【社労士とは】どんな資格?試験は難しい?メリットは?【元社労士補助&試験は悩み中…】

「社労士にちょっと興味あるんだけど、資格の詳細を知りたい!」
「女性におすすめの資格っぽいけど試験は難しいのかな?」

そんな疑問にお答えします。

まい

こんにちは!まいです

私は宅建士、FP、保育士などの資格を持っている資格好きの専業主婦です。宅建に挑戦したことから、行政書士の資格、社労士の資格に興味を持ち、2016年から2017年末まで社労士法人で社労士補助として働いていました。

社労士の仕事自体はすっごくやりがいがあって女性におすすめなんですが、私の場合いろいろなことが重なっちゃって2年で退職。

でも、せっかく勉強したし、将来のためにも資格は取っておきたかったなと思います。そのため試験を受けようか真剣に悩み中…

今回はそんな私が、社労士ってどんな資格?どんなお仕事?試験は?という基本的なことをまとめていきたいと思います。

なるべくわかりやすくお話するので、社労士にちょっと興味があるなっていう方はぜひ一度読んでいってくださいね!

この記事でわかること

社労士ってどんな人?

社労士の仕事内容は、会社勤めをされたことがある方なら、ざっくり「総務部や人事部の仕事」をする人というイメージで捉えてください。社労士は企業のヒトに関わる手続きや、相談業務を行う専門家です。

社労士の仕事とは

そうはいっても、現在社労士業務に携わっていない方は、どんな仕事かあまりよくわからないですよね。詳しくみていきます。

まい

社労士の仕事内容をざっと挙げるとこんな感じ

社労士の仕事は定められている法律の号数ごと1号業務、2号業務、3号業務に分けられます。

【1号業務(労働保険・社会保険等に関する書類の作成・提出代行)】
・入退社に伴う雇用保険、社会保険関係の書類の作成、提出代行
・労働保険の年度更新の書類の作成、提出代行
・社会保険の算定基礎届の作成、提出代行 など

2号業務(帳簿書類作成)
・就業規則の作成
・労働者名簿の作成
・賃金台帳の作成 など

3号業務(コンサルタント業務)
・人事に関する相談、指導
・労働環境に関する相談、指導 など

社労士の1号業務は手続き関係

1号業務というのは企業における総務の役割のような感じ。入退社時の雇用関係の提出書類を作成したり、社会保険の手続きなどを行います。

まい

例えばある人が入社すると、入社時に雇用保険の加入の手続きや、健康保険の保険証の発行や厚生年金の加入などの手続きが発生するよね。
そういった書類をハローワークへ提出したり、年金事務所などで発行の手続きを申請するのが社労士の1号業務だよ。

他にも社員の方の赤ちゃんが産まれる時に、出産手当金の手続きや、雇用保険の育児休業給付金等の手続きをするのも、社労士の1号業務に含まれるね。

社労士の2号業務は帳簿の作成

2号業務は会社に備えておかなければならない規則や、労働者名簿等の帳簿の作成などをします。

以上1号2号業務はお金をもらって代理することは社労士にしかできない、独占業務になっています。

まい

こういった帳簿類は労働者を雇っている場合は必ず作成しなければならないと定められているものだよ。社労士に任せれば安心だね。

社労士の3号業務はコンサルティング業務

3号業務はいわゆるコンサルティング業務。日常の小さな労務問題から給与や人事制度の構築など根本的なものまで、あらゆる相談に乗ります。

まい

企業における
・総務、人事の書類作成をかわりにやってくれたり、

・労務環境に関すること
を問題が起きる前に相談や指導してもらえる、頼れる法律家

って感じだよ

企業にとって、大切なヒトに関わることを何でも相談できるパートナーみたいな感じなんだ!

1〜3号業務まで合わせて社労士の仕事

私が勤めていた社労士事務所では、1号業務の手続きのみ代行する契約や、2号業務を単発で請け負う契約、1号2号3号業務すべてに関わる顧問契約など、顧客先である企業との契約のスタイルはわかれていました。

特にコンサルティング業務まで請け負うと、顧客の企業を人事・労務の面で一緒に成長させていくことの出来る、とってもやりがいのある仕事だなと思います。

まい

ほかにも個人を相手にし、年金や社会保険に関する相談を受けることもあります。

要するに社会保険、労働保険に関するプロが社会保険労務士ってことだね。

社労士のメリットって?

