資格は取りたいけど、勉強する時間がないよー
主婦って毎日バタバタ忙しいよね。いつの間にか時間が解けちゃう。
今回は、そんな主婦の方におすすめの勉強時間の確保の仕方をお伝えするよ
「勉強しよう!」と思っても、日々の生活に追われ、いつの間にか勉強時間が取れなくなっている……。疲れてしまって、机に向かう気力がわかない……。「今回も挫折……」自分にうんざり。
そんな経験をする主婦はめずらしくありません。
勉強をしようと思っても、本当にバタバタと忙しいんですもん。仕方ありませんよね……。でも、せっかく勉強しよう!資格を取ろう!と思ったのだから、実現してほしい!最後まであきらめないでほしい!
今回は、そんな気持ちを込めて、主婦の方の勉強時間の作り方、コツをまとめました。
勉強がなかなか進まず並んでいる方、「資格取得できるのかな?」と不安な方はぜひチェックしてください。
資格好き主婦のまいです。
行政書士、宅建、FP2級、簿記3級、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーターなど15種類の資格を持つ資格好き。
資格ブロガー&ライターとして宅建についての記事寄稿もしています。
学生時代の偏差値は40台、勉強が得意とは言えない立場から資格取得について発信中。
「スキマ時間を利用して…」それでも主婦の勉強時間確保が難しい理由
主婦が勉強するには、「スキマ時間」の活用が大事なんだよね……
そうだよ。でもなかなか難しいよね
勉強は「スキマ時間」をどう使うかが大事!わかってはいるけれど、それもなかなか難しく感じてしまうのが現実です。
どうしてなのか。まずは自分が今どんな状況にいるのか確認してみましょう。
まとまった勉強時間はなかなか取れない
専業主婦でもパートや正社員として働かれている兼業主婦の方でも、基本的にまとまった時間はなかなか取れません。
朝はバタバタと登園登校させ、お仕事の方は出勤。未就園児のお世話や遊び、外出をしたり、専業主婦でも家事でやることは無限にある…そうこうしているうちに子どもが帰宅、夕食の用意や入浴、寝かしつけして時に寝落ち。早朝勉強が良いと聞いても、疲れているからなかなか早く起きることができない…(ああ自己嫌悪)
これが主婦の毎日です
ほんと。皆さまお疲れ様です…
スキマ時間の利用が意外と難しい
そんな主婦の方へのアドバイスで良く聞くのが「スキマ時間を利用して!」というお言葉。
うん、わかっているのよ「スキマ時間」が大切なのは。
だけどその利用も難しいんですよね。
スキマ時間とされているもの…
・出勤中の車内
・料理の合間
・お迎えの待ち時間
・家事と家事の合間の時間
うんうん、確かにスキマではあるけれど…
・出勤中の車内(朝のバタバタで疲弊中…)
・煮込み中など料理の合間(料理の合間は別の料理を作ったり別の家事をやったり、子どもに話しかけられまくって相手をしたり…)
・お迎えの待ち時間(お迎えの待ち時間ってなんだろう…我が家は保育園ですが、幼稚園バス待ちの間は他のママさんと会話をしたり、微妙な付き合いがありますね)
・家事と家事の合間の時間(家事と家事の合間の時間は休憩したいです、安西先生)
わかるわかるよその気持ち……
そう、こうしてスキマらしいスキマが思い浮かばない方、思い浮かんでも勉強はできないんじゃないかと考える方もきっと多いと思うんです。
十分に頑張っているから……あとは楽することを考えるべし!
主婦は日常を過ごしているだけで、本来はもう十分頑張っています。そこに勉強を付けたすわけですから、それはそれは大変。
今度は日常をいかに楽にしていくかということを考えるべきです。
「勉強のコツ」すなわちそれは。「日常を楽にする方法」です
普段の生活を楽にして、時間を捻出しましょう
主婦の勉強時間の確保には、スキマ時間を作り出すコツとスキマ時間を利用するコツが大事
主婦が勉強時間を確保するには、2つのことが大切です。
- スキマ時間を作りだすこと=日常を楽にするコツ
- スキマ時間を上手に利用すること=勉強を楽しむコツ
この2つで勉強時間を確保することができます!
小さなコツの積み重ねで、スキマ時間は活用でき、生活、人生もかわっていきます!
