今度福祉住環境コーディネーター3級を受けるよ。
合格できる勉強法や勉強時間、おすすめテキストを教えて!
福祉住環境コーディネーター3級に合格のみしたいなら、問題集一体型の市販テキストがおすすめ。勉強時間は60時間を目安にしてね
こんにちは、資格好き主婦のまいです。
福祉住環境コーディネーター3級は、東京商工会議所主催、次回で51回目となる歴史ある資格試験です。職場でも評価が上がる資格なので、ぜひ1発合格を目指したいですね。
今回は、3級に合格できる勉強法から、合格率、合格者の勉強時間までご紹介。福祉住環境コーディネーター3級の概要がしっかりとつかめるので、試験対策がしやすくなりますよ。
福祉住環境コーディネーターの受験をお考えの方は、ぜひチェックしてくださいね。
資格好き主婦のまい(@maisawaco)です。
行政書士、宅建、FP、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター2級など15種類の資格を持つ資格好き。
資格ブロガー&ライター歴4年。資格試験のノウハウを発信しています。
第52回、53回2級3級 IBT・CBT方式試験申し込み期間 | 試験期間 | 受験料(税込) |
---|---|---|
2級7,700円 3級5,500円 ※CBT試験はCBT利用料として 別途2,200円(税込)がかかります | ||
2024年10月11日(金)~10月22日(火) | 11月15日(金)~12月5日(木) | 2級7,700円 3級5,500円 ※CBT試験はCBT利用料として 別途2,200円(税込)がかかります |
2級の勉強法はコチラ
福祉住環境コーディネーター3級は難しいの?合格率・難易度
福祉住環境コーディネーター3級は、合格率や受験者層からいってもそう難しい試験ではありません。ぜひ「やればできる!勉強すれば受かる!」という自信とやる気を持って試験勉強に取り組んでください。
3級の合格率は近年やや低め・それでも40%ほどなので一発合格は十分に目指せる
試験実施回 | 2級 合格率 | 3級 合格率 |
---|---|---|
第38回(2017年) | 49.0% | 50.2% |
第39回(2017年) | 51.9% | 34.1% |
第40回(2018年) | 13.8% | 56.6% |
第41回(2018年) | 42.0% | 55.4% |
第42回(2019年) | 29.9% | 60.6% |
第43回(2019年) | 44.6% | 55.8% |
第44回(2020年) | 中止 | 中止 |
第45回(2020年) | 46.8% | 66.8% |
第46回(2021年) | 85.6% | 84.4% |
第47回(2021年) | 51.8% | 51.3% |
第48回(2022年) | 39.9% | 39.4% |
第49回(2022年) | 34.7% | 38.5% |
福祉住環境コーディネーター試験は、2021年度の第46回にネット試験化。大幅にリニューアルしました。ネット試験化する年はどの試験も合格率が高くなる傾向がありますが、福祉住環境コーディネーターも例に漏れず第46回は、2級85.6%、3級は84.4%をたたき出しました。
その後、難易度調整のために難化(○×問題のみでしたが、4択問題も出題されるようになりました)、その傾向が現在も続いています。
とはいえ、それでも合格率40%の試験です。
勉強をしないで受験する人も多いので、十分に1発合格の可能性はあります!
勉強していない人もいるから、そんなに怖がらないで!
ぜひ積極的に勉強をして、一発合格を目指してくださいね。
3級の受験者は学生が多い
福祉住環境コーディネーター3級の受験生は、6割弱が専門学校生などの学生です。福祉系の学部や、作業療法士など医療系の学生が知識の習得、就職でのアピールのために受験することが多いようです。
業種 | 割合 |
---|---|
その他サービス | 5.7% |
建設業 | 5.5% |
社会保険・社会福祉 | 5.4% |
医療業 | 3.8% |
製造業 | 1.6% |
その他の業種 | 12.7% |
専門学校生・短期大学 | 34.2% |
高校生 | 17.3% |
大学生 | 6.2% |
その他 | 6.3% |
現役の学生がライバルというのは強敵のように思えますが、福祉系や建築系ですでに実践を積んでおられる方の方が知識が定着しています。
また学生の場合は、学校などで進められれて、あまりやる気がないのに受験している人も多い傾向があります。自発的に受験する方、社会人でも資格を取るためにやる気を持って学習する方の合格率はもっと上がるでしょう。
特に社会人の方は、「学生には負けてられない!」という強い気持ちを持って勉強に励んでください!
