まいこんにちは、まいです!行政書士、宅建、FPなどの資格を持つ資格好き主婦です。
「宅建(宅地建物取引士)ってそもそもどんな資格なの?」「試験の概要や難易度は?」「取ったあと何に使えるの?」——今回はそんな疑問にまるっとお答えしていきますね。
私自身、宅建は知識ゼロの状態から独学50日・約200時間で一発合格できた、思い入れのある資格です。その経験も交えながら解説します。
この記事でわかること
・宅建士という資格の中身(何ができる資格か)
・宅建試験の概要(受験料・日程・合格率など最新データ)
・宅建の難易度と必要な勉強時間
・宅建士の年収・資格手当の相場感
・取得後のメリットと使い道
を踏まえて説明していきますね。「宅建の勉強、まず何から始めればいいの?」という方はこちらもどうぞ。


宅建士(宅地建物取引士)とはどんな資格?


宅建士とは
宅建士とは「宅地建物取引士」の略称です。
「宅地建物取引士」は不動産取引の専門家であることを証明する国家資格。不動産を取引するうえで必要な知識を持っていることを証明する資格です。
宅建士にのみ与えられた業務には〈重要事項の説明〉があります。
お客さんが知っておくべき重要事項を説明できるのは、国家資格で定められた宅建士にしかできない独占業務です。
また、宅建業法(宅地建物取引業法)の決まりで、不動産企業は事業所ごとに従業員5人につき1人以上の割合で宅建士を配置しなければなりません。



じゃあ10人いたら2人、30人いたら最低6人は宅建士が必要なんだね



そう、それが最低の人数だから、事業者としてはできればギリギリじゃなくてもっと余裕が欲しいよね。
宅建士にはこの「必置基準(設置義務)」があるため、不動産業を営む事業所では従業員に資格取得をさせたり、宅建士の資格を持った人を採用したりする場合が多いです。
宅建士は不動産業に携わる人にとって、とても重要な資格だといえます。
宅建士試験の概要【2026年度・最新版】
宅建試験は各都道府県知事が、国土交通省令の定めるところにより行うこととされています。
実際には、昭和63年度から一般財団法人不動産適正取引推進機構が、すべての都道府県知事の委任を受けて実施しています。
まずは試験の概要を表にまとめました。(数値は令和7年度・2026年度実施要項時点のものです)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | なし(年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験可能) |
| 受験料 | 8,200円(非課税) ※以前は7,000円でしたが値上げされました |
| 試験会場 | 各都道府県ごと(原則、受験者の居住地の受験会場) |
| 試験日程 | 毎年1回 10月の第3日曜日 午後1時〜3時 ※令和8年度(2026年)は10月18日(日) |
| 申込方法・期間 | インターネット申込:7月1日〜7月末 郵送申込:7月1日〜7月中旬 ※近年はインターネット申込が主流(クレジットカード・コンビニ・ペイジー払い) |
| 試験形式 | 全問マークシート方式・四肢択一 |
| 試験時間 | 2時間 |
| 出題数 | 50問 |
| 出題範囲 | 「宅建業法」 「権利関係」 「法令上の制限」 「税・その他」 |
| 合格基準 | 相対評価 合格率が15〜18%程度になるよう合格点が調整される 近年は50問中33〜38点前後が合格ライン |
| 合格発表 | 11月下旬(都道府県ごとに発表) |
| 合格率 | 約15〜19%(令和7年度は18.7%) |
宅建の問題は全問マークシート方式で、50問を2時間で解きます。記述式がないので、初心者でも取り組みやすい試験です。
合格点は毎年変わる
・合格点は毎年変わる(相対評価)
・近年は 50問中 33〜38点あたりが合格ライン
宅建試験は合格率を約15〜18%に保つ相対評価の試験です。そのため問題の難易度によって、合格基準点(ボーダー)が毎年変動します。
直近3年の合格点・合格率は次の通りです。
| 年度 | 合格点 | 合格率 |
|---|---|---|
| 令和5年度(2023) | 36点 | 17.2% |
| 令和6年度(2024) | 37点 | 18.6% |
| 令和7年度(2025) | 33点 | 18.7% |
令和2年10月実施分では合格点が38点という過去最高点になった年もありました。一方で過去には31点で合格できた年もあり、年度によって数点の差があります。



問題の難易度のほか、受験生全体のレベルが上がってきたことで、合格ラインが高めになる年もあると言われているよ
目安としては、どの年でも「50問中38点(8割弱)」を安定してとれる実力があれば、まず合格圏内だと考えて勉強を進めると安心です。
宅建の難易度
宅建の難易度は中〜やや高い程度。国家資格のなかでは登竜門的な位置づけですが、しっかり対策すれば初心者でも十分合格を狙えます。
同じくらいの難易度の資格試験には
- 日商簿記2級
- 基本情報技術者
- 電気主任技術者第3種
- ガス主任技術者甲種
- 二級建築士
などがあります。難易度についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事で他資格との比較も交えて解説しています。


