資格ブログ運営者の私が、基本情報技術者試験に2度も落ちてしました
まだ受かってもない
こんにちは。資格取得応援ブログ「マイログ」の運営者のまいです。私は、宅建士、行政書士、FP2級をはじめ21個の資格を持つ資格好きです。
「おすすめの勉強法」「おすすめテキスト」などを毎回偉そうにブログに記している私ですが、現在、基本情報技術者試験に2度も落ちて、3度目の試験に向けて気合を入れ直しているところです。
結論からいうと、基本情報技術者試験、苦手です。難しいです。新試験制度になり、合格率が50%を超えたと聞いて、本当にすみません。ちょっと舐めていたのかもしれません。
資格好きだけれど超文系の開発なんて当たり前に未経験の私、悪戦苦闘。舐めるなんてもってのほかでした。
今回は、基本情報技術者試験に2度も不合格になっている立場から、これから受験されるみなさまに、僭越ながらアドバイス?をさせていただきたいと思います。
特に文系かつ初心者の方は、私のようにならないようにチェックしてください。ぜひぜひ反面教師にして、みなさまは早く合格を勝ち取ってくださいね。
こんにちは!資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
私は行政書士、宅建、FP、カラーコーディネーター、簿記3級、ビジネス実務法務検定2級など15種類の資格を持つ資格好き。
学生時代の偏差値40台、主婦の立場から、記事寄稿やブログなどで資格試験のノウハウを発信しています。
基本情報技術者試験1回目と2回目の結果
まず、わたしの戦歴をご紹介します。
私の1回目と2回目の試験結果は以下の通りです。
受験回数 | 科目A | 科目B | 勉強時間 |
---|---|---|---|
1回目(2024年7月) | 635点 | 430点 | 70時間 |
2回目(2024年9月) | 575点 | 625点 | 70時間+70時間(140時間) |
学習時間が合計140時間……少し足りない……
全体的に、そもそも勉強時間が足りないことは否めず、恐縮するばかりです。基本情報技術者の初心者の標準勉強時間は200時間ほどといわれていますが、初心者の私にはやはりその程度必要でした。
でも、「1ヶ月で合格できた」「Youtube動画だけで合格した」との声もあり、資格の勉強が得意、ということもあって短期間でもいけるかな?と思ってしまったのです(叱ってください)
たしかに、情報技術に素養のある人や、理系の勉強が得意な方は短期間・短時間でクリアできるかもしれません。
しかし、文系の方、初心者の方はある程度の時間を確保しておきましょう。
私ももちろん、余裕を持って挑むべきでした。大反省しています。
科目Aが600点を超えた1回目、科目Bが600点を超えた2回目
1回目は、科目Aが合格点に届く635点でした。一方、科目Bは430点と全然ダメ。
科目Bは、後ほどご紹介する【基本情報技術者試験YouTuber】すーさんの動画を見ただけで受験しました。科目Bに割けたのは時間は20時間ほどです。
とっても良い動画なのですが、今思うと初心者でそこまで頭の良くない私が、科目Bを舐めすぎです。しかし試験勉強を始めたのが遅く、科目Bの勉強になかなかうつれず時間がなかったのも事実。
2回目は、科目Bが合格点にとどく625点。今回は科目Aが575点と、25点足りないせいで落ちてしまいました。
前回科目Aが合格点に届いていたので、スキマ時間は科目A、時間がとれるときは科目Bという作戦で挑みました。作戦自体は間違っていないのですが、今度は科目Bばかり頑張りすぎて、科目Aの詰め方が疎かだったと思います。
資格ブログを運営していて、みなさまに資格取得のノウハウをお伝えする立場とは思えない大失態の数々。お恥ずかしい限りです。
基本情報技術者試験は、「難しい!」