これまで社労士の仕事内容についてみてきました。社労士の仕事内容に興味を持っていただいた方に、社労士のメリットの一部をご紹介します。

社労士のメリット

・企業内(総務部・人事部など)で勤務社労士として働くことができる
・社労士法人で勤務社労士として働くことができる
・独立開業できる
・キャリアアップに有効
・一生働ける資格
・顧客から感謝されやりがいを持って働くことができる

社労士資格は先に述べたように、企業内の総務や人事のような仕事を担当します。そのため、企業内でも勤務社労士として働く道もあります。社労士登録をしなくても、会社員として社労士資格を持っているだけで、社会保険や労働関係に関する知識を有しているの証明となり、キャリアアップや転職にも有利に働きます。

社労士登録をして働く場合は、独立開業するだけでなく、複数の社労士が所属する社労士事務所に勤めるという道もあります。私もそういった大きな事務所に勤めていたのですが、働き方の選択肢が多いという点も魅力的だなと思いました。

仕事内容も専門性が高く、社労士として一人前になれば一生働いていくことができます。仕事のやりがいに関しても、企業の事業主からの信頼を得て、企業の成長やそこで働く人たちが働きやすい環境づくりのお手伝いができるので、社会貢献しているという実感を得ることができますよ。

社労士を目指していたのに辞めてしまった私ですが、社労士の仕事自体は専門性もあり、やりがいのあるとっても良い仕事だと思います。働き方にも選択肢があるので、女性にもおすすめ。もし友人が「社労士になりたい!」と言ったら応援したいです。

まい

私はいろいろ重なった面もあってやめちゃっているので、いまいち説得力に欠けますが理由もあるんです…そのお話については詳しくコチラの記事にまとめているので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

社労士になるには

社労士はおすすめの資格です。そんな社労士になるためにはどうすれば良いのでしょうか。

社労士になるためには、

①国家試験に合格する
②社労士登録をする

という2ステップが必要になります。

まずは社労士の国家試験についてみていきましょう!

社労士試験について

社労士試験は毎年8月の第4日曜日に行われます。受験資格は比較的広く開かれていて、士業の資格試験の中では会社員、女性の受験が多いことが特徴です。

受験資格

受験資格:あり
短大卒、専門学校卒、資格取得による受験資格など、比較的広く定められている

社労士の受験資格は

・学歴
・実務経験
・国家資格の合格

のどれか一つを満たしていれば良いです。

この要件はかなり多いのでここには記しませんが、学歴は短大卒以上、国家資格は79の中のいずれかの合格など、要件は広く設けられています。

会社の総務部などで、書類作成など社労士業務に3年以上従事した人も受験資格を満たすので、受験を希望する多くの人は、いずれかの受験資格を得られるのではないかなと思います。

詳しくは社会保険労務士オフィシャルサイトをご覧ください。

まい

ちなみに私は短大の卒業証書が見当たらなくて、行政書士の合格証を添付しました

見当たらないの困るから探した方がいいよ!

合格率

合格率:4〜6%

受験者数:約3万5,000人〜4万人
合格者数:約2,500人

合格率は4から6%と難関試験です。しかし受験者数が3万5,000人〜と多いので、毎年約2,500人の方が社労士資格を得ています。

まい

国家試験の中でも人気の資格試験だね

標準学習時間

800時間〜1000時間

標準学習時間は800時間〜1000時間程度だと言われています。半年から1年、もしくはそれ以上かけて勉強する方が多い試験です。

まい

ちなみに、私が受験した
・宅建士は200〜400時間、
・行政書士は500〜800時間

難易度がぐっと上がる
・司法書士は3000時間〜
と言われています

司法書士や不動産鑑定士など超難関試験まではいかないけど、かなりの勉強が必要になる試験なんだね。

試験内容

出題方式:選択式と択一式
選択式(8科目)40点 択一式(7科目)70点の合計110点
出題内容:「労働保険」「社会保険」より全10分野8科目
試験時間:午前(選択式)80分 午後(択一式)210分

社労士試験の特徴は出題範囲が広いこと、そして各科目ごとに最低合格ラインが設けられていることです。そのためまんべんなく力をつける必要があります。

10分野もあるなんて勉強する範囲が広すぎる!

