
こんにちは、まいです!行政書士、宅建、FPなどの資格を持つ資格好き主婦です。
今回は「宅建って何?」ということを、
・宅建士という資格の説明
・宅建試験の概要
・取得後のメリット
を踏まえて説明していきますね。
宅建士の概要
宅建士とは
宅建士とは「宅地建物取引士」の略称です。
「宅地建物取引士」は不動産取引の専門家の国家資格。不動産を取引する上で、必要な知識を持っているということを証明する資格です。
宅建士にのみ与えられた業務には
〈重要事項の説明〉があります。
お客さんが知っておくべき重要事項を説明できるのは、国家資格で定められた宅建士にしかできない独占業務です。
また、宅建業法(宅地建物取引業法)の決まりで、不動産企業は事業所ごとに従業員5人につき1人以上の割合で宅建士を配置しなければなりません。



じゃあ10人いたら、2人。30人いたら最低5人は宅建士が必要なんだね



そう、それが最低の人数だから、事業者としたら、できればギリギリじゃなくってもっと余裕が欲しいよね。
宅建士にはこの「必置基準」があるため、不動産業を営む事業所では従業員に資格取得をさせたり、宅建士の資格を持った人を採用する場合が多いです。
宅建士は不動産業に携わる人にとってとても重要な資格だといえます。
宅建士試験の概要
宅建試験は各都道府県知事が、国土交通省令の定めるところにより行うこととされています。
昭和63年度から、一般財団法人不動産適正取引推進機構が、全ての都道府県知事の委任を受けて実施しています。
項目 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
受験料 | 7,000円(非課税) ※別途事務手数料242円(税込)がかかります |
試験会場 | 各都道府県ごと(原則、受験者の居住地の受験会場) |
試験日程 | 毎年1回 10月の第3日曜日 午後1時〜3時 |
試験申込日 | 7月上旬〜中旬 |
試験形式 | 全問マークシート方式・四肢択一 |
試験時間 | 2時間 |
出題数 | 50問 |
出題範囲 | 「宅建業法」 「権利関係」 「法令上の制限」 「税・その他」 |
合格基準 | 相対評価 合格率15〜17%になるよう、合格点が調整される。 過去10年では31点〜38点の得点が必要 ※2020年10月実施分の試験での合格点は過去最高の38点でした |
合格発表 | 12月の第1水曜日又は11月の最終水曜日に、都道府県ごとに発表 |
合格率 | 17.6%(令和2年) |
宅建の問題は全問マークシート方式、50問を2時間で解きます。
合格点は毎年変わる
・合格点は毎年変わる
・過去10年では 50問中 31〜38問の正解が必要
宅建試験は合格率を約15%〜17%に保つ相対評価の試験です。
そのため問題の難易度により、合格基準点が変動します。
近年では昨年の令和2年10月実施の試験で合格基準点が38点という過去最高点になりました。
過去10年のうちで合格点が最も低いのは平成27年度で、31問の正解で合格。7点もの差があります。



問題の難易度の他に、受験生のレベルの上昇により合格基準点が上がってきたとも言われているよ
宅建の難易度
宅建の難易度は中〜やや高い程度。
同じくらいの難易度の資格試験には
- 日商簿記2級
- 基本情報技術者
- 電気主任技術者第3種
- ガス主任技術者甲種
- 二級建築士
などがあります。
宅建の合格率
合格率:15〜17%
受験者数:約20万人
合格者数:約3万人