福祉住環境コーディネーター3級の勉強時間の目安は60時間
福祉住環境コーディネーターの勉強時間の目安は、15時間~60時間。勉強の計画を立てる時点では、60時間程度を目安にすることをおすすめします。
合格者の勉強時間は1時間~2時間を1~2ヶ月
福祉住環境コーディネーター3級の合格者の勉強時間が、公式サイトに掲載されています。
勉強時間は1時間~2時間、勉強期間は1ヶ月程度が多くなっています。
【合格者の1日あたりの勉強時間】
合格者の1日あたりの勉強時間 | 2級 | 3級 |
---|---|---|
30分未満 | 13.3% | 22.4% |
30分~1時間 | 39.8% | 30.6% |
1時間~2時間 | 29.8% | 35.8% |
2時間~3時間 | 11.6% | 7.3% |
3時間以上 | 5.5% | 3.9% |
【合格者の勉強期間】
合格者の勉強期間 | 2級 | 3級 |
---|---|---|
1カ月未満 | 28.3% | 32.8% |
1~2カ月 | 30.5% | 30.6% |
2カ月~3カ月 | 20.8% | 20.7% |
3カ月~4カ月 | 8.2% | 6.5% |
4カ月~5カ月 | 3.2% | 2.6% |
5カ月以上 | 9.1% | 6.9% |
3級の合格者の1日あたりの勉強時間で最も多いのが1時間~2時間、30分~1時間も30%ほどいます。また、合格者の約9割が勉強時間は1日当たり2時間未満に収めていたのがわかります。
3級合格者の勉強期間で最も多いのが1ヶ月未満。6割強が2ヶ月未満で合格しています。
このデータですと、例えば1日30分だけ勉強する人がどのくらいの期間勉強したのかわからないのですが(1日30分×1ヶ月未満かもしれないし、30分を5ヶ月続けたかもしれない)、ボリューム層だけで計算してみると、
一番勉強が少ない人で
30分×1ヶ月=15時間
勉強が多い人で
2時間×2ヶ月=120時間
になります。
ただ、1日あたりの時間だと2時間~3時間の幅の人がガクっと減ります。その点からどちらかというと1時間以上だけど、2時間は勉強していないという人が多いのではないでしょうか。
わたしも3級を受けましたら、120時間は必要ないように思えました。平均的に60時間程度で対策可能だと感じます。
ブロガーの方なども1週間であったり、1夜漬けに近い形であったり、短めな時間で合格しています。
目安としては60時間前後として、スケジュールを組めば良いのではないでしょうか。
おすすめテキストはユーキャン
3級の教材でおすすめはユーキャンです。
テキスト&問題集が1つになった教材で、この1冊で合格が可能です。
福祉住環境コーディネーターは公式のテキストがあり、出題はすべて公式テキストよりなされるので、公式テキストを購入しても良いでしょう。
ただ、ページ数が多く、値段もユーキャンの倍以上と高額です。
安く、簡単なテキストをお探しの方(そして勉強期間があまり取れない方は特に)はぜひユーキャンがおすすめです。
おすすめ勉強法
・問題中心の勉強法
・ノートよりもテキスト&問題集とお友達になる
・ユーキャンの【指導部だより】もチェック
問題中心の勉強法
3級に手っ取り早く合格したい、短時間で効率良く勉強したいなら、問題中心の勉強法を取り入れるべきです。
テキストをじっくり読んでいても、実は目でさらっているだけで頭に入っていないことがあります。
勉強慣れしていて「いきなり問題」抵抗感がない方は、最初に問題を解き、問題でわからなかったところを解説やテキストの該当箇所を読んで覚えていく方が効果に覚えることができます。
「いきなり問題はちょっと…」という方は、テキストは目次を読んで、中身は太字だけをさらうようなさらっと読みをしてから。
全体でどんなことを言っているかぼんやりわかったうえで、問題を解いていくと良いでしょう。もちろん最初はわからなくてOK。「何々これどういうことなの?」と聞くつもりで解答を読み、テキストに教えてもらいます。
