰り返したところで試験日となりました。
スキマ時間にサイトやYoutubeを観て理解を深める
基本的には、ざっと読み→問題→じっくり学習の順番で勉強していましたが、テキストを読むだけではも頭に入ってこない部分がありました。



色が見えるしくみとか、LEDとかディスプレイのしくみとか、仕組み系は特に理解が追い付かなくて「ムリー」って思っちゃいました
そんな時は、わからないキーワードをネットで検索。すると、さまざまなわかりやすい情報に出会えました。



キーワードは、「液晶ディスプレイのしくみ」とか「分光測色方法」とかね
意外とどんなキーワードでも、計測機器メーカーさんや電子機器メーカーさんがコラム等で説明してくれています。
サイトごとにわかりやすさはまちまちですが、それぞれ説明の仕方が異なるので複数読むことで「ああそういうこと言っていたのか」と理解できることもありましたし、新たな視点が加わるために、テキストに戻った時に同じ解説なのに雲が晴れるように理解できることもありました。



だんだん面白くなってくるので、時間があればぜひネット検索してみてください
また、膨大なデザインの作品とデザイナー、建築家などの芸術家が出てくるデザインの歴史の分野でも、名前や作品で調べてみることをおすすめします。
特に、テキストに名前だけで作品が掲載されていないものはぜひ画像を見てみてください。
文章だけではなく、画像を見ることで記憶に定着しやすくなります。
さらに、デザインの歴史については、少しだけYouTubeも見ました。アールヌーボーからバウハウスまでしかなかったので残念でしたが、こちらも記憶の定着に役立ちました。



デザイン解説/知識【やんちゃんねる】さんの、【ざっくり解説】「デザインの誕生」デザインの歴史おすすめです!
テキスト学習に飽きてしまった時も、息抜きがてら観てみるといいですよ!
最後に「練習問題」で総仕上げ、点数よりも復習が大切
最後に、公式の「練習問題」を模試のような形で使います。総仕上げではありますが、解いて終わりではなく、復習がとても大切です。わかったところもわからなかったところも、テキストに戻り理解するようにしましょう。
練習問題が終わったら、本番まで問題→テキスト復習を繰り返すようにします。



解きっぱなしは本当にもったいないです。テキストに戻って理解しなおせば、同じような問題が出たときにしっかりと得点にできます。
ぜひ復習してくださいね


ネット試験について把握しておくと安心して受けられます
カラーコーディネーター検定試験は、ネット試験形式です。CBTでは各試験会場のPC、IBTでは職場や自宅のPC、今年度からは提携の「快活クラブ」での受験も可能になりました。



IBT試験ははじめやり方に少し戸惑いますが、普段通りの環境のため私は会場試験よりもリラックスできました。
しっかり把握しておくと安心して受けられるので、ぜひ公式ページ等で事前チェックを怠らないようにしてくださいね



試験当日に不安のある方、IBT試験対策をしたい方はぜひこちらの記事も読んでみてください
試験に不安、色についてじっくり学びたいならキャリカレの通信講座


「勉強に苦手意識があるから独学ではちょっと…」「この際色についてじっくり学びたい」「色彩検定もダブルで取得したい」という方には、キャリカレのカラーコーディネーター
カラー系の通信講座は他にもありますが、カラーコーディネーター検定に対応しているのはキャリカレのカラーコーディネーター
※ユーキャンのカラーコーディネート講座は、パーソナルカラリスト検定対応なので注意してください。
キャリカレのカラーコーディネーターW合格講座はわかり易い教材と、添削指導、サポートで安心して合格が目指せます。しかも、要件を満たせば、万が一不合格なら全額返金、合格すると次の講座の受講料が無料という特典付き。



不合格でもお金が返ってくるなら、気軽に始めることができるね。
基本的に独学をおすすめしている上に、カラーコーディネーター検定は独学で可能とうたっている私ですが
- 勉強に苦手意識があって不安
- 勉強方法がわからない
- リニューアルや試験方式の変更で合格できるか心配
- 色について通信講座でじっくり学んでみたい!
という方にはキャリカレのW合格指導講座がおすすめできます。
私も今回カラーコーディネーター検定と色彩検定をほぼ同時に受けてみて、それぞれ資格の特徴があるし、2つの試験範囲にはかぶらないところもあるので、両方の取得はすごくいいなと感じました。



気になる方は資料請求をしてみてくださいね
受講をお考えの方の講座申し込み方法は、ネット・郵送がありますが、ネットからだと1万円引きになるのでぜひネット申し込みにしましょう!






