保育園入園の壁を乗り越えた!子育てママのWebライター挑戦記

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子育てをしながら仕事をしたい。そう思ったとき、多くの親が直面するのが「保育園入園の壁」です。

この問題は、まるで「卵が先か、ニワトリが先か」のような矛盾をはらんでいます。保育園に入るためには働いている証明が必要なのに、働くためには子どもを預ける場所が必要なのです。特に求職中での保育園応募は優先度が低く、入園が難しい現実があります。

まい

つい先日、会社の同僚(男性)のお子さんが保育園に入れないと聞き、この問題に久しぶりに直面しました。

私も出産を機に前職を退職し、この問題を経験してきた身です。

わたしの場合、選んだ解決策は「Webライターとしての在宅ワーク」でした。長男が年少児に入るために、2年前の12月から細々とライターを始め、翌年9月に正式に開業。その実績をもとに保育園に応募し、見事0歳児の次男も含めて入園を勝ち取ることができました(0歳は入れなかったら在宅で見るか、時々託児を利用しようと思っていました)。

この記事では、私の経験をもとに、保育園入園の壁を乗り越えるための具体的な方法と、Webライターとして在宅ワークを成功させるコツをお伝えします。同じ悩みを抱える親御さんの参考になれば幸いです。

この記事でわかること

保育園入園のための在宅ワーク選び

在宅ワークを選んだ理由

出産を機に前職を退職した私は、長男の保育園入園を目指していました。しかし、求職中での保育園応募は優先度が低く、落選する可能性が高いことを知りました。

そこで考えたのが「先に仕事を始めておく」という選択肢です。

しかし、赤ちゃんを抱えながら外に働きに出るのは困難でした。ネットを見ると、パート代と同額ほどの認可外の保育所へ預けながら働いて数ヶ月過ごし、翌年4月からの認可保育園の入園を狙うという人もいます。

まい

しかし私は2人の未就園児を抱えていて、2人の保育料はパートの給与をゆうに超えてしまいます。

そこで目をつけたのが「在宅ワーク」でした。在宅ワークなら、子どもの世話をしながらも仕事をすることができます。また、自営業として開業すれば、就業証明書も取得できます。

Webライターを選んだ決め手

様々な在宅ワークの中から、私がWebライターを選んだ理由は以下の通りです

  1. 既存のスキルを活かせる:以前の事務職で培ったパソコンスキルやタイピング能力を活かせると考えました。社内システムを扱う程度のパソコン操作能力でも、Webライターとしてのスタートは十分可能です。
  2. 資格を強みにできる:私は複数の資格を持っていました。これらの知識を活かして、専門性のある記事を書くことができると考えました。資格の有無にかかわらず、自信を持てる分野があれば、それを強みにできます。
  3. 初心者でも始めやすい:Webライターは、クラウドソーシングサイトを利用すれば、比較的簡単に始められます。初心者向けの案件も多く、少しずつスキルを磨きながら経験を積むことができます。
  4. 柔軟な時間管理:子どもの寝ている時間や隙間時間を利用して仕事ができるため、育児との両立がしやすいと考えました。
まい

タイピングスキルといっても人並みですし、ExcelやWordは仕事であまり使用しなかったので、パソコンが得意というわけではありませんでした。「不安が少ない」程度で選んだのがWebライターだったのです。

Webライターとしての準備と開始

準備期間と最初の一歩

私がWebライターの準備を始めたのは、長男が生後6ヶ月の頃でした。保育園入園のためには、「ライターとして働いている事実」が必要だったため、仕事として成り立たせる必要がありました。

まい

嘘で自営業と名乗るのはいけないので、ちゃんと仕事としてお金をいただけるようになっていたかったんです。

まずは、クラウドソーシングサイト(クラウドワークスやランサーズなど)に登録し、プロフィールを作成しました

最初は不安でしたが、「初心者OK」の案件を中心に応募を始めました。最初の仕事は、1本1,000字程度で500円の体験談の執筆でした。誰でも書けるような記事でしたが、最初の1件にちょうど良い内容であったと思います。実績を作るという意味で貴重な経験でした。

仕事と育児の両立のための工夫

6kヶ月の頃の次男

赤ちゃんがいる中での仕事は、想像以上に大変でした。特に寝かしつけた後の夜な夜な執筆は体力的にきつかったです。それでもぜひ在宅ワーカーとして働きたかったので、以下のような工夫で乗り切りました。

  1. 時間の確保:子どもの昼寝の時間や夜寝た後の1〜2時間を作業時間に充てました。
  2. 効率的な執筆方法:記事の構成を先に考えておき、執筆時間を短縮する工夫をしました。
  3. テンプレートの活用:よく書くフォーマットはテンプレート化し、効率よく執筆できるようにしました。

初めての継続のお仕事は、企業のコラム記事でした。「7つの習慣」や「人を動かす」などの有名な自己啓発本・ビジネス本を読んで、その内容をコラム記事にするというもので、文字単価0.5円のお仕事でした。

