
カラーコーディネーターって難しい?合格率ってどれくらいなの?



カラーコーディネーターはそこまで難しい試験じゃないよ。合格率・勉強時間の目安についても解説していくね
カラーコーディネーター検定を受験しようと思った時、難易度や合格率はどのくらいなのか、どれだけ勉強すれば合格できるのかが気になりますよね。
この記事では、カラーコーディネーター試験のわかりやすい概要と合格率、勉強時間の目安について解説していきます。
カラーコーディネーター検定とは?


「カラーコーディネーター」資格とは、東京商工会議所主催の「カラーコーディネーター検定」のことを言います。数ある色の資格の中で「色の2大検定」と言われるものの1つです。
「カラーコーディネーター検定」と「色彩検定」
色にまつわる検定は沢山ある中で、カラーコーディネーター検定と色彩検定は2大検定と言われています。
どちらも民間資格で、知名度の高い資格。色の性質や特性、知識を得ることができる試験ですが、カラーコーディネーターはどちらかというとデザイン・製品・工業系、色彩検定の方はどちらかというとファッション系、色の基本知識をつけたい方向けという特徴があります。



そのほかにも色に関する検定は10以上あります。それぞれに専門性があり、例えば「自分のパーソナルカラーを知りたい、人のパーソナルカラーを見てあげたい」という方は、「パーソナルカラリスト検定」がおすすめです



そのほかのカラー系の資格について知りたいという方はこちらの記事もチェックしてみてください


どちらが難しいの?
カラーコーディネーターと色彩検定は、2021年の合格率で見ると
【難しい】
↑色彩検定1級
カラーコーディネーターアドバンスクラス
色彩検定2級
色彩検定3級
カラーコーディネータースタンダードクラス
↓色彩検定UC級
【易しい】
となっています。



カラーコーディネーター試験がネット化の過渡期で合格率が安定しないため、今後前後する場合もあるかもしれませんが、現状はこんな感じです。
私も今回色彩検定2級とカラーコーディネーターのアドバンスクラスを受験しましたが、やはり色彩検定2級の方が易しい試験だと感じました。また色彩検定1級も受験して難易度を体感したいと思います。


カラーコーディネーター試験の概要をチェック!
カラーコーディネーターは1995年から続く歴史ある検定試験ですが、2020年にリニューアルし、従来の1、2、3級という3つの級から、
- スタンダードクラス
- アドバンスクラス
の2段階にかわりました。
スタンダードクラスが初心者向けの難易度で、アドバンスクラスが実務者向けの難易度です。スタンダードクラスは従来の3級相当、アドバンスクラスは2級と1級に相当しています(後述しますが、難易度的には2級相当かと思われます)
2021年からネット試験化し、自宅や会社のパソコンや全国のテストセンターのパソコンにて任意の時間で受験が可能です。



夏と秋の受験シーズン中の任意の日に、自宅やオフィスから受験できるため、受験がしやすくなりました
カラーコーディネーターの合格率





難しさってどのくらいなんだろう



カラーコーディネーター試験はそれほど難しい試験ではありません
まずは合格率から難易度をみていきましょう。
カラーコーディネーターの合格率は「高い」
リニューアル前のカラーコーディネーター検定の合格率は、3級で60〜70%ほど、2級で40%前後でした。
【3級の合格率2017〜2019年】
試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2019年 | 5,952人 | 4,160人 | 69.9% |
2018年 | 6,397人 | 3,743人 | 58.5% |
2017年 | 6738人 | 4,932人 | 73.2% |



最も優しい3級で6割くらいの合格率ってちょっと低めな印象があるよ……



確かに、2級の40%も低めだよね
しかし、検定試験リニューアル後のスタンダード、アドバンスクラスの合格率はご覧の通り、少し高くなっています。
2020年のリニューアル後のアドバンスクラス、スタンダードクラスの合格率はこちらです。
【スタンダードクラス】
試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年第1シーズン【第52回】 | 3,089人 | 2,448人 | 79.2% |
2021年第2シーズン【第51回】 | 2,547人 | 2,112人 | 82.9% |
2021年第1シーズン【第50回】 | 2,181人 | 1,832人 | 84.0% |
2020年第2シーズン【第49回】 | 4,210人 | 3,044人 | 72.3% |
【アドバンスクラス】
試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年第1シーズン【第52回】 | 975人 | 613人 | 62.9% |
2021年第2シーズン【第51回】 | 764人 | 471人 | 61.6% |
2021年第1シーズン【第50回】 | 494人 | 324人 | 65.6% |
2020年第2シーズン【第49回】 | 1,115人 | 561人 | 50.3% |
特にスタンダードクラスの合格率が80%以上というのはかなり高い合格率ですね。



ペーパーテストからネット試験への過渡期は問題が易化する傾向があるので、リニューアル&ネット化の渦中にいる現在はより一層難易度が低くなっていて、狙い目の時期とも言えます
カラーコーディネーターの勉強時間
カラーコーディネーターの勉強時間はどれくらいなのでしょうか。公式でのデータから見ていきます。
短期間で取得できている人も多い
カラーコーディネーター試験の合格者の中には、比較的短期間、短時間で合格している人もいます。



