こんにちは!行政書士、宅建士、FP2級、保育士、カラーコーディネーターなどの資格を持っている、資格好き主婦まいです。
最近夫が教養としてFP3級を勉強したいらしく、私もどのテキストがいいか考えてみました。
FPのテキストと言ったら、とにかくおすすめされているのが「みんなが欲しかった!FPの教科書」ですよね。通称「みんほし」は大手資格予備校のTACから出版されているテキストです。
同シリーズは、簿記、宅建、電験三種、中小企業診断士、社会福祉士、公務員……とさまざまな資格、試験のものが出ています。
特にFPは人気で、売り上げも毎年NO.1になっています
宅建もNO.1の人気なんだって!すごいね!
通常ならば安定の「みんほし」を…という感じですが、私は何年もテキストを見てきて、全ての人にみんほしがおすすめなわけじゃないな、と思い、「本当にみんほしで良いのか」から考えてみることにしました。
みんほしは私も「社労士」「簿記」のテキストを持ってるよ!お世話になってます!
- 「みんなが欲しかった!FPの教科書」の魅力
- 「みんなが欲しかった!FPの教科書」の弱点
- FP3級「みんなが欲しかった!」以外のテキスト4選
- テキスト・問題集の選び方
- 問題集だけで合格できるの!?
それではいってみよー!
「みんなが欲しかった!FPの教科書」の魅力
人気の高い「みんほし」FPの教科書の魅力を一つずつ見ていきます。
やわらかいフルカラー&他にはない「ゆるイラスト」「ゆるフォント」
「みんなが欲しかった!FPの教科書」の最大の特徴であり、一番の売りポイントは、フルカラー&ゆるイラスト&ゆるフォントによる抜群の「とっつきやすさ」です。
FP3級の勉強を始められる方の中には、
- 試験勉強が久しぶり
- 資格試験は初めて
- 勉強に苦手意識がある
- 勉強の仕方がわからない
と言った方も多くいます。
そんな方々にとって、「資格試験のテキスト」ってなんだか怖い?というか、「うわぁー」って感じのものではないでしょうか。
なんだその言い方はっ
私自身、宅建に挑戦する時に書店で見たテキストは「うわ、うわぁー……」という感じでした。
そういったネガティブなイメージ、とっつきにくさを全く感じないゆるい感じが、このテキストには溢れています。本屋さんで眺めてみても、親しみがわき「これならできそうかも!」と思える感じですよ
イラストがゆるかわいい!
試験勉強は「合格できそうかも!」「楽しいかも!」と思いながら勉強を続けることがもっとも大切です。
その点「みんなが欲しかった!FPの教科書」は、使用する人のやる気を出し、勉強する意欲を与えるすごく良いテキストだと思います!
視覚的に記憶に残りやすいデザイン
「みんなが欲しかった!FPの教科書」はフルカラー、重要箇所を赤字にするような、協調色も多用し、板書書きなどのデザイン面でも印象に残りやすくなっています。
そのため、テキストを何度も見ることで記憶に残り、試験中「これあのページに書かれてた」とイメージすることが容易になるでしょう。
読むだけで記憶に残るようなデザインは、本当にありがたいよね
1位なだけあって、よく作られてる!
視覚に訴えるつくりも、みんほしの魅力の一つですね。
解説が丁寧
ポップでとっつきやすさが売りのテキストというと、「必要十分」で情報が少ないイメージですが、「みんなが欲しかった!FPの教科書」は実は解説が非常に丁寧です。
みんほしは板書書きという、独特のフォントで書かれている「先生の書いた黒板」のような箇所があります。要点や重要ポイントとなるのですが、ここもなかなか詳しい説明になっています。
また「ひとこと」等細かいところにも工夫が多く、実は情報量の多いテキストです。
初心者向けっていうから、簡潔でシンプルなのかと思ってた!