ビジネス本を読むいいきっかけになりましたが、情報収集(本を読む)→執筆という流れでしたので大変です。

本を読むのは、子どもをおんぶしながら、執筆は夜中にまとめてというスケジュールでした。

本は変わっても同じフローなので、記事の内容はテンプレート化しておくと楽でした。

開業届の提出と自営業としてのスタート

保育園入園のためには、自営業として認められる必要がありました。そのため、長男が年少児になる前年の9月に正式に開業届を税務署に提出しました。当時の収入は月収3万円~5万円程度だったと思います。

開業届の提出は意外と簡単で、税務署のウェブサイトからダウンロードした様式に必要事項を記入し、提出するだけです。開業届には、屋号や事業内容(「Webライター業」と記載)、開業日、事業所の住所(自宅)などを記入します。

開業届を提出することで、確定申告の際に「青色申告」を選択できるようになり、税制上の優遇も受けられるようになりました。

まい

パートほどの月収を希望するのなら、控除額の多い「青色申告」は必須です。

また、保育園申請の際に「就業証明書」の添付書類になる重要な書類となります。

保育園申し込みのポイント

就業証明書の取得方法

保育園の申し込みには「就業証明書」が必要です。会社勤めの場合は会社が発行してくれますが、自営業の場合は少し工夫が必要です。

私の場合、開業後1年未満であったため、以下の書類を添付しました。

  1. 開業届の写し:税務署に提出した開業届のコピーを提出しました。
  2. 自己申告書:仕事の内容や勤務時間などを記載した自己申告書を作成しました。
  3. 実績証明:クラウドソーシングサイトの実績画面のスクリーンショットや、受注履歴などを添付しました。
まい

開業届のみであったので、クラウドソーシングでの契約が見えるものを印刷して添付しました。2年目からは前年度の確定申告書の写しで足りるためつけていません。また、契約のスクリーンショットや印刷物まで求めない自治体も多いと思います。

自治体によって必要書類は異なるため、事前に保育課に相談しておくことをおすすめします。(私も事前に聞きまいs他!)

申し込み時の注意点

保育園の入園審査で重視されるのは、収入の金額ではなく、「勤務形態」や「勤務時間」です。私の経験では、以下の点に注意しました:

  1. 勤務時間の明確化:自営業でも、週何時間、どの時間帯に働いているかを明確に示すことが重要です。
  2. 継続性の証明:「一時的な仕事」ではなく、「継続的な仕事」であることを示すことが大切です。
  3. 保育の必要性:なぜ保育園に預ける必要があるのかを具体的に説明することも大切です。
まい

仕事をした時間は手帳にメモをしていました。入園に際しては、細かく追及されたらどうしよう!とかなりマメに動いていました!

実体験からのアドバイス

私の場合、長男の保育園入園と同時に0歳児の次男も入園できたのは、ちょうど希望の保育園が当年度から0歳児受け入れを倍に増やしたというラッキーな要因もありました。現在は保育士不足もあり、再び待機児童が増えている地域もあるので、状況は常に変化しています。

まい

会社の同僚の奥様が求職中で、1歳児が入園できなかったと聞いて、今だったら私も無理かもしれないなとも感じました。

自分の住んでいる自治体の待機児童の様子、政策の様子の情報収集は必須かもしれません。

申請書類は期限に余裕をもって準備し、不明点があれば早めに自治体に相談することをおすすめします。また、保育園の見学会があれば参加し、園の雰囲気や方針を確認しておくと良いでしょう。

保育園入園後の在宅ワーク生活

保育園生活と在宅ワークの両立

子どもたちが無事に保育園に入園できたことで、私の在宅ワーク環境は大きく改善しました。日中は集中して仕事ができるようになり、夜遅くまで作業する必要がなくなりました。

しかし、新たな課題も生まれました。特に子どもたちが風邪を引きやすくなり、頻繁に保育園を休むことになったのです。0歳児の次男は特に体調を崩しやすく、長男も保育園に通い始めてから様々な感染症をもらってくるようになりました。

まい

1年目は、1歳児はもちろん年少のお兄ちゃんも感染症ばかり。2人で合計月の半分休むこともざらでした。

子どもの体調不良時の対応

子どもの体調不良は在宅ワーカーにとって大きな課題です。私は以下のような対策を取りました

  1. 余裕を持ったスケジュール:納期に余裕を持たせ、突発的な休みにも対応できるようにしました。
  2. クライアントへの事前説明:子育て中であることを伝え、理解を得ておくことで、急な対応の遅れにも柔軟に対応してもらえました。
  3. ストックコンテンツの作成:体調が良い時に余分に記事を書いておき、いざという時のためのストックを作りました。
まい

子育て中ということをプロフィールに明記しています。クライアントは基本みなさんとても優しく、納期にも柔軟に対応してくれますが、社会人としてこちらも真摯に対応するよう心掛けました。納期は前もって長めに。遅れるくらいなら、仕事が遅い人と思われてもかまいません!