では次からいよいよ具体的なコツをご紹介していきますね。
スキマ時間を作り出すコツ
小さなコツを紹介していきます。すべてやろうとはせずに、どれかできるものから取り入れていってくださいね。
①自分の持っている時間を把握する
まずは、すでにある「スキマ時間」がどこにどれくらいあるかざっくり把握しましょう。「意外と時間があるかも」と思うことが大切です。
手帳やノートに一日のスケジュールをかき出します。
6時30分 起床
6時40分 着替え・歯磨き
6時50分 朝食づくり、子どもたちを起こす
すると、書いている途中で「あれ?ここの間時間がある」「確かに休憩してたかも」「子どもが機嫌がよければフリータイムかも」という時間が見つかってくるはず。
もちろん、予定どおりには進みませんが、うまくいけば自由時間が生まれるかもしれない!という希望が見え、スケジュール改善のヒントも出てきます。
「日々の予定が決まっていなくてスケジュールなんて書けない!」という方は、この機会にある程度スケジュールを決めるよう見直してみてもいいかもしれません。
②家事をまとめる
スケジュールを把握できたら、書き出したスケジュールから、家事の効率化をはかっていきます。コツはやることをまとめていくこと。
・朝食、お弁当、夕食を一緒に作る
・前日の夜に子どもの服と自分の服を選んで出しておく
・同じ時間に使うものは一か所にまとめる
ご飯を作るなら、並行して他の時間帯の食事を作ってしまった方が効率良く作業できます。もちろん3食いっぺんに作るのは大変なので、全て完了しなくてOK。お弁当に使う野菜と夕食に使う野菜を一緒にカットしてしまうなど、同じ動作はできる限りまとめてしまうことが大切です。
夕食の下準備をしておくと気持ちが楽ですよ。私はお弁当がない分、夕食の8割くらいまで朝作ってしまいます。
翌日の保育園の持ち物を準備する時に、子どもの服装と自分の服も選んでおくこともおすすめです。朝バタバタするより、夜に準備をしておいた方が心の余裕もできますね。
他にもスケジュールを確認することで、家事をまとめられるポイントが見えてくるはずです。
③楽な方法が掴めたらルーティン化
スケジュールを把握→家事をまとめてやりやすい方法を見つけたら、次はそれを固定。日々の暮らしもルーティン化して、「判断疲れ」からも解放されましょう。
主婦って、あれもこれもやることが多くて、そのたびに素早く多様な判断が求められますよね。そのたびに頭はちょっとずつ疲れていってしまうと思うんです。
1日における人間の判断の数はなんと3万5000回だそうです。午後から夜にかけて判断の処理は鈍っていき、パフォーマンスも低下するそう。判断疲れがあると、勉強に取り組むまでに頭が疲れてしまったり、勉強も非効率になってしまうのです。
体の疲れもそうだけど、頭が疲れてると勉強する気がおきない……
判断することの多い子どもが赤ちゃんの時、産後は処理が追い付かずに頭が常にショート状態だった…
日常的に行う作業をルーティン化することで、そのたびに判断するという作業をなくし、判断疲れを軽減することができます。もちろん、流れ作業に近くなるので家事も効率化。時短にもなりますよ。
ルーティン化できるものの例は…
・夕食のメニューを数種類決めておく(月〜日で固定にしてしまう方法もあれば、7つ決めておいて買い物をし、その日に食べたいものや力のあまり具合でメニューを決めることもできます。我が家は得意料理を料理名だけかき出しておいて、そのメニューから作ります)
・天候に関係なく洗濯は洗濯乾燥機を使用する
・タイムスケジュールを決めて、家族で共有する
などがあります。
④赤ちゃん~子どもが小さいうちはゆるねんトレも取り入れる
赤ちゃん、未就園児のいるご家庭は、特に赤ちゃんのペースで動くことになるかと思います。
そういった場合は、ゆるねんトレなど、子どもの性質に沿ったルーティンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ねんトレというと気合を持って臨まなければならない、難しいもののイメージがありますが、何時からお昼寝を促せば良い?どんな環境が寝やすい?という簡単に取り入れられるトレーニングもあります。