FPのテキストはもっとスッキリしたものもあるから、私は「シンプル」というより「網羅的」というイメージだよ
「みんなが欲しかった!FPの教科書」1冊きちんと勉強すれば合格できる、良テキストです。
「みんなが欲しかった!FPの教科書」の弱点
人気のみんほしにも弱点はあります。見ていきましょう。
問題集が使いにくいという声が多い
「テキストと問題集は同シリーズのものを使用した方が勉強しやすい」というのが、テキスト選びの鉄則です。問題で間違えた箇所→テキストで復習時の、余計な検索時間の短縮、カバー範囲の違いによる混乱をなくすことができます。
ただみんほしの場合は、問題集が使いづらい、問題集とテキストがリンクしてないので同シリーズを使う意味がないという声が多数聞かれます。
テキストで学んでいないことが問題で出ることは、実は他の出版社のどんな問題集にもあるあるなのですが、みんほしは「問題集の解答で理解できない」という声もあり、低評価に繋がっているのかもという感じ……。
みんほし利用者は問題集も同じものをきちんと購入していて、その上で低評価のレビューを書いているようです。問題集が使い易いようだったら、さらに人気のテキストになるでしょうね。
フルカラー、ゆるイラスト、ゆるフォントが見にくい…
「みんほし」の魅力である手書き風ゆるフォント……これが意外と賛否両論です。自分が賛なのか否なのか、一見してみることをおすすめします。
重要箇所が板書でまとまっているのですが、板書はゆるフォント。文字の大きさも小さめ、かわいらしい色使いなので、人によってはかなり見にくいかもしれません。
私も目がチカチカしてしまうクチです。私は目が良いのですが、それでもちょっと抵抗があるので、視力が落ちている人はどうかな?と少し心配です。
もちろん書体が親しみやすくスッと入るという方もいるので、好みの問題も大きいところ。
ただ意見が分かれるポイントですから、実際に自分の目でみて購入するのが一番だと思います。
オールマイティーであり、どっちつかず?
「みんなが欲しかった!FPの教科書」はポップさ親しみやすさで初心者向けのテキストとされています。しかし、内容に関しては、「文章で理解をしたい」「イチからナットクのいく説明で理解したい」という人にとっては解説が足りず、「初心者にわかりやすい」とは言えないといった意見も聞かれます。
また文字が意外に多い(印象を受ける、複数フォントのせい?)ため、ごちゃごちゃした印象もあります。「試験に受かるためだけの内容」に絞られているわけでもなく、かといってFPの上位資格を狙っている人には少し物足りない。
よく言えば汎用的で、十分な内容なのですが、目的がはっきりしている人にとっては、もしかしたらハマらないテキストなのかもしれません。
結論:みんほしもいいけど、他にも良いテキストあるよ
「勉強へのアレルギーをなくす」という面でみんほしはピカイチであり、女性にも好まれるかわいらしいイラストも親しみやすいです。
内容も実は「ちゅうくらい」のボリュームで、合格に必要十分な内容が学べるテキストです。定番だけあって、総合点が高いのです。
でも、私の感想は「FP3級には高いレベルのテキストいっぱいあるので、見比べて選んでみた方が後悔しないよ」という感じ。
みんほしもいいけど、いろいろ見た方がもっと合っているテキストが見つかる可能性も高いなと思います。
FP3級「みんなが欲しかった!」以外のテキスト3選
FP3級は難易度の高い資格ではないため、テキスト選びはそこまで慎重になる必要はありません。大切なのは、自分がどれだけ勉強しやすか、抵抗なく勉強ができるかです。
テキストの選び方はまたあとでご紹介します。
いろんなタイプの方がいるため、ここではさまざまな種類のテキストをご紹介しますね!
親しみやすさなら負けない!「FPの学校 3級 きほんテキスト」
- かわいいテキスト!「みんなが欲しかった!」の親しみやすさが気になる方は、ぜひこちらのチェックしてみて☆
- 1日分の学習量が区切られていて、32日で完成!スケジュール調整がラク☆
- 目に優しい系フルカラー&図も多いからわかりやすい
「FPの学校3級基本テキスト」は通信講座で有名なユーキャンから出版されています。こちらも人気のテキストで、かわいらしい「ユーニャン」というキャラクターが随所に出てきます。
癒されるイラストだよね
かわいらしさ、親しみやすさは負けないよね!