在宅ワークの収入アップへの道

保育園入園後、外の仕事も探そうかと考えましたが、子どもたちの体調管理や家事との両立を考えると、在宅ワークを続ける方が現実的でした。そこで、Webライターとしての収入アップを目指しました。

  1. 専門性の強化:保有資格を活かした専門分野の記事を積極的に書くことで、単価アップを実現しました。
  2. 継続的なクライアントの確保:質の高い記事を提供することで、リピーターを増やしました。
  3. スキルアップ:SEOやライティングのスキルを向上させ、より高単価の案件に挑戦しました。

徐々に実績を積み、現在では「そこそこ稼げる」レベルまで成長することができました。

まい

日中自由に動ける時間的な余裕を持ちながら、扶養の範囲いっぱいまで稼げるようになりました。

資格を活かした在宅ワークの可能性

資格が在宅ワークに与える影響

私がWebライターとして成功できた一因は、持っていた資格を活かせたことです。資格は以下のような点で在宅ワークに良い影響を与えます:

  1. 専門性の証明:資格は自分の知識や技術を客観的に証明するものです。特に初心者で実績がない場合、資格があることで信頼を得やすくなります。
  2. 差別化要素:同じ案件に応募する多くのライターの中で、関連資格を持っていることは大きな差別化要素になります。
  3. 高単価案件の獲得:専門性の高い記事は単価も高くなる傾向があります。資格を活かした専門記事は、一般的な記事よりも高単価で受注できることが多いです。

資格がなくても始められる在宅ワーク

資格がなくても、在宅ワークを始めることは十分可能です。大切なのは「何かに詳しい」という強みを持つことです

  1. 興味のある分野の知識習得:趣味や日常生活で得た知識も、立派な専門性になります。料理が得意なら料理記事、旅行好きなら旅行記事など、自分の興味ある分野で勝負しましょう。
  2. 独学での専門性構築:書籍やオンライン講座など、独学でも専門知識を身につけることができます。学んだことをブログにまとめるなど、アウトプットすることで知識が定着します。
  3. 経験からの学び:実際に仕事をこなしていく中で、徐々に専門性を高めていくことも可能です。最初は低単価でも、経験を積むことで価値を高められます。

そもそも、以上のような「詳しいこと」を持っていなくても、「私ならできる!」という自信さえあえれば、Webライターになることは可能です!

まい

「ちゃんと書けなかったらどうしよう」「不安で応募できない」という心さえ払拭できれば、誰でもWebライターになれます!

資格取得と在宅ワークの両立方法

子育て中でも取得可能な資格はたくさんあります。以下のような方法で、資格取得と在宅ワークを両立させることができます:

  1. オンライン講座の活用:自宅で学べるオンライン講座を活用し、隙間時間に学習を進めます。
  2. 短期集中型の資格:比較的短期間で取得できる資格から始めると、達成感を得やすいです。
  3. 学習時間の確保:子どもの寝ている時間や保育園に行っている時間を有効活用します。
  4. 家族のサポート:週末などに家族に子どもを見てもらう時間を確保し、集中して学習する時間を作ります。

おすすめの資格としては、Webライティング検定、SEOライティング検定などのライティング関連の資格や、Webデザイン、SEO、マーケティングなどの関連分野の資格があります。

これから在宅ワークを始める方へ

保育園入園のための就業証明を得るために始めたWebライターですが、今では家族の生活を支える重要な収入源になっています。最初は夜な夜な執筆する大変さもありましたが、今では子どもたちが保育園に行っている間に効率よく仕事をして、夕方からは家族との時間を大切にできるようになりました(現在は、ライターとWeb制作会社のサポートデスクのパートのハイブリットで働いていて、刺激とのんびりの両方を味わっています)。

在宅ワークを始める際は、「最初から大きな収入を得よう」とするのではなく、「まずは実績を作ろう」という姿勢が大切です。

まい

低単価の案件でも、コツコツと積み重ねることで、必ず道は開けます。

しろちゃん

ママはいそがしいんだから、最初から「初月○○万円達成!」なんて狙わないで

また、自分の強みを見つけることも重要です。資格を持っていれば、それを活かした専門性で勝負できますし、資格がなくても、自分の興味や経験を強みに変えることができます。

これから在宅ワークを始めようと考えている方には、資格取得の勉強から始めるのも、いきなり在宅ワークのノウハウを学ぶのも、どちらも素晴らしい選択だと思います。大切なのは「一歩踏み出す勇気」です。

今は小さな一歩でも、続けていくことで必ず自分の力になります。保育園入園という目標だけでなく、自分自身の成長や経済的な自立も得られる在宅ワークに、ぜひチャレンジしてみてください。

私の経験が、同じ悩みを抱える方々の参考になれば幸いです。皆さんの挑戦を心から応援しています!

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さわだ まい
資格好きの主婦
行政書士・宅建士・FP・保育士・危険物などいろいろな資格を持っています。
6歳5歳の育児の傍ら、更なる資格取得にチャレンジします。
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