20万人もの人が受験しているんだ



合格率15%の難関試験ですが、受験者も多いマンモス資格なので、毎年約3万人の方が合格しています



それだけ需要がある資格なんだね
標準学習時間
200時間〜400時間
宅建の標準学習時間は200時間〜400時間といわれています。
中には100時間ほどで合格する人もいれば、500時間必要といわれる場合もありますが、多くの資格講座、スクールでは300時間程度の学習を目安にしています。
・法律系の国家資格の中ではやや易しい〜普通程度
・国家資格なので、一般的な資格試験のなかでは難関の部類に入る
・受験資格が定められていないので、挑戦しやすい
・受験者の中には勉強をしていない記念受験の層も多い
・苦手意識を持たなければ合格可能な試験
・独学ではなく、通信講座がオススメな場合もある
宅建取得のメリット
宅建取得のメリットはこちら
就職・転職に有利
宅建の資格を取得すると、不動産会社への就職や転職がしやすくなるというメリットがあります。
宅建士の資格があると行える業務も違ってきますし、5人に1人以上おかなければならない必置資格のため、転職時には大きなアドバンテージとなります。
また、たとえばパートタイムで働きたいという場合でも、持っていれば優先的に採用され、資格手当もつく場合もあります。
学生時代に資格を取得すれば、学力や業界に対する熱意を表すものにもなり、就職にも有利に働くようです。
キャリアアップに有利
宅建士は不動産業界以外でもキャリアアップにつながります。
銀行では土地や建物を担保として融資を行うため、宅建の知識が必要になる場面もあります。そのため銀行ではキャリアアップのひとつとして宅建士の資格を取ることも多いようです。
このように不動産事業がメインでない会社でも、不動産に関わる業務がある場合は宅建士の資格がキャリアの評価に繋がる場合があります。
ステップアップにも
宅建試験は法律系の資格試験において登竜門的な位置です。
そのため、次なる資格にチャレンジをし、ステップアップする人も多くいます。
宅建試験に合格した人で多いパターンは
・マンション管理士
・管理業務主任者
・不動産鑑定士
などの不動産系の資格にへステップアップ。転職や更なるキャリアアップへ活かしたり、
または、
・行政書士
・社会保険労務士
・司法書士
などの法律系の士業へと勉強を進め、独立系の道を歩む人もいます。
宅建の勉強では、不動産の基礎知識をつけ、不動産業界で生き抜く力を身に着けるコースもありますし、一方で民法の勉強などで培った法律の基本的な考え方を発展させて、法律家として独立する道も選べます。



私も宅建の資格をとらなかったら、「行政書士」受けてみようなんて思わなかったよ!
宅建の資格は、その資格にとどまらず、いろんな未来へのステップになるところも大きな魅力ですね。
宅建士として働くには登録が必要
宅建士として働くためには、宅建の資格合格に加えて、登録をし、宅建士証の交付を受ける必要があります。
登録には
・2年以上の実務経験
または
・宅建士の登録実務講習(2日間のスクーリング)
が必要になります。
宅建試験に合格して登録を希望する人は
●資格登録手数料:37,000円
●宅建士証交付申請手数料:4,500円
上記に加えて、実務経験が2年未満の人は
●登録実務講習受講料:20,000円
が必要です。



登録にはお金がかかるため、必要になった時に登録する方も多くいます
尚、宅建士証の更新は5年ごとですが、宅建試験合格と資格登録については有効期間はありません。(実務経験2年未満の方は実務講習受講が必要となりますが)一度合格すれば、いつでも宅建士証の交付申請をすることができます。(交付までには5週間程度かかります)



試験合格はずっと有効なんだ。よかった!
おすすめの勉強方法は?独学or通信講座
宅建は独学と通信講座どちらもおすすめできる資格試験です。
難易度的に、勉強のコツさえ掴めれば独学でも合格は十分可能。勉強習慣がすでにあったり、学生時代から勉強が得意な方は特に独学おすすめです。
一方で、
・忙しい方
・最短で合格を目指したい方
・どうやって勉強したらいいかわからない方
・勉強が苦手な方
は通信講座での勉強がおすすめです。
カリキュラムが既に組まれていて、必要な教材が揃っている、また受験者のボリュームがある資格試験なので、教材研究が進んでいて、各社教材の中身も申し分ないです。
気になるのは費用の面ですが、宅建は独学でテキスト等を揃えても、〈テキスト1冊、問題集3冊、予想模試2冊〉などある程度金額が行ってしまうこともあります。
そのため、独学と通信講座でそれほど金額の差が生まれないこともあります。
独学と通信講座どちらがいいかは、自分の勉強スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
おすすめの教材は
独学の場合
宅建のおすすめの教材は
市販テキストは
「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(みんなが欲しかった! シリーズ)」
「らくらく宅建塾 (らくらく宅建塾シリーズ)」
「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト (わかって合格る宅建士シリーズ)」
「スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト (スッキリわかるシリーズ)」
などが人気もあってわかりやすくおすすめです。


過去問・模試は必ず勉強しましょう。
過去問のおすすめは
「スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集 」
「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集 」
「 宅建士問題集 過去問宅建塾〔1〕 権利関係」
です。



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私は行政書士試験と社労士試験でフォーサイトの教材を使用しましたが、テキストもわかり易い構成でおすすめです。
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勉強方法は独学、通信講座、通学講座の中から自分に合ったものを選ぶのがベストです。
宅建は独学でも合格可能。もちろん通信講座、通学講座を選ぶと合格への勉強時間を短縮することができます。(お好みの勉強スタイルで!)
私自身宅建はイチオシの資格のひとつなので、少しでも興味を持った方がいたら、ぜひ挑戦してみてほしいです。
私みたいな人でも合格したので、一歩踏み出してみてくださいね!
それでは!今日はこのへんで!
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