公式サイトに掲載のアンケート情報を見てみましょう。
合格者の勉強期間 | スタンダードクラス | アドバンスクラス |
1ヶ月未満 | 32.9% | 30.8% |
1〜2ヶ月 | 36.8% | 29.8% |
2〜3ヶ月 | 16.9% | 20.2% |
3〜4ヶ月 | 7.2% | 8.7% |
4~5ヶ月 | 2.9% | 4.8% |
5ヶ月以上 | 3.3% | 5.8% |
合格者の勉強期間は、スタンダードクラス、アドバンスクラス共に8割以上の人が3ヶ月未満という結果です。1ヶ月未満という短期間で合格した人も3割以上います。
合格者の勉強時間(1日あたり) | スタンダードクラス | アドバンスクラス |
30分未満 | 17.3% | 12.5% |
30分〜1時間 | 41.0% | 35.6% |
1〜2時間 | 30.0% | 38.5% |
2〜3時間 | 9.8% | 7.7% |
3時間以上 | 2.0% | 5.8% |
合格者の1日当たりの勉強時間は、約9割が2時間未満です。
勉強期間×勉強時間の相関データはないので、短い期間で何時間も集中して勉強した人もいれば、長い時間をかけてコツコツと勉強した方、あるいは短期間で少ない勉強量で合格した方もいるかもしれません。しかし、いずれにしても合格者の平均的な勉強期間は1〜2ヶ月程度であり、1日当たりの勉強時間も1時間程度ということが分かります。
1.5ヶ月(50日程度)×1時間=50時間程度で受かる可能性も十分にあり、決して「難しい」試験ではなく、「難しくない」「易しい」と言える試験なのではないでしょうか。



なんだかきちんとコツコツ勉強すれば受かりそう!



身構える必要はないよ。合格者平均よりも多めの時間を確保できれば、さらに余裕をもって試験勉強にも挑むことができそうですね
合格ラインは100点満点中70点



ポイントはカラーコーディネーター試験は7割の得点率が必要ってこと
カラーコーディネーターの合格点は100点満点中70点です。
合格率や合格者データを見ると、そう難しい試験ではなく、「簡単そう」というイメージも抱けますが、正答率が7割必要ということは少し頭にいれておきたいポイントです。
7割の得点率は、内容をしっかりと理解していないと取ることができません。出題内容はそう難しくはありませんが、しっかりと勉強をする必要があります。
おすすめ勉強法
おすすめ勉強法はズバリ練習問題中心の勉強法です。
目次・テキストざっと目を通す→練習問題→解答→テキストに戻っておさらい
を繰り返しましょう。


テキストは公式か市販か
カラーコーディネーター試験は、試験実施団体の東京商工会議所から「公式テキスト」が発行されています。
テキストは公式テキストでも市販テキストでもどちらでも合格できます。メリット・デメリットを比較して選びましょう。
- 「公式」なのでそのテキストから問題が出題される
- 細かく掲載されているので、資料集的に使用できる
- 知識がしっかりと身につく
- 説明が細かくてわかりづらい
- 勉強しなければならない範囲が広くて非効率
- 値段が高い
- 合格に必要十分な内容でわかりやすい
- 練習問題がついている
- 値段が安め
- 合格のためのテキストといった感じ
- 問題が足りない
- アドバンスクラスはすごく安いわけではない
練習問題を手に入れて
公式テキストで勉強する場合はぜひ練習問題を手に入れて、問題を解きながら勉強をすすめていきましょう。市販テキストで勉強する場合も、テキストについている問題だけでは練習が足りないので、購入して勉強を重ねると自信を持って試験に挑むことができます。



ただ、残念ながら書店に練習問題が売っていないので、、東京商工会議所に請求しなかればなりません



ちょっとめんどくさいな


以前はメールに必要事項を記載して送信、返信の内容で振込等をして手に入れる形でしたが、現在は公式サイトにメールフォームが用意されています。今後もっと手に入れやすく改善されるかもしれません。


合格できればOKという方、自分ならそんなに練習問題を重ねなくても大丈夫という方、テキストを何回も振り返るぞー!という方は、市販テキストの問題集だけで行けます。繰り返し勉強しましょう。(ただ公式テキストで勉強される方で、テキストを読み込むだけというのは合格できないわけではないのですが少し非効率です)


目次・テキストざっと見→問題へ
まずは目次・テキストをざっと見して、内容を把握します。それからすぐに練習問題を見てみましょう。



すぐに見ちゃうの?これじゃあ解けないよ



解けなくても大丈夫。問題の出し方と勉強の仕方を早めにチェックするだけだから
人間の頭は、
全体像→詳細
と勉強する方が理解しやすくなっています。
まず、目次、テキストざっと読みでどんなことを勉強するのか何となく把握→練習問題で出題のされ方、ポイントを把握をしましょう。
解けなくてももちろん大丈夫です。解答を見て、テキストの該当箇所に戻ります。この時、テキストを読んでいる最中にどこがポイントなのか、この文がどう出題されるのか、自然とつかめていることがわかると思います。
この繰り返しをしていると、テキストを漫然と読むことがなくなり、いつでもポイントが掴めるようになってくるのです。



カラーコーディネーターだけでなく、多くの資格試験対策でおすすめの勉強法です。
あいた時間にテキストを読む
あいた時間にはテキストを読んだり、ノートを取っている方は見返したりしましょう。小刻みの勉強は分散学習といってとても効率の良い勉強法です。
一番避けたいのは、勉強時間がとれないからといって1日勉強しない、何日も勉強しないことです。5分でもあいたらテキストを開いてみるようにしましょう。
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- 勉強に苦手意識があって不安
- 勉強方法がわからない
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カラーコーディネーターは難しくない!自信を持って取り組みましょう
カラーコーディネーター試験は難しい試験ではありません。自信を持って勉強に取り組みましょう。
ただし、勉強を開始したら1日何もしないという日をつくらないこと。少しでも良いので勉強をコツコツ積み重ねることが大切です。
カラコの勉強は面白いです。ぜひ楽しみながら勉強を進めていってくださいね。応援しています!



またどこかの記事でお会いしましょー!



読んでいただいてありがとうございました!