カラーコーディネーターの勉強のコツは「着実に」


カラーコーディネーター検定試験の合格率と難易度


カラーコーディネーターの難易度を見ていきましょう。
カラーコーディネーターの難易度はざっくりいうと以下のようになっています。
アドバンスクラス:やや易しい〜普通
スタンダードクラス:易しい〜やや易しい
上級クラスのアドバンスクラスでやや易しい〜普通、初心者向けのスタンダードクラスで易しい〜やや易しいという難易度です。
2020年のリニューアルによって、難易度が普通(FP2級や宅建、簿記2級などが含まれる難易度)とされていた1級が廃止されました。アドバンスクラスは1級より出題範囲が狭く出題形式も記述ありからオール選択式になり、難易度が易しめになっています。



「易しい」って具体的にどれくらいか知りたいな



では、カラーコーディネーター検定の合格率を見ていきましょう
カラーコーディネーター検定試験の合格率
2020年のリニューアル後のアドバンスクラス、スタンダードクラスの合格率はこちらです。
【スタンダードクラス】
試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年第1シーズン【第52回】 | 3,089人 | 2,448人 | 79.2% |
2021年第2シーズン【第51回】 | 2,547人 | 2,112人 | 82.9% |
2021年第1シーズン【第50回】 | 2,181人 | 1,832人 | 84.0% |
2020年第2シーズン【第49回】 | 4,210人 | 3,044人 | 72.3% |
【アドバンスクラス】
試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年第1シーズン【第52回】 | 975人 | 613人 | 62.9% |
2021年第2シーズン【第51回】 | 764人 | 471人 | 61.6% |
2021年第1シーズン【第50回】 | 494人 | 324人 | 65.6% |
2020年第2シーズン【第49回】 | 1,115人 | 561人 | 50.3% |
スタンダードクラスの合格率は80%前後、アドバンスクラスは60%強となっています。
2020年のリニューアルとその後のネット試験化によって、カラーコーディネーター検定全体の合格率はアップしました。



リニューアル前の合格率は、
1級が30%台、
2級が35〜45%ほど、
3級が65%〜75%ほど
でした
以前よりも合格しやすくなっていることがわかります。
特にスタンダードクラスについては、受験資格がなく誰でも受験できる中で80%前後の合格率であることは、「易しい」と感じる要素の強い試験だと思います。


カラーコーディネーター検定試験について
カラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所が主催する検定試験です。カラー系の資格は10個以上ありますが、色彩検定と並んで色の2大検定と呼ばれるもので、色の資格の中で知名度が高く試験規模が大きいのが特徴です。



どちらも色について総合的に学べますが、傾向としては色彩検定はファッション系、カラーコーディネーターは製品配色などの工業系寄りの試験になります
試験形式など
カラーコーディネーター検定試験は、年2回のシーズン期間内にネット試験にて行われます。受験資格はなく、誰でも受験することができます。
項目 | 内容 |
---|---|
試験日程 | 6,7月シーズン 10月シーズン |
受験方式 | IBT方式 CBT方式 |
受験資格 | なし |
受験料 | アドバンス:7,700円(税込) スタンダード:5,500円(税込) ※CBTには手数料2,200円が別途かかります |
試験形式 | マークシート式、多肢選択式(四肢択一) |
問題数 | ※全100問(20問×5題) |
制限時間 | 90分 |
合格ライン | 70%以上 |
出題範囲 | 【アドバンスクラス】ビジネスにおける色彩の活用事例など幅広い知識 ・カラーコーディネーターの実務 ・色の見えの多様性とユニバーサルデザイン ・色をつくり、形をつくる 色材、混色から画像へ 等 【スタンダードクラス】日常から見た色彩に関する基礎的な知識 ・生活と色の効用 ・色を自在に操る方法 ・きれいな配色をつくる 等 |
受験時の持ち物 | ・身分証明書(本人確認のため) ・スマホ、携帯電話(緊急連絡先として) ・東京商工会議所より送付したカラーチャート |
※問題数は現状100問ですが、公式には発表されていないため、受験回によって変わる可能性があります。
カラーコーディネーター検定試験は、多肢選択式のマークシート方式。正答だと思う解答を選んでいきます。記述などはないので試験形式的には易しいですが、70%以上で合格のため一夜漬けなど超短期の詰め込みでは合格が難しい試験です。
また、受験はIBT方式(自宅や会社のパソコンで受験)とCBT方式(全国のテストセンターのパソコンで受験)が選べ、年2回の受験シーズン内で日程があいていれば、自分の都合の良い日時に受験をすることが可能です。
尚、1つのシーズンでスタンダードクラスとアドバンスクラスの併願はできますが、1つのクラスにつき1シーズン1回しか受験をすることができません。