キャラはかわいいですが、ユーキャンのテキストはけっこうスッキリとした構成で、色使いも派手でなくすごくなじみやすいテキストだと思います。
特徴としては32日(約1ヶ月、去年まで31日だった)で完了するように区切られていて、スケジュールが立てやすいつくりになっています。
毎日ちょっとずつだから、無理なく勉強できるよ!
毎日の勉強の終わりには〇×の練習問題もあるため、理解が深まりますよ。
知識の定着にはアウトプットが本当に大切!〇×なら気軽だよね
全体的に可愛らしさと使い易さのバランスが取れたテキストです。「みんなが欲しかった!」のとっつきやすさを求めている方は要チェック☆「FPの学校もいいじゃん!」という方もきっといると思います!かわいさイチオシテキストです!
取り組みやすさがピカイチ「一発合格!FP技能士3級完全攻略テキスト」
- 2色刷りで見やすいけれど、漫画・イラスト・図、表多用!視覚的にもわかりやすく効率よく学習できる
- 最重要ポイントは別冊で最終チェックできる
- PDFでダウンロード可能で、移動先でもスマホで確認できる
「一発合格!FP技能士3級完全攻略テキスト」は漫画あり、イラストあり、図や表も多く、非常に取り組みやすいつくりになっています。
頻出ポイントもわかりやすいため、
読みやすい作りになっているので、スルスル読める系テキストです。内容は必要十分な量で、満点を目指したし人にはあまりおすすめできませんが、合格点を取るには十分です!
テキストを通読後問題集で勉強をすれば、合格にはかなり近づけると思います!
地味だけど、実力派「うかる!FP3級速攻テキスト」
- 頻出事項を押さえた解説、わかりやすさに定評アリ!
- フルカラーだけど、構成はスッキリ!文字が大きくごちゃごちゃしていない作り
- 初心者にも、実務経験者の知識の整理用にもおすすめの一冊
うかる!FP3級速攻テキストは、FPのプロ集団フィナンシャルバンクインスティチュートが作成しています。そのため説明が丁寧でわかりやすく、しっかり読み込んで理解する人向けのテキストになっていますね。
じつはこのうかる!シリーズは私も使用したテキスト。このテキストのおかげで2級まで合格できました☆ただ、当時は2色刷りで見た目がもっとシンプルだったんですよ。今はフルカラーでとても鮮やかになりましたね(2色刷りの部分もあります)
私はカラーが苦手派なので、特に黄色の部分が「派手過ぎやしないか」「見づらくないかな?」と若干不安になりました。ぜひ皆さんの目でも確認していただきたいポイントです。
ただ、図や表が多用されていてわかりやすいですし、文字も大きめで構成もスッキリしています。フルカラーの方が良い!文章も大事!という方にはおすすめのテキストですよ!
私が合格した8年前?から人気があり、実績も申し分なく、「みんほし」をご検討中の方にもぜひ一度目を通していただきたい一冊です。
テキスト・問題集の選び方
FP3級の場合、テキスト・問題集選びはそこまで慎重になる必要はありません。ちっちゃな4つのポイントを押さえれば自分に合ったテキストが選べちゃいます。
勉強できる時間に合ったテキストを選ぶ
FP3級のテキスト・問題集は、自分が勉強できる時間に合ったものを選ぶようにします。
FP3級を受験する人の目的はさまざまです。
- 仕事で取得を迫られて…イヤイヤ……勉強期間は1週間
- 何れはFPに憧れているけれど、とりあえず教養として……期間は1ヶ月
- FP2級や1級、AFPやCFPを見据えたしっかりとした土台作りをしたい…2ヶ月コツコツ勉強するぞ!