私も、長男と次男の二人が家にいる間、日中はバタバタしていましたが、お昼寝時間だけ被ってくれていただのでとても助かっていました。
もし、毎日何となく寝かしつけを行っているという方がいらっしゃいましたら、一度ねんトレについて考えてみても良いかと思います。
⑤便利な道具は積極的に取り入れる
勉強時間の確保のためには、便利な道具を積極的に取り入れましょう。
・食器洗い乾燥機
・乾燥機つき洗濯機
・おそうじロボット
などですね。
これもいろいろなところで見聞きすることだと思いますが、確かに導入することで家事はぐんと楽になります。
でも、お金の問題などですぐには導入できないこともありますよね。
大きい家電はなかなかすぐには買えないもの。そんな時は普段の家計から購入できる小さな便利グッズでも良いのです。
ブンブンチョッパーやくし形のヘアアイロンも便利&時短になりますよ。
気軽に使えるマキタのハンディ掃除機も1万円くらいで買えておすすめです
⑥ネットスーパー、食材配達、を利用する
買い物で食材を調達する時間って意外とかかるもの。パッパっと買っているつもりでも、ドアtoドアだと30分〜1時間くらいはかかってしまいますよね。
我が家はネットスーパーと店舗での買い物を併用しまいます。
イトーヨーカドーのネットスーパーは子育て応援で登録日から4年間配達料102円(税込)。お買い物時間とガソリン代を考えたらお得とさえ感じてしまいます。
⑦ごはん作りは時短を意識
ごはんは時短を意識。
・冷凍ネギ、冷凍あぶらあげ、乾燥野菜があれば汁物はOK
・下味冷凍が忙しい日を救ってくれる
・炒め物、煮物+簡単副菜でOK
我が家の汁物の中心はお味噌汁。刻んだ冷凍ねぎに冷凍きざみ上げ、乾燥野菜や乾燥わかめを投入すればできあがりです。コンソメスープの時も、冷凍コーンや冷凍したたまねぎ、ウインナーを調理ばさみで切っていれれば良いので瞬時に出来上がります。
乾燥野菜は汁ものの時短にほんとオススメですよ。
⑧夜はよく寝る
何が何でも主婦はとにかくよく寝ましょう。
睡眠時間が足りていないと、勉強しても頭に入って来ないので非効率。イライラもするし、パフォーマンスが低下するので仕事が遅くなったり、家事も時短できず自分の時間が取れないなど良いことなしです。
睡眠がいかに大切かは、睡眠学の権威柳沢正史さんのYouTubeを観れば実感できます。
たくさんの番組に出演されているので、ぜひチェックしてみてください。
難関資格を400以上持つ資格ソムリエ林雄次先生も、毎日7時間以上の睡眠時間は必ず確保しているそうです。
とにかく夜はゆっくり休んで、次の日の生活に備えることが大切ですよ。
⑨スケジュールの棚卸をする
だんだん生活が整ってきたら、再度スケジュールを確認。勉強時間もスケジュールに組み込み、自分に無理はないか、効率良く過ごせているのかをみていきます。
家族は日々成長しているので、時折見直しをすることでいつでも家族にマッチした過ごしやすいスケジュールで過ごすことができますね。
忙しい主婦が勉強するつくるコツ5選
次に、スキマ時間を活かして楽しく勉強を進めるコツをみていきましょう。
①勉強道具はまとめておく
勉強道具はできるだけまとめておいておくようにしましょう。あれどこだっけ?テキストどこだっけ?という時間ももったいないですし、まとめておけばどこへでもさっと持っていくことができます。
私は無印のメッシュファイルに入れて持ち歩いています。今はテキストが分厚い難関試験などは受験していませんが、難しい資格の勉強をしている場合はテキストを分冊して持ち歩きます。
②「スマホ学習」を取り入れる
最近では、通信講座のeラーニングや、無料サイト、無料アプリ、YouTubeを利用しての学習など、スマホで学習する機会が増えてきています。
スマホやタブレットでの学習は、映像的な学習のアプローチの他、すぐに勉強に取り掛かることができる点でとてもおすすめです。
私も子どもをおんぶしながら暗闇でスマホで一問一答をしたり、入浴中に勉強を(してスマホを没させたり)したり、いろいろと活用しています。
座ってノートとテキストを開いて学習する時間はないけれど、少しだけ時間があるという時にとても便利ですよ。
