【社労士事務所はブラック?】社労士補助や事務がきつい理由と向いている人

まい

こんにちは!資格好き主婦まい(@maisawaco)です。私は社労士法人で2年間補助者として働いていました。

そんな私が、社労士事務所で働こうか迷っている方に向けて、社労士事務所の仕事内容についてお話していきたいと思います。

今回は、事務パートを考えている方、社労士試験受験生で社労士事務所への転職を考えている方向けのお話になります。

結論から言うと、

今回のお話
  • 社労士事務所はブラック気味なところが多い
  • 事務が大変かどうかは事務所による
  • パートや補助者でも専門知識が必要になる
  • 向上心のある人、社労士志望、実生活に活かしたい人にはおすすめ

です。

私の勤めていた社労士事務所はとても良い事務所でした。しかし、おすすめできるかどうかは、人によるといった感じです。

どうして人によるのか詳しく説明していくので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。

それでは、行ってみよー!

この記事でわかること

社労士事務所はブラック気味なところが多い

世間一般に社労士事務所はブラック気味なところが多いと言われています。その理由をまとめました。

社労士事務所がブラックになりがちな理由
  • 社労士事務所は基本は零細〜中小企業=事務所方針は所長次第
  • 基本的には儲からない
  • 士業を志す人はストイックな人が多い=ブラックという認識がない
  • 給与計算など、アウトソーシング事業=自社で行うよりも納期や責任がシビア
  • 法改正など基礎知識は本人に任せられることも=勤務時間外に勉強が必要

以上です。順にみていきます!

社労士事務所の方針は所長次第

社労士事務所は零細企業や中小企業と同じようなものです。

所長先生と奥さんだけでやられている事務所もあれば、私が勤めていた法人のように、グループで100名を超えるところもありますが、いずれにしても小さな組織には変わりありません

事務所の方針は中小企業の特徴のように、創業者=所長の考えに左右されがちです。従業員に優しく、福利厚生もしっかりしている事務所もあれば、ワンマンでやりたい放題の事務所もあるわけです。

小さい組織なので、トップの雰囲気は全体の雰囲気も変えます。人間関係がギスギスしていたり、新人への教育が行き届かない(全く引継ぎをしてくれないなど)ということも考えられます。

うわ、所長が嫌な人だと一気にブラック化するね

まい

結局は所長次第っていうのが一番なんだよね

人間的に優しい人がトップにいればいいですが、士業の先生の中には変わっている人もいます。従業員のことにまで気が回らない方もいるので、そういった社労士事業所はブラックになりがちです。

ちなみに、私が出会った社労士先生は30〜40代の勤務社労士さんは頭のキレる普通の良い人。それ以上の年代や各事務所の所長さんはクセのある人もいらっしゃいました。

基本的に儲からない

社労士事務所は基本的には儲かる業種ではありません

社労士事務所の収入源は

・給与計算
・手続き、労務相談など
・各種規則の作成
・助成金の申請など その他

だいたいこんな感じですが、メインは給与計算や手続き業務を含めた毎月の顧問料になります。この顧問料は契約先の企業の規模や受託業務に合わせて変わり、一定の収入は確保できます。

しかし、その他の業務はスポット的なもの。そして書類を作成したり、各種システムへ入力作業をしたりという作業工数や人件費がかかるものになってきます。

そのため、従業員に給与や賞与を払うことはできます(士業としては従業員を一定数雇ったり、賞与がある程度の金額出るのは儲かっているとも言えますよね)が、それ以上の大きな儲けということはあまり考えられません。

コストがあまりかからい商品がバカ売れするとか、大幅な利益というのがあまりないんだね。

急に仕事がなくなるということはない堅実な業界ですが、業種によってはサラリーマンや大きな企業に勤めていた方が高年収が狙える可能性が高いです。

社員を目指す場合は、「そこそこの収入」であることを頭に入れておいた方が良いかもしれません。

業務量が多く残業ばかり続くこともあり、他人の企業の労務を調整しながら自分はブラックに働くという矛盾もままあります。

パートの場合も、多くは平均的な時給よりは数百円高くなりますが、その分専門性も求められます。担当顧客を持つ場合は、正社員かパートかは関係なく顧客に対し責任を負うこともあります

そういう時に「時給は高いけど、仕事内容から行くと普通の会社の正社員並みなのに…」と、ブラック感を感じることもあるかもしれません。

士業を目指す人はストイックな人が多い

社労士に限らず、士業を志す人はストイックな人が多いです。そのため、多少のブラック気味な事柄はブラックと認識されないこともあります。

まい

一生懸命勉強することが当たり前な方々だったり、職種的に向上心や探求心を持っている方が多いからね。

それに、顧客あってのお仕事だから、士業はサービス業的な側面もあるよね。

例えば、業務時間外に顧客がすぐに駆けつけてほしいと連絡してくるケース。業種によっては営業時間外には電話が繋がらなくなったり、翌日以降にお仕事を回すこともありますよね。

でも社労士の先生で一人でお仕事を始められた方は、どんな時でも電話に出て、顧客中心で仕事を獲得してきたという経緯がある方が多くいます。そうでないとなかなか事務所を大きくできません。