まい

それに、午前午後に分かれる長丁場の試験が過酷なんだよね

合格基準

・相対評価で合格基準は変動するが、約65%以上の正答率で合格

社労士試験は約65%の正答率で合格となりますが、各出題形式、各科目で合格基準点(足切点)が設けられているのが特徴です。社労士試験の合格基準について詳しくみると、こんな感じです。

選択式(8科目):合格基準となる得点を取る+各科目3問以上正解
※問題の難易度によって、合格基準点が下がる(救済措置がある)

択一式(7科目):合格基準となる得点を取る+各科目4問以上正解
※問題の難易度によって、合格基準点が下がる(救済措置がある)

選択式、択一式の合格点を共に満たせば合格

特に選択式の場合は5問中3問正解しなければならないので、出題される問題により正答率は大きくかわります。なのでほぼ毎年救済措置がなされています。

苦手科目があったら5問中3問てかなり苦しいよね…

まい

みんなが解けない問題ばかりだと、基準点が下がる可能性が高いから、苦手科目を作らないこと、みんなが解ける問題は必ず正答することが大切だよね!

資格偏差値

偏差値65

偏差値65付近のその他の資格

・一級建築士
・航空管制官
・海事代理士
・気象予報士
・歯科医師

資格の取り方  国家資格ランキング https://shikaku-fan.net/national_qualification_rank.php

あらゆる資格について掲載されているサイト「資格の取り方」によれば、資格の偏差値は65程度とのこと。公認会計士や司法書士といった超難関試験ではありませんが、合格するには相当量勉強が必要な難関試験です。

社労士試験を受験した感想

私は社労士補助者になる前年と補助者となった最初の年に社労士試験を受験しました。いずれも勉強に力が入らなくてあまり勉強せず受験しました。

それでも感想はあるので、まとめたいと思います。

・出題範囲が広い
・暗記の部分も他の資格試験より増える
・実務経験者が理解し易い内容もある
・試験時間が長いので、時間配分や集中力を持続する方法など試験自体の対策も重要
・とにかく試験がキツイ…体力勝負、時間との勝負
・受験生の多く(合格者の半分が会社員)が会社員であり、総務・労務といった実務経験者の人が多い印象。
・会場には30〜40代の女性も多い
・申込書は早く出して希望の受験会場をゲットすべし!

宅建や行政書士をはじめ、いろいろな試験を受けてきた私ですが、社労士試験はやっぱりちょっと別格でした。

まず、出題範囲が膨大…というより詳細で、テキストの片隅に小さい文字で掲載されているような問題が普通に出てきます。細かな数字など暗記の部分も他の資格試験より多く、しっかりと時間をかけることが必要です。

ただ、労災や雇用保険など総務や社労士事務所で培った知識は、試験対策としても力になります。

私は会場は東京の日大法学部だったのですが、30代から40代の女性が多い印象でした。他の試験に比べてしっかり勉強をしてきていそうな方々も多いように感じました。

試験当日は残暑の長丁場の試験(会場は涼しいです)なので、体力勝負になります。単純にお尻が痛くなるし、集中力も切れてくるので当日の対策も必要だと感じました。また時間配分等模試は必須です。

会場は先着順で埋まっていき、申し込みが遅いとかなり郊外の受験地になって移動に時間がかかってしまうので、申し込みは早めがおすすめ。当日は周りの人の雰囲気にも影響を受けると思うので、(申し込みが遅いと記念受験の人も多くて、会場がなんとなくだらけがち)合格しようと頑張っている士気の高い方々の中で受験するためにも、早めの申し込みが良いと思います。

社労士の登録について

社労士国家試験に合格しただけでは、社労士を名乗ったり、社労士業務を行うことはできません。「社会保険労務士の有資格者」という位置づけになります。社労士として働くためには、全国社会保険労務士連合会への登録が必要になります。

社労士試験に受かったら登録しなきゃダメ?