一方で、基本情報技術者試験の「難しさ」も気になりました。
資格好きな私ですが、基本情報技術者試験は、合格率以上に難しい度が高い試験だと感じます。しっかりとした対策が必要です。
その理由を解説します。
科目B(アルゴリズム)の高い壁
未経験者にとっては、特に科目Bが難しいといわれています。科目Bは、プログラミングの基礎理論やアルゴリズムの理解が問われるため、初心者にとっては非常に時間がかかる分野です。
私も例に漏れず、科目Bは理解までに長く苦しみました。
科目Bで扱うアルゴリズムが勉強不足でよくわかっていない、ということもあるのですが、そもそも苦手意識がありなかなか勉強が進みません。
具体的にいうと、科目Bの論理的思考や構造理解が、数学的なアプローチに感じられたからです。わたしは数学が大の苦手。「なぜそうなるか」を理解するまでにかなり時間がかかります。
数学に苦手意識がある人にしかわからない感覚かもね
科目Bも問題を繰り返さないと、まったく理解できませんでした。
みなさんが苦手とする「オブジェクト指向」プログラムだけではなく、再帰でもリストでもなんでもいちいちつまづいていました。
私と同じように数学が苦手な人は、とりあえず慣れるまである程度の時間はかかると思った方が良いと思います。
科目Aもあなどれない「範囲が広すぎる」
科目Bばかりがネックのように言っていますが、科目Aも侮れません。
私は暗記や物事のつながりで理解するのが得意で、実際にITパスポートは8日間の勉強で、宅建士は50日の勉強で取得しました。しかし、基本情報技術者試験ではそれだけでは通用しませんでした。
科目Aのような暗記が中心の部分でも、範囲が非常に広いことに加え、テキスト通りの問題だけでなく、少し突っ込んだ問題やトレンドに関する問題も出題されます。ご存じの通り、計算問題も出ます。
他の試験も十分に範囲が広いのですが、基本情報技術者試験はテクノロジからストラテジ、テキストにないようなトレンドまですごく範囲が広く感じました。
初心者は一夜漬けでは到底無理ですし、しっかりとした対策が必要になります。テキストの基本をしっかり押さえるだけでなく、最新の技術動向にもアンテナを張ることが重要です。
基本情報技術者試験が難しいと感じる人もいれば、宅建やFP試験の方が難しいと感じる人もいると思います。人によって試験の難易度が異なるということを、身をもって実感しました。
基本情報技術者試験が苦手でも理解に役立ったテキスト&アイテム
さて、これまで語ってきた通り、基本情報技術者試験に関していえば、私は超苦手分野です。
そんな私でも、合格点に近づく過程で役立ったテキスト&アイテムをご紹介します。
テキストは「いつばんやさしい基本情報技術者」を使いました
テキストに罪はないです。「いちばんやさしい基本情報技術者」は、すっきりして私はいちばんわかりやすいと感じました。このシリーズはITパスポートの時にも使いましたが、簡潔でとても良いと思います。
追い詰められすぎて、初めてテキストを分解して使いました。また写真を掲載します。
ちなみに、テキストはたくさん買うな!1冊のテキストをやり込むべき!という考えの私ですが、基本情報技術者の場合は、中古でテキスト、問題集を数冊ずつ購入してしまいました。理解ができなかった部分が、どんな言い方になっているのか見てみたかったのと、こうしてブログをやっているので他のテキストと見比べてどのテキストが良いかおすすめしたかったためです。
結果、いまのところ他のテキストはあわず、結局「いちばんやさしい基本情報技術者」をやり込むスタイル(通常推奨しているもの)に落ち着きました。
私にとっては、字も見やすく、内容も最も理解しやすいものでした。おすすめですが、皆さんにとって見やすいテキストを選ぶのが一番だと思います
【基本情報技術者試験YouTuber】すーさんのチャンネルが有料級