など。
1週間しか期間がなくて、嫌々勉強しなければならない人が、ボリューミーなテキストを選んでしまうと気持ちが萎えてしまいます。
反対に、「3級は9割以上、できれば100点で合格するぞ!」という方が要点を絞ったテキストを選ぶと、物足りないと感じるかもしれません。
そのため、勉強できる時間、目的に合ったテキスト・問題集選びが重要です。
FP3級の場合は意外にも「みんなが欲しかった!FP3級の教科書」が少しボリューミーなのよね
イラスト・フォントは好み……意外にない方が合う人も?
初心者や勉強に苦手意識のある方におすすめの、イラストが多用されているテキスト。実はすべての初心者さんにおすすめというわけではありません。
イラストや図が多用されていると、結局どこが重要なのかわからない、目がチカチカしてしまう。という人も一定数います。
そういう方は、イラストは少なめで、スペースが程よく、スッキリとした構成のテキストの方が合っているかも。
かくいう私もその一人です
私はかわいいイラストやフォント、特に可愛らしいフォントが少し苦手で、目が疲れてしまうタイプです。
これは人によって違うので、ぜひ実物を見てチェックしてみるべきだと思います!おすすめをそのまま購入せず、しばらく見比べてみて、自分はどちらが合うのか確かめてみてくださいね。
テキストと問題集は同シリーズで統一
テキストと問題集は同シリーズで統一するようにしましょう。
別々のシリーズで何か問題あるんか
別シリーズでカバー範囲が異なっていると、「あれ?
こんなところ勉強したっけ?」と不安になり、勉強に混乱を生むことがあります。
また、問題を解き、間違えてしまった場合は必ず解説→テキストに戻り復習をしましょう。この時もテキストと問題集が対応していた方が、検索の時間も短縮でき、効率的に勉強を進めることができます。
同じシリーズで揃えた方が余計な情報が入らず、スマートに勉強できるよ
自分に近い境遇の人のレビューもチェック
Amazonやブログなどのレビュー。ぜひ自分に似ている人はどのような感想を持っているのかチェックしてみてください。
テキストのレビューは見方が少し難しく、たまに評価が悪くても、業者の梱包の問題であったり、届くのが遅かったりと、内容とは関係ないこともあります。
また、100点近く取りたい方が「必要十分の内容でちょっと残念だった」という場合もあり、レビューを書いている人が何を望んでいるのかも大事ですね。
すごく良い評価を述べている人のレビューでも「あれ?自分の求めるメリットとは違うかも」というものもあるので、いろいろ見てみるのが良いですね。特に、自分の境遇や目標に近い人のコメントは参考になると思いますよ。
問題集だけで合格できるの!?
FP3級は問題集も優れているので、たまに「この問題集だけで合格できました!」「過去問を解くだけで合格点はいく」という人もいます。これは正解で、ある程度の難易度の試験だと、問題を解くだけで理解できてしまう人もいるのです。
中には宅建を過去問だけでクリアするツワモノも!すごい!
でも私はあまりあまりおすすめしません。やっぱり過去問だけの勉強はつまづきやすいし、最初は間違えが多くなるので、苦手意識も芽生えやすいからです。
そして合格率の高い試験、万が一不合格になってしまったら、自尊心がブッチャベッチャに……そのようなリスクがあるなら、一般的な勉強をして自信を持って試験に挑めた方がいいですよね。
同じく、今はメルカリ等で中古のテキストも購入できますが、今年度の試験に対応していないものは購入しない方が良いと思います。
メルカリのテキストでもぶっちゃけ合格できます。FPは6割取れれば合格できる試験なので、法改正に対応できていなくても何とかなる面もあるからです。
でも、「試験をカバーできていないかもしれない」テキストで勉強するって、結構精神的に負担があります。「このテキストほんとに大丈夫」「これで合ってるんだよね?」という気分だと、勉強もはかどりません。
ぜひ、テキストは最新版の、受験する回に適したものを選びましょう。