社労士試験に合格しても、社労士の登録はしない人も多数います。登録や維持にもお金がかかるため、社労士を名乗って社労士業務をする必要がない人は、社労士有資格者のままでいることもできます。

実務経験もしくは事務指定講習の修了が必要です

社労士登録には社会保険労務士会連合会が求める実務経験2年が必要になります。

具体的な業務
・雇用保険、健康保険等の被保険者資格取得届・喪失届
・健康保険の算定基礎届、月額変更届
・就業規則届
・労働者名簿 等

いずれかの業務の実務経験が通算で2年を有することが条件です。

まい

社労士事務所などに勤めていなくても、企業などで2年間これらの業務に従事していれば実務経験となるよ

実務経験がない場合は、全国社会保険労務士会連合会が行う事務指定講習を受講し、終了することで登録できるようになります。事務指定講習の費用は約7万円ほどです。

社労士登録の仕方

社労士の登録は

・開業登録
・勤務登録

にわかれています。

独立開業して社労士事務所を開くという場合には開業登録をします。社労士事務所に勤めたり、一般の企業内で社労士業務を行う場合は社労士勤務登録をします。(勤務先を指定せず、登録だけするという形のその他登録もあります。そのお場合は実務を行うことはできません)

登録の申請は所属する社労士会(開業する、または所属する企業の所在地の自治体の社労士会)にて行います。必要書類は

・登録申請書
・合格証書
・顔写真
・住民票
・実務経験の証明書類

などです。

社労士登録の費用

社労士登録の費用はこちら

【開業登録】
・登録手数料 3万円
・登録免許税 2〜3万円
・社労士会への入会金 5〜8万円(入会する社労士会〈自治体〉によってかわります)

【勤務社労士】
・登録手数料 3万円
・登録免許税 2〜3万円
・全国社会保険労務士連合会への入会金3〜5万円

登録のほかにも定期的な費用として社労士会の月会費(もしくは年会費)がかかります。社労士会によって違いますが、年間4万円〜10万円程度かかる場合が多いようです。

社労士試験教材はどうする?

通信講座が一番の近道

私は独学と通信講座どちらも使用したことがありますが、一発合格を狙うなら通信講座が近道だと思います。受験するなら通信講座にする可能性が高いです。

実は社労士を初めて受験した年はフォーサイトの教材を購入しました。テキストも薄くて見やすく、講義もわかりやすくてすごく気に入っていたのですが、勉強のモチベーションが下がってしまっていたので、あまり勉強することなく教材を無駄にしてしまいました…。

フォーサイトは合格した行政書士でも使用したテキストなので信頼しています。第一候補ですね。

アガルートも法律系の資格試験で人気の教材です。同じ事務所の方もアガルートの教材を使用していたので検討してみようと思っています。

お金をかけたくない場合は市販テキストで独学

なるべくお金をかけたくない場合は独学にするかもしれません(なにせ今現在専業主婦なもので…)

その場合は2年目に使用した「みんなが欲しかった社労士の教科書」がいいかな。

でも、ユーキャン最速レッスンも見やすくて気になっています。


いずれにしても受験を決めたら教材はしっかり検討したいですね!

社労士って難しいけど一生もの資格

社労士について、仕事内容、試験の概要、登録等について見てきました。

社労士の仕事は主に企業のヒトに関わる部分をサポートできる、専門性とやりがいのある職業です。社労士になためには毎年8月に行われる国家試験に合格し、実務経験もしくは事務指定講習を経て登録をする必要があります。

社労士試験に合格するためには、合格率4〜6%の難関試験を合格しなければなりません。私の現在のきがかりは、1000時間もの勉強時間をどう捻出するか。きちんと勉強しなければ合格できませんからね。

ただ、社労士は人気のある資格なので、教材も豊富です。良い教材を選んでちゃんと勉強すればいけるかもという希望も。

社労士は登録しなくてもその難易度や専門性から企業等で評価されることの多い資格です。(社労士補助者にまでなったのにやめちゃった)私もそのメリットはわかっているつもり。やると決めたらぜひ合格を勝ち取りたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!社労士に興味を持たれた方、ぜひ挑戦してみてくださいね!特に女性におすすめの資格です!

それでは!また!

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さわだ まい
資格好きの専業主婦
行政書士・宅建士・FP・保育士・危険物などいろいろな資格を持っています。
2歳と1歳の育児と再就職の傍ら、更なる資格取得にチャレンジします。
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