無料の教材なら、基本情報技術者試験対策チャンネル【基本情報技術者試験YouTuber】すーさんというチャンネルがめちゃくちゃおすすめです。
最近、今まで出した講義をまとめた動画が科目A、科目Bともにアップされ、無料で観ることができます。14時間と、4時間におよぶ内容です。よくまとまっているし、簡潔な解説にきちんとしたレジュメで見やすいです。
テキストでは理解できなかった箇所は特に、Youtubeの動画だとスルっと入ってくるということもあります。
このクオリティが無料なんて信じられない。良い時代ですよね
特に、わたしのような初心者の方はテキストを読むよりわかりやすいと思います。ぜひチェックしてみてください。
科目B対策におすすめ「アルゴリズム×疑似言語トレーニングブック」
科目B対策は、「アルゴリズム×疑似言語トレーニングブック」がおすすめです。
科目Bができない私のおすすめではないです。会社のエンジニアの方におすすめしてもらいました。Xでリプをくれた方もおすすめしていました。
科目Bは基本公式から出されたサンプル問題で勉強するのですが、このテキストはサンプル問題に加えてオリジナル問題が40問(私が購入した時は31問、2024年9月版で増えました!)収録されています。
基礎から応用まで、必要な考え方を網羅しているので、このテキストが完璧に出来るようになれば確実に合格できるだろうなと私も感じました。(私は、2回目受験までに応用問題が半分までしかできませんでした。)
ただ、応用は難しいので、基礎+サンプル問題がすべて解けるようになったら取り組むのが良いと思います。じゃないとやみくもに自信をなくてしてしまうと思います……
スキマ時間は過去問アプリ
スキマ時間は過去問アプリでひたすら問題を解きました。無料版です。これもなかったら、科目Aは300点くらいだと思います。
とにかく時間がなかったので、仕事のお昼休憩。ドライアー中、寝る前、最後の方はちょっと時間があけばすぐにチェックしていました。
スマホの無料版でもたくさん問題が収録されているものもありますし、ITパスポートでも人気のサイト「過去問道場」もおすすめです。
オールインパックの通信講座という選択肢もアリ
今回3回目の受験を前にして、通信講座の受講という手もあったなと思っています。
1回の受験は7,500円ですが、3回受験すれば22,500円。
私は平日に試験を受けさせてもらっているので、「もし試験の日、仕事に行っていれば○千円はもらえた」、自営業でいつでも仕事はできるので「効率良く勉強してサクッと受かれば、その時間仕事が出来て○万円もらえた」と思ってしまいます。
たとえば、スタディングの基本情報技術者試験講座なら、19,800円~(科目Aに特化)から学べます。
私は、科目Bこそ勉強しなければならないので、スタンダードコースでないとならないと思いますが、それでも36,800円という通信講座にしては低価格で学ぶことができます。
スマホでサクッと勉強でき、AIが忘却曲線をとらえて復習をサポート、インプットもアウトプットも効率的に行えるので、かなりコスパの良い選択です。
私は、資格ブログも運営しており、教材研究もしたい……と思って市販のテキストをいろいろ試していますが、不合格2回。ちょっと遠回りしているかもしれません……
スタンダードコースは、
科目Aの講座/一問一答/過去問/
科目Bの講座/解法講座/問題集/
直前対策模試
学習チケット5枚
のセット。ボリュームは以下の通りです。
科目Aのテキスト、科目Bのテキスト・問題集、模擬試験……と探していくと時間もお金もかかります。進め方も講座の通りに進めればOK。AI実力スコアで自分の実力も毎日確認することができ、進捗を講座におまかせできるのがありがたいところ。
効率的に進めたい人に、おすすめの講座です。
充実の内容の無料体験講座があります!ぜひ試してみてくださいね!