この繰り返しによって効率的に勉強をすすめることができます。
ノートよりもテキスト&問題集とお友達になる
3級の勉強では、ノートを中心としないでテキスト&問題集と仲良くなるべきです。3級は、出題方法が簡単なだけで、2級と学習範囲や内容の難易度がそれほど大きくかわるわけではありません。確かに基礎部分なのですが、それなりにボリュームを感じます。
- 高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境
- 福祉住環境コーディネーターの役割と機能
- 障害のとらえ方
- リハビリテーションと自立支援
- 高齢者・障害者の心身の特性
- 在宅介護での自立支援のあり方
- 高齢者に多い疾患別にみた福祉住環境整備
- 障害別にみた福祉住環境整備
- 福祉住環境整備とケアマネジメント
- 福祉住環境整備の進め方
- 福祉住環境整備関連職への理解と連携
- 相談援助の実践的な進め方
- 福祉住環境整備の共通基本技術
- 生活行為別福祉住環境整備の手法
- 福祉住環境整備の実践に必要な基礎知識
- 福祉用具の意味と適用
- 生活行為別にみた福祉用具の活用
- 少子高齢社会と共生社会への道
- 福祉住環境整備の重要性・必要性
- 在宅生活の維持とケアサービス
- 高齢者の健康と自立
- 障害者が生活の不自由を克服する道
- バリアフリーとユニバーサルデザインを考える
- 生活を支えるさまざまな用具
- 住まいの整備のための基本技術
- 生活行為別に見る安全・安心・快適な住まい
- ライフスタイルの多様化と住まい
- 安心できる住生活
- 安心して暮らせるまちづくり
しっかりテキストを読んでノートを作っていたら、ノートの製作に時間がかかってしまいます。
ノートはメモ書きや理解の補助程度に、テキスト&問題集に集中し、しっかりと覚えていくようにしましょう。
特に数字や用語など「覚える系」「暗記する系」は、テキストに書いてあることが映像として浮かぶようになると簡単に解けるようになります。
ノートを作ってそれから覚えようとせず、いきなりテキスト&問題集から記憶に移していくようにすると効率が良いですよ。
ユーキャンの【指導部だより】もチェック
ユーキャンが受講生以外にも開放している「U-can福祉住環境コーディネーター講座【指導部だより】」というサイトがあります。
サイトには福祉住環境コーディネーター試験に関する情報、試験直前チェック!などが掲載されています。
役立つ情報な上、ふとした時に読むとモチベーションも上がるのでおすすめです。
勉強の休憩のタイミングや、試験情報が気になる時にはぜひチェックしてみてください
一発合格したい方、2級までしっかりと勉強したい方は通信講座も
「独学に不安がある」
「2級も受けたい!どちらも一発合格したい」
という方には通信講座の利用もおすすめです。
通信講座は研究された教材により、試験に出る箇所を重点的に学ぶことができます。
また、しっかりと学び、実践でも使える知識を身に着けたい人も通信講座は合っていますね。
福祉住環境コーディネーターの通信講座は複数ある中で、私のおすすめはユーキャンの「福祉住環境コーディネーター講座」です
ユーキャンの福祉住環境コーディネーター2級・3級講座は、オリジナルテキストとDVD教材、でるポケ、過去問題集のセットとなっています。
オリジナルテキストは公式テキストの内容をさらにわかりやすくユーキャンがアレンジしているので、初心者でもイラスト・図解豊富でとってもわかりやすい仕様になっていておすすめですよ。
資料請求はもちろん無料なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
福祉住環境コーディネーターの試験概要と試験対策ポイント