受ける資格が決まっている方は、ぜひその資格名で無料サイト、アプリ、YouTube講座の検索をしてみてください。
主に使用する教材としてはテキストがおすすめな場合が多いですが、テキストに詰まった時などに違う方面からアプローチをすることで理解が深まることもあります。
③気分が乗らない時にやることを決めておく
「気分が乗らない時にやることを決めておく」これはすっごく大切です。
モチベーションが上がらなくて勉強が手につかない…という経験は誰しもしたことがあると思いますが、人間のやる気には波があるもの。テキストを購入した時にはやる気満々だったのに、数日経つとノートも開かなくなるということもあるあるです。
主婦の勉強でもモチベーションが上がらない時はあります。しかし、このモチベーションはいやいやでも始めるうちにだんだん上がっていくものです。人間の脳は開始からしばらくするとやる気が出る物質が分泌され、どんどん楽しくなっていきます。
勉強が嫌で部屋の掃除をはじめていると、なんだか気持ちが盛り上がってきちゃってどんどん片付けが捗ってしまう。あれは脳内物質の仕業です。
つまり、嫌々でも勉強を始めさえすれば、あとはだんだんとやる気が出てくるというもの。まずはやってみることが大切。
気分が乗らない時には、単語帳を開いたり、一問一答などすぐに始められるものがおすすめです。
④細切れ勉強は効率良し◎でも人には邪魔されないようにする
スキマ学習は、分散学習といって、主婦だけではなくあらゆる人に効果的な学習方法なんです。細切れで学習をすることで、長時間学習を続けるより記憶に定着しやすいと言われています。
ただ、家族など、誰かによって勉強を遮られるのはなるべくなくすようにしましょう。
集中している時に邪魔されると人間だれしもイラっとしてしまいます。イライラは記憶力低下にもつながり非効率。ついでに、家族にイラっとしてしまう自分自身にも落ち込み、自己嫌悪に陥ってしまう可能性もあります。
もちろん、完全に家族と離れることは難しかったとしても、この時間だけは…という時間を設けたり、子どもも集中している時間など、なるべく静かにできる環境づくりを目指してみましょう。
⑤やっぱり朝がオススメだけど、好きなように勉強することも大切
学習はやっぱり朝が最もおすすめです。その理由は
- 頭がすっきりしていて学習効率が良い
- 夜遅くなるよりも寝不足に繋がりにくい
- 朝に目的を達成することで、一日良い気分で過ごすことができる
などです。
一日のうちで頭がもっとも働き、勉強効率が良いのが朝の時間帯です。家族が起きる前の朝の静かな時間に勉強を済ますことができると、気持ちも落ち着き、一日気分よく過ごすことができます。
逆に夜勉強時間を設けると、一日の疲れ具合によってはなかなか勉強に身が入らなかったり、子どもが寝ついてくれなくて思うように勉強時間が取れないことも。夜に頭を働かせ、明るい光を浴びることで、寝不足になりやすかったり朝起きれなかったりして、生活に支障が出る場合もあります。
ただ、睡眠については個人差があり、生活スタイルで変えられない部分もありますよね。夜型の遺伝子を持つ人もいるそうです。また、夜は夜で寝る前に暗記系の勉強をして、朝に復習をすると定着しやすいというメリットもあります。
勉強時間については、自分が一番心地よく日常を過ごせる時間を選ぶことが大切です。「ただ何となく」決めるのではなく、せっかくなら自分の一日が楽しく過ごせる方の時間帯を選びましょう。
無理をしないで楽しく勉強していきましょう
専業主婦も兼業主婦も経験した私ですが、やはり時間の捻出は難しいです。そして時間があっても、なかなか勉強を続けられない、挫折してしまうということも十分にわかります。
それでも、一度は「資格を取ろう!」「勉強しよう!」と思ったのだから、ぜひ最後までやり遂げたいですよね。
今回ご紹介した勉強のコツを取り入れて、ぜひ細々とでも勉強を続けてみてください。
資格を取れば、人生は少しずつかわってきます。
頑張っている主婦の方だからこそ、きっと素晴らしい未来がつかめるはずです。
あきらめずに、楽しく挑戦していってくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは、またどこかの記事で。