IBTとCBTで都合が良い方を選べるのはとても便利ですね。
多肢選択方式で、受験の仕方についてはあまり難しさを感じません


カラーコーディネーター検定は解きやすい多肢選択方式
また、現在カラーコーディネーター検定は全て多肢選択方式が採用されています。(従来の1級には記述問題がありました)記述式向けの特別な対策は必要なく、勉強しやすい試験です。



当日はわからなくても、よーく考えて選択するのよー!
独学でもコツコツと勉強することで合格を勝ち取ることができるでしょう。
スタンダード・アドバンスクラスの試験範囲
・生活と色の効用
・色を自在に操る方法
・きれいな配色をつくる
・色を美しく見せる光のマジック
・背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう
・色で売り上げをアップするために
色に関する基礎的な内容を学ぶことができますね。学習の後半では実践的な課題もできてきます。



アドバンスクラスの勉強内容も見てみよう!
●カラーコーディネーターの実務
・カラーコーディネーターの実務とは何か?
●色の見えの多様性とユニバーサルデザイン
・色の見えの多様性
・カラーユニバーサルデザインの考え方
●色を作り、形をつくる ー 色材、混色から画像へ (※ここから↓)
・色をつくる
・形をつくる
●色彩と照明計画
・人工光源の照明と分光分布
・照明の明るさと色、そして見え方
●表色系と測色方法 および色彩管理の手法
・CIE表色系
・色差の表示方法
・色の測色方法
・色彩管理
●安全色彩
・視認性
・誘目性
・識別性に配慮した安全色 (※ここらへんまで苦手です↑)
●製品の色彩調査手法ー色彩分析と心理評価
・色彩分析と心理評価
●さまざまな配色用語と実際
・配色の構成要素
・色彩調和と配色用語
●ファッションカラーと色彩計画の諸条件
・ファッションビジネス
・ファッションにおける色彩業務
●メイクアップ製品の色彩設計・管理とカラーコーディネーション
・メイクアップ製品の色彩
・メイクアップ製品の色を創る
・メイクアップ製品の色を選び、コーディネートする
●インテリア製品の色彩の特徴とカラーコーディネーション
・インテリア製品の色彩の特徴
・インテリアにおけるカラーコーディネーション
●プロダクツ製品の色彩的特徴
・プロダクツにおける色彩の魅力と流行の関係
・プロダクツのカラーデザイン ー 実例とその考え方
●環境色彩
・建築デザインにおける色彩デザインの考え方
●効果的なプレゼンテーションを生み出すカラーコーディネーション技術
・ビジュアルコミュニケーションとスライド制作
・グラフィックにおけるカラーコーディネーション
●近現代のデザインとカラーの歴史
・19世紀末から20世紀初頭にかけてのデザイン
・抽象・前衛、アールデコ、モダンデザイン
・価値観の転換、ポストモダン、ニーズへの対応、創造と調和
●ファッションカラーの変遷と時代背景
・所有することがステータスだった時代の色彩
・生産者主導型から生活者主導型の市場へと変わっていく時代の色彩
・多様化、複雑化した時代の色彩
カラーコーディネーター検定試験は、他のカラー系の資格に比べて工業系の内容が強いと言われます。アドバンスクラスの学習の後半ではまさに、工業製品やインテリア、ファッション業界での実践的な色彩の活かし方を学ぶことができます。
カラーコーディネーター検定試験は、公式テキストまたは市販テキストと練習問題を使用しての学習、50~100時間、1ヶ月〜2ヶ月を目安に勉強すると合格を目指せるでしょう。
おすすめの勉強法はテキストをざっと見→問題を解きながら頭に定着させていくことです。
カラーコーディネーター検定試験の勉強はとても楽しいです。皆さん忙しいなかで勉強されるのは大変かと思いますが、楽しみながら、なるべく勉強しない日を作らずに、コツコツ勉強を続けていってくださいね。
そうすれば必ず合格を掴めるはずです!



応援してます!頑張ってください!
それでは、またどこかの記事でお会いしましょう。