ここで試験の概要と試験のポイントから、試験対策として役立つ情報を確認しておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし(年齢・学歴に関係なく誰でも受験することができます) |
実施団体 | 東京商工会議所(民間資格) |
受験料 | 1級:12,100円 2級:7,700円 3級:5,500円 ※CBT方式の場合は、別途利用料2,200円(税込)がかかります |
試験方法 | IBT試験 CBT試験 いずれも〇×を含む多肢選択方式 |
問題内容 | ランダム |
試験場所 | IBT試験:自宅、職場等のパソコン CBT試験:全国のテストセンターのパソコン |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 100点満点中70点以上で合格 |
福祉住環境コーディネーター検定試験は、2021年のネット試験化により、それまでの択一・用語の選択問題から〇×問題を含む多肢選択方式にかわりました。
【参考】2022年度問題形式・問題数
級 | ○×問題(1点) | 穴埋め4択(2点) | 4択(3点) | 計 |
---|---|---|---|---|
2級 | 30問 | 14問 | 14問 | 58問 |
3級 | 55問 | なし | 15問 | 70問 |
2022年3級は、〇×問題が55問、4択問題が15問、合計70問出題されました。
〇×問題は解答しやすいですが、〇×の組み合わせ選択問題は、IBT試験ではメモが取れないため若干の解きにくさがあります。
問題は全国統一のものから、受験者ごとに内容が異なるランダム形式(IBT、CBT)へと変更となっています。難易度調整等のために難しい問題も出題されるため、1つ1つの問題の難易度に戸惑わず身につけた知識で得点できるところを確実に解答していくことが大切です。
試験時間はこれまでの試験の2時間から90分になりましたが、時間的には(20分から30分程度余る)ちょうど良い長さとなっています。
焦らず1問1問解いていけば大丈夫です。
ネット試験化によって、さまざまな難易度の問題がランダムに出題される形式になっています。モトネタをたくさん作らなければならないので、中にはハズレの問題もあります。異様に難しくなってしまった問題も。
そのような問題は思い切って捨ててしまうのも大事。気にしないようにしましょう。福祉住環境コーディネーターは7割正答すれば合格できる試験です。
外れ問題は割り切り、基本的なことを問う問題を落とさないように集中することが大切です。
ネット試験に慣れておくとGOOD!
試験を受ける前に、持ち物や受験環境を確認する、東京商工会議所の公式サイトでIBT試験を体験するなど、ネット試験に慣れておくことも大切です。
そんなに難しいことではありませんが、本番焦らず試験を受けることができますよ。
また、IBTはメモができないので紙の試験のように書き込みができないことも頭に入れておいてください。
最近、私も東京商工会議所の試験のカラーコーディネーター検定試験をIBTで受けました。当日の様子など知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
福祉住環境コーディネーター3級の勉強法は問題を中心に
福祉住環境コーディネーター3級は、問題を中心にどんどんと勉強を進めていくのがおすすめです。じっくりではなく、何度も繰り返す感じでテキスト&問題集をフル活用していってくださいね。
合格率は直近は低めになっていますが、基本的なところをしっかりと覚えていれば大丈夫です。満点を取る必要はなく、7割で合格できるので、難問や奇問は割り切ってしまいましょう。
用語が多いので面食らってしまうこともありますが、そんなに難しいことではありません。ちゃんと勉強すれば合格できますよ!ぜひやる気を持って試験に挑んでくださいね!
みなさんの合格をお祈りしています!
ぼくも頑張る!ファイトー!