「行政書士になったらどんな風に開業しようかな」
「とりあえず自宅開業しようと思っているけど、どうなんだろう」
こんにちは、まいです
H27年に行政書士資格を取得し、その後社労士事務所に就職し→退職→子育て中のため行政書士資格を寝かせに寝かせてている専業主婦です。
今日は行政書士の自宅開業について調べてみました。
・自宅開業のメリット・デメリット
・独立型事務所のメリット・デメリット
・自宅マンションでの開業についての注意点
・自宅開業のデメリット・リスクの解消方法
という内容になっているので、行政書士の開業について考えている受験生、資格保有者の方はぜひチェックしてみてくださいね。
新人行政書士は自宅開業と独立した事務所どちらがいいの?
行政書士として開業をするにあたって考えるのは、「自宅で開業するか」「事務所を借りて開業するか」ですよね。
どちらが良いかというのは意見は割れますが、自宅開業する新人行政書士はとても多いです。
主な理由は、開業間もない行政書士は収入がない場合が多いので、家賃や光熱費・通信費といった固定支出を捻出するのが難しいからですね。
私も、
「まずは自宅で開業し、収入が得られるようになってから事務所を借りる」
という道筋が理想です。
一方で、
「自宅開業だと信用されないから、一刻も早く独立した事務所を構えるべき」
という意見もあります。
なるほど…どちらも頷けて迷っちゃうね
まずは自宅開業と独立した事務所、それぞれのメリット・デメリットで考えてみよう!
自宅開業のメリット・デメリット
自宅開業の一番のメリットは、やはり「家賃がかからない」=「初期投資が少なくてすむ」ことでしょう。
初期投資が少なければ、それだけ
・宣伝活動
・実務の勉強(本や講習会など)
にお金を充てられるね。
営業や勉強もかなり大事だもんね。
他にはどんなメリットがあるの?
自宅開業のメリット・デメリットはこんな感じかな。
自宅開業のメリット
自宅開業のデメリット
自宅開業は家賃がかからないため、最初のうちは仕事がとれないといわれている行政書士の開業では、低コストで済むという大きなメリットがあります。
通勤時間もかからないため、私のように子どもが小さくて送り迎えや家事等、仕事のほかにやることの多い主婦には魅力的です。
その時間も勉強や業務に充てられるっていう考え方もできるよ!
しかし、自宅開業の場合は顧客からの信用度も下がり、そもそも仕事の依頼をいただけない可能性も出てきます。
また、自宅を不特定多数の人に知られることになるので、防犯上もあまりよくありません。
万が一顧客との間に何かトラブルが起きた場合も、逃げ場がなくなり、一緒に住んでいる家族にも迷惑や被害が加わってしまう場合も…
いろんなお客さんがいるからね…
子どもが小さいから怖いな…
気軽に開業できるというメリットはありますが、デメリットも多いことを忘れてはいけませんね。
独立型のメリット・デメリット
じゃあ独立した事務所を構えた場合のメリット・デメリットは?
独立型事務所のメリット・デメリットはこちらだよ
独立型事務所のメリット
独立型事務所のデメリット
独立型の事務所は、まず顧客からの信用が高くなります。
立派な事務所を構えていた方が仕事も確実そうに思えるし、少なくとも本気でやっていこうってことが垣間見えるね
建設業の許認可など法人を相手にする場合は、先方の会社に伺うことが多いようですが、相続や離婚問題など個人相手の相談は事務所、もしくはカフェなど外出先で行うこととなります。
私が相談者だったら、カフェでしたくない話しもあるかもしれない…(でも相談者だったら自宅には来てほしくない…掃除とか大変だし…)
相談者からしてみれば、大事な相談をする場所は、他の人に話を聞かれないようなきちんとしたスペースであってほしいですよね。
独立型の事務所には「家賃がかかる」「通勤時間がかかる」といったデメリットはありますがメリットも多くあります。
資金面さえなんとかなれば、事務所は自宅近くに構えることも可能なので、できれば早いうちに独立した事務所を構えたいものですね。
マンションの場合は管理規約でアウトのことが多い
自宅開業を考えた時に、今住んでいる物件が自分の所有する一軒家でしたら問題ないですが、
(注意!住宅ローンの契約がある場合は、住宅ローン減税が受けられなくなるリスクがあります)
賃貸、もしくは分譲のマンションの場合は要注意、そもそも自宅開業はできない可能性があります。
マンション毎に管理規約が設定され、多くの場合は「居住専用」となっています。
そのため、来客のない自宅の一室でも、事務所としての使用ができないことが考えられます。
私も分譲マンション住まいなので、気になるところで問い合わせをしてみました。詳しくはマンションこちらの記事に書きました。
こっそり開業する人もいるみたいだけど、あとでトラブルになるケースもあるので、ぜひ開業前に確認してみてください。
自宅開業のデメリット・リスクを補うには?