宅建の合格率
合格率:約15〜19%
受験者数:約24万人
合格者数:約4〜4.5万人



24万人近くもの人が受験しているんだ



合格率2割弱の試験ですが、受験者も多いマンモス資格なので、毎年4万人以上の方が合格していますよ



それだけ需要がある資格なんだね
標準学習時間
200時間〜400時間
宅建の標準学習時間は200時間〜400時間といわれています。
中には100時間ほどで合格する人もいれば、500時間必要といわれる場合もありますが、多くの資格講座・スクールでは300時間程度の学習を目安にしています。私は約200時間・50日で合格できました。
「1日どれくらい勉強すればいいの?」「いつから始めれば間に合う?」という具体的なスケジュールは、こちらの記事でくわしく解説しています。


・法律系の国家資格の中ではやや易しい〜普通程度
・とはいえ国家資格なので、一般的な資格試験のなかでは難関の部類
・受験資格が定められていないので挑戦しやすい
・受験者の中には勉強をしていない記念受験の層も一定数いる
・苦手意識を持たず正しく対策すれば合格可能な試験
・忙しい方は独学より通信講座がおすすめな場合も
宅建士の年収・資格手当の相場
「宅建を取ったら収入はどれくらい変わるの?」というのも気になるところですよね。
宅建士の年収は、勤務先の業種・企業規模・地域によって幅がありますが、各種の調査ではおおよそ平均470万〜530万円程度とされることが多いようです。国内の平均年収と比べても、やや高めの水準といえます。
平均年収:約470〜530万円(あくまで目安)
資格手当:月5,000〜30,000円が相場
宅建士を採用する会社の多くでは「資格手当」がつくのも魅力です。相場は月1〜3万円ほどで、年間にすると24万〜36万円ほど収入が上乗せされる計算になります。手当は勤続年数や性別に関係なく一律で支給されることが多いのもうれしいポイントです。



資格を持っているだけで毎月お給料が上がることもあるんだ!



そうなんです。ただし金額は会社によって差が大きいので、あくまで目安として考えてくださいね。東京など都市部と地方でも年収の傾向はけっこう変わりますよ
資格手当や優遇の内容は求人ごとに違うので、実際に働くときは募集要項をよく確認してみてくださいね。
宅建取得のメリット
宅建取得のメリットはこちら。
とくに主婦の方にとってのメリットは、こちらの記事で5つにまとめています。


就職・転職に有利
宅建の資格を取得すると、不動産会社への就職や転職がしやすくなるというメリットがあります。
宅建士の資格があると行える業務も違ってきますし、5人に1人以上おかなければならない必置資格のため、転職時には大きなアドバンテージとなります。
また、たとえばパートタイムで働きたいという場合でも、持っていれば優先的に採用され、資格手当がつくこともあります。
学生時代に資格を取得すれば、学力や業界に対する熱意を表すものにもなり、就職にも有利に働くようです。
キャリアアップに有利
宅建士は不動産業界以外でもキャリアアップにつながります。
銀行では土地や建物を担保として融資を行うため、宅建の知識が必要になる場面もあります。そのため銀行ではキャリアアップのひとつとして宅建士の資格を取ることも多いようです。
このように不動産事業がメインでない会社でも、不動産に関わる業務がある場合は宅建士の資格がキャリアの評価につながる場合があります。
ステップアップにも
宅建試験は法律系の資格試験において登竜門的な位置づけです。
そのため、次なる資格にチャレンジしてステップアップする人も多くいます。宅建試験に合格した人で多いパターンは
・マンション管理士
・管理業務主任者
・不動産鑑定士
などの不動産系の資格にステップアップし、転職や更なるキャリアアップへ活かす道。または、
・行政書士
・社会保険労務士
・司法書士
などの法律系の士業へと勉強を進め、独立系の道を歩む人もいます。
宅建の勉強では、不動産の基礎知識をつけて不動産業界で生き抜く力を身につけるコースもありますし、一方で民法の勉強などで培った法律の基本的な考え方を発展させて、法律家として独立する道も選べます。



私も宅建の資格をとらなかったら、「行政書士」受けてみようなんて思わなかったよ!
宅建の資格は、その資格にとどまらず、いろんな未来へのステップになるところも大きな魅力ですね。
宅建士として働くには登録が必要
宅建士として働くためには、宅建試験の合格に加えて、登録をし、宅建士証の交付を受ける必要があります。
登録には
・2年以上の実務経験
または
・宅建士の登録実務講習(通信+2日間のスクーリング)
が必要になります。宅建試験に合格して登録を希望する人は、次の費用がかかります。
●資格登録手数料:37,000円
●宅建士証交付申請手数料:4,500円
上記に加えて、実務経験が2年未満の人は
●登録実務講習受講料:約2万円
(実施機関により12,000〜27,500円程度)
が必要です。登録実務講習は日建学院・LEC・TACなど各社が実施しており、料金は2万円前後が目安です。