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不合格のわたしからお伝えしたいこと①結局、王道の勉強が正しい
ここからは、不合格の私がこれから受験される方にぜひお伝えしたいことをまとめていきます。まず、私が道を誤ってしまった内容もふくめ、巷でいわれている「王道の勉強法」が結局正しいと感じました。やっぱり王道は近道です。
いきなりオリジナルの勉強法をためしてみたり、
ここで、王道の勉強法を振り返ってみましょう
科目Aの全体像をさらったら科目Bの勉強を早めにはじめる
科目Bには、科目Aの内容や考え方が含まれるので、初心者は必ず科目Aから勉強した方が良いです。
しかし、科目Aの勉強ばかりすすめ、科目Bの勉強にいつまでも入らないと詰みます。科目Bの方が基礎力や深い理解、「慣れ」を必要とするので、時間をかけて何度も勉強した方が良いからです。
私は、この基礎力や深い理解、ある程度の「慣れ」が必要というところが、苦手だった数学に似ているなと感じました
科目Aはさらっと全体像を把握したら、科目Bの勉強も始めましょう。
私は1回目の受験で見事詰みました。科目Bは、早めに手をつけるべきです。
スキマ時間に科目A、時間が取れるときは科目Bを勉強する
これもよく言われることです。机に向かえる時間は科目B。スキマ時間に科目Aを勉強するのが効率的です。
科目Aは一問一答でも勉強できるし、範囲も広いため逆に一問一答でできるだけ多くの問題にあたるのがよいと感じました。科目Bは逆に、さらうだけではなく、自分の頭で深く考えて理解する必要があります。
また、時間をあけて何回も学ぶ「分散学習」は記憶に残りやすく、すごく効率の良い方法です。
1回目の受験の際に、私が短期間でも科目Aの合格点をクリアしたのは、通勤時間や家事の合間はもちろん、エレベーターに乗っている間さえも一問一答に費やしたからだと思います。
2回目の受験の際は、1回目の知識もあるとスキマ時間を有効活用できていませんでした。そこも敗因の1つです。
3回の受験という自慢できない結果になっていますが、このセオリーは正しいと実感しています。
科目Bは、わからなくても一旦自分の頭でよく考える
科目Bのアルゴリズム問題は、わからなくても自分の頭でよくよく考えることが大切だと言われています。
考えている間に、科目Bを解く力がついているからです。
私も、1度は自分で考えてみるようにしました。一旦自分で考え、答えを見て、それでもわからないので、別のテキストの解説をみたり、解説してくれているYouTubeを観たり、時にはchatGPTなどの生成AIに聞いたり。いろいろ試行錯誤しました。
数学的素養がないので大変でしたが、それでも今は新しい問題に出会っても「だいたいこういうことかな」くらいはあたりがつけられるようになりました。
わたしより理系の素養のあるみなさんなら(センターの数学IAで50点くらいです。浪人してです……)きっともっと早く理解できます。もっと高得点を狙え、安心して受験できます。ぜひ、うんうんと頭を使いながら勉強を進めてみてください。
不合格のわたしからお伝えしたいこと②「できる人」の勉強法とは違う方が良い場合もある
科目Bの初期は、はやめに解説を見てしまうのも○
おつたえしたいこと①と一部反してしまうようですが、超初期の頃は早めに答えを見てしまっても良いと思います。科目Bに慣れていない時は、考えたところでわからない問題も多いからです。
もちろん、ある程度わかるようになってからは、うんうんと考えることが力になります。でも最初はどうしてそうなるかの考えのもととなる「アイテム」さえ知らない状態です。見当違いのことを考えるどころか、わからない問題は頭に何も浮かんできません(私と同じそんなレベルの人もいるはず)
正直、問題の意味も理解できていないのに、うんうん考える時間は無駄だったのではと感じました。科目Bの学習が初期かつ、「問題が何を言っているかわからない」というレベルの時は、はやめに答えを見て「どうしてそうなるか」を頭に叩き込むことの方が効率的だと感じました。
基本情報技術者試験に2回落ちて学んだこと
基本情報技術者試験に2回落ちて、やはりある程度の勉強時間は確保すべき。科目Bに時間を割くべきなどの、セオリーは正しい。など、たくさんのことを学びました。
苦手とする分野ではありますが、基本情報技術者試験を受験してみて、情報まわりの知識がある程度ついてきたと感じられるのが嬉しいです。ぜひ勉強を続けて、次は合格法を発信できるようにしたいです!
不合格者のお話をここまで聞いてくださり、ありがとうございました!それでは一緒にがんばりましょう!
みなさんと、そして私自身の合格を願って。