自宅開業する方の場合、そのデメリットやリスクをどう補えばいいのか、調べてみました。
名刺を二種類持つ
実際の行政書士の先生が行っているのは、名刺を住所記載のものと、電話番号、メールアドレスのものの二種類を持ち歩くことです。
交流会や集客目的で名刺を配る際には、住所を記載しないものを配るようにします。
たしかに配られた方も、電話番号とメールアドレスさえあれば連絡をすることができるので、特に不便は感じないでしょう。
依頼者には住所記載の名刺を改めて渡すんだね
場所がどこかわからないという面で、多少のデメリットは生じますが、記載のないデメリットよりも、自宅住所が不特定多数の人に知られてしまうリスクの方が優るので、この方法はおすすめですね。
打ち合わせ用の会議室を借りる
顧客の信用を補うために、打ち合わせ用の会議室を借りるという手もあります。
今はレンタルオフィスも増えてきているもんね。
2時間から借りられ、専用出入り口で365日24時間対応のレンタルオフィスもあり、安価で便利でありながら資料を広げての相談など、ビジネスにしっかりと対応できます。
いいなと思ったレンタルオフィスを見ていたら、併設のコワーキングスペースも安く借り有られそうで、自宅事務所ではオンオフ切り替えが難しい問題も解決しそうと思っちゃった!
自分の住まいの近くにどんなレンタルオフィスがあるか、一度調べてみるのもいいかもしれませんね。
自宅を事務所にするのではなく、事務所を自宅にする
これはなかなか大変かもしれませんが、独身で賃貸の物件にお住まいの場合は、
「事務所利用可能な物件に引っ越し、完全に事務所として内観をつくり、そこで生活をする」
という方法です。
テーブル・キャビネット、来客セットを用意した事務所用の部屋に布団を持ち込んで寝泊りするってことだね
この方法のメリットは、駅チカの物件や集客上メリットのある物件に思い切って挑戦することができるということです。
このような物件は家賃の関係で新人行政書士ではなかなか手が出せません。しかし一方で集客によって早く収入を得られるチャンスを増やすことができます。
独身で主に男性の場合はメリットも多い方法ではないかなと思います。
合同事務所ってどう?
事務所は自宅事務所、独立型事務所だけでなく、合同事務所という方法もありますよね。
レンタルオフィス、シェアオフィスってことだね
特に女性の場合は、自宅兼事務所であっても独立型事務所であっても、自分一人の空間を多くの人に知られるのは防犯意識の観点からあまりよくないですよね。
その点合同事務所だと他の事業者も入っているので、自分一人になるという機会は少なくなります(ほぼなくなる?)
実際に合同事務所で開業されている女性の行政書士の方々は、防犯面、費用面、そしてモチベーションの面でも、自宅事務所、独立型事務所、合同事務所の3つの選択の中で最も満足度が高いと仰っています。
私も合同事務所考えてみよう
実は数年前にも合同事務所について考えてみたのですが、その時に調べた時よりも現在はいろいろなオフィスができていました。(綺麗で明るくセキュリティーバッチリ!安い!などなど…)
私の住んでいる若干田舎の都市でも選択肢はいろいろあるので、ぜひみなさんのお住まいの地域でもどんなオフィスがあるか調べてみると素敵な場所に巡り会えるかもしれませんよ!
ベストな開業場所は人それぞれ 開業までによく考えよう
調べてみると、先輩行政書士の中でも、新人行政書士には「自宅兼がイチバン」「独立型事務所を持つべき」「合同事務所を探してみて」など意見が割れていることがわかりました。
しかしそもそも「マンションで自宅開業は難しい」「女性なので自宅兼も独立型も不安…」「良さそうな合同事務所が近くにない…」など、置かれている状況や環境によって選択肢が限られてしまう場合もあります。
また、実際に開業してみて思っていたこととは違う問題も出てくるかもしれません。
結局のところ、どの選択肢がベストかはその人次第になってしまうようでした。
私の場合は数年後の開業を目指していますが、その時に自分がバリバリ働きたいのか、スロースタートなのか、初期費用はいくら用意できるのか…などなど様々なことを考えて事務所の場所を選びたいと思います。(時代もどうなるかわかりませんしね)
ただ、いきなり独立します!というのは後で「こうしておけば良かった!」という失敗になりかねないので、少しずつ準備をしていきますね。勉強も。
これからもわかったことがあり次第、まとめたいと思います。
それではまた!