登録にはお金がかかるため、必要になったタイミングで登録する方も多くいますよ
なお、宅建士証の更新は5年ごとですが、宅建試験の合格と資格登録には有効期間がありません。(実務経験2年未満の方は登録実務講習の受講が必要となりますが)一度合格すれば、いつでも宅建士証の交付申請ができます。(交付までには5週間程度かかります)



試験合格はずっと有効なんだ。よかった!
おすすめの勉強方法は?独学or通信講座
宅建は独学と通信講座、どちらもおすすめできる資格試験です。
難易度的に、勉強のコツさえ掴めれば独学でも合格は十分可能。勉強習慣がすでにあったり、学生時代から勉強が得意な方は特に独学がおすすめです。実際に私も独学で合格しました。その具体的な勉強法はこちらにまとめています。


主婦の方が独学で合格するための進め方は、こちらでも5つの方法として解説しています。


一方で、
・忙しい方
・最短で合格を目指したい方
・どうやって勉強したらいいかわからない方
・勉強が苦手な方
は通信講座での勉強がおすすめです。
カリキュラムがすでに組まれていて必要な教材が揃っているうえ、受験者のボリュームがある資格試験なので、各社とも教材研究が進んでいて中身も申し分ないです。
気になるのは費用の面ですが、宅建は独学でテキスト等を揃えても〈テキスト1冊、問題集3冊、予想模試2冊〉などある程度の金額になってしまうこともあります。そのため、独学と通信講座でそれほど金額の差が生まれないこともあります。
独学と通信講座どちらがいいかは、自分の勉強スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。まずは宅建の全体像をつかみたい方は、まんがやYouTubeで概要を知るのもおすすめですよ。


おすすめの教材は
独学の場合
宅建の独学でおすすめの市販テキストは
「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(みんなが欲しかった! シリーズ)」
「らくらく宅建塾 (らくらく宅建塾シリーズ)」
「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト (わかって合格る宅建士シリーズ)」
「スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト (スッキリわかるシリーズ)」
などが人気もあってわかりやすくおすすめです。(購入の際は最新年度版を選んでくださいね)テキスト選びの詳しい比較はこちら。


過去問・模試は必ず勉強しましょう。過去問のおすすめは
「スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集 」
「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集 」
「 宅建士問題集 過去問宅建塾〔1〕 権利関係」
です。(こちらも最新年度版を選びましょう)



おすすめの過去問はコチラ


おすすめの通信講座
おすすめの通信講座はこちら。
・スタディング
・フォーサイト
・アガルート
スマホでどこでも学習できるので、忙しい社会人でも学生でも主婦でも、通勤時間や家事の合間、夜の時間にさっと学習できます。
講義動画も短くちょうど良いです。
また、勉強のカリキュラムの提示はもちろん、問題演習もAIが自動で復習すべき問題を出してきてくれます。あらゆる管理が不要で、講座が効率の良い勉強を提示してくれるのが、初心者やいろいろ考える時間も惜しい主婦には大変ありがたいです。



無料でお試しできる講座もあるので、まずは気軽に体験してみてくださいね!
30秒で無料お試し利用可能!
おすすめ通信講座は「スタディング」
\まずは無料お試しで講義を体験/
フォーサイトは合格率の高さが売りですが、要件を満たした場合に受講料を全額返金する不合格保証制度がある講座もあります(対象講座・条件は公式サイトでご確認ください)。



落ちたら返金してもらえることもあるんだ!?



絶対に合格させるっていう自信を感じるよね!
私は行政書士試験と社労士試験でフォーサイトの教材を使用しましたが、テキストもわかりやすい構成でおすすめです。(社労士は3回挑戦して撤退しましたが、教材そのものはとても良かったです)
宅建の通信講座は、宅建試験自体が20万人超の受験生を抱えている試験のため、各社からさまざまな教材が出ています。
ぜひ自分に合った教材を選んでくださいね。
宅建は初心者でも目指すことができます
宅建は初心者でも目指すことができる試験です。そしてメリットも沢山。
就職・転職に有利なのはもちろん、資格手当がついたり、他業種でもキャリアアップが狙えます。
私のように、宅建士を勉強したことで、行政書士・社労士・司法書士などといった法律系の資格に興味を持ちチャレンジする人も多くいますよ!
勉強方法は独学、通信講座、通学講座の中から自分に合ったものを選ぶのがベストです。宅建は独学でも合格可能。もちろん通信講座・通学講座を選ぶと、合格までの勉強時間を短縮することもできます。(お好みの勉強スタイルで!)



私自身、宅建はイチオシの資格のひとつなので、興味を持っている方がいたら、ぜひ挑戦してみてほしいです。
知識ゼロだった私みたいな人でも合格できたので、一歩踏み出してみてくださいね!
それでは!今日はこのへんで!