また法改正や新しい判例など、士業には常に勉強がつきものです。社労士の先生は常日頃から勉強をしたり、顧客サービスを考えることが当たり前になっています。

社労士の先生は無意識に従業員にも同じレベルの考えを求めているため、多少のブラックには気づかないこともあります。

社労士事務所の仕事はシビア

社労士事務所の仕事は、細かい上に責任を伴うものばかりです。社労士先生の扱う業務だけでなく、補助者、事務員の仕事にも正確性と専門性が求められます

例えば同じ給与計算でも、自社の総務が行う場合と、社労士事務所に外注した場合では、誤りがあった場合に責任の重さが変わってきます

顧客はお金を払って専門家に任せているため、基本的に間違いは許されません。それでも間違いがあった場合は、事務所としての責任であり、謝罪が求められます。

給与計算や各種手続きなどは補助者や事務員の仕事である場合が多いですが、業務量も膨大になりがちな上に責任も伴うため、総務や経理の経験者でもちょっと違う雰囲気を味わうかもしれません。

納期や責任がシビアなために、ブラックであると感じる場合もあります。

勤務時間外に勉強が必要なことも

事務員でも社労士事務所で働くということは、ある程度専門知識が必要です。時には自分で勉強しなければついていけない時もあり、その面でブラック感を感じることもあります。

え、だって募集要項に「未経験者歓迎」「専門知識は必要ありません」って書いてあったよ


まい

確かに、入社時は未経験でOKだけど、勉強しないとミスに繋がるから最低限の専門知識は必須だよ

単純な給与計算でも、押さえておかなければならない点は何か所もあります。また社会保険関係や税務関係で法改正があった場合は、速やかに反映しなければなりません。

私は事務所で勉強会があったり、ミーティングで伝達がありましたが、基本的には自分たちでアンテナを張っていなければなりませんでした。「知らなかった」はミスに繋がり、結局は自分が苦しめられるためです。

事務所によっては所長や勤務社労士からの伝達が乏しく、自分で勉強しなければならないケースもあるかと思います。そういった事務所で勤務する場合は、業務時間外の仕事(勉強など)も増え、ブラック感を感じることになるでしょう。

ブラックかどうかは事務所による

社労士事務所がブラックと言われる理由をみてきました。社労士事務所はその特徴ゆえに、ブラックになりがちな場所です。でも一方で「すごく楽しい」「社労士事務所に勤めて良かった」という人も存在します。

良い社労士事務所もある

もちろん社労士事務所にも良い職場はあります。職場環境は結局は人間関係によるものが大きいので、所長が温和な人であったり、ほかの従業員の方との人間関係が良好であればとても過ごしやすいと思います。

事務員や補助者として入所する場合は、給与はそれほど変わらないので、業務量が適正かも重要です。

残業がない、もしくはたまに1時間程度残業すれば良い程度だったらあまりブラック感は感じないですよね。

まい

私が勤めていた職場も、今は従業員が増えてとっても楽になったみたいです

適正な人数で楽しくお仕事できればいいよね

やりたい仕事をさせてもらえるか

社労士事務所に事務員、補助者として勤務する場合は、自分の希望する仕事内容かどうかも大事です。

例えば「パートで融通が利く仕事が良い」なら、給与計算や手続き業務などルーティンワーク中心がいいですよね。

逆に補助者として経験を積んで社労士を目指す場合は、顧客と関わりのある業務や勉強になる業務を経験したいかも知れません。

良い事務所かどうかは面接してみないとわからない

自分の希望する仕事ができるかどうかは、求人票をしっかり確認したうえで、実際に面接をしてみることが大です。

職場の人間関係や雰囲気がどうかは、働いてみないとわからない面もありますが、面接で感じ取れることもあります。相性もあるので、「何か違うな」と思ったらやめた方がいいことも。

残業時間なども、実際はどのくらいなのか突っ込んで聞いてみることも大事だと思います。社労士事務所なのに働き過ぎはよくあることなので。

求人票ではわからないこともあるので、長く働きたい場合はこちらからもいろいろ聞いてみましょう。

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パートや補助者でも専門知識は必要

勤務してからの「こんなはずじゃなかった!」を防ぐために、基本的にはパートや補助者でも社会保険や労務関係、給与計算などの専門知識が必要になることは知っていてほしいです。

入ってから覚えていく&基礎知識でOK

専門知識といっても社労士試験を受験するような膨大な知識は必要ありません。ただ最低限の基礎知識や、業務に関する注意点を押さえておく必要があります

まい

でも、基本的に「初心者歓迎」の求人であれば、入社してから覚えていけば良いと思います。(これも事務所次第なんですが)

どんな業務を任せられるのかわからないので、面接時に指示のない限り事前に勉強する必要はないんじゃないかな

ただ、入ってから「勉強することが多すぎる!」「諸々覚えきれない!」「もっと単純作業かと思った!」というギャップを感じることがあるかもしれないので、そこのとこだけはご注意を。覚えることは…普通の事務よりは多いかも…。

おすすめできるのは、向上心のある人、社労士志望、実生活に活かしたい人

社労士事務所は確かにブラックなところもあります。でも私は実際に勤務してみて、人によってはおすすめできる職場だなと思います。

まい

社労士事務所をおすすめできるのはこんな人

社労士事務所をおすすめしたい人
  • 向上心のある人
  • 社労士になりたい人
  • 社会保険、労務の知識を実生活や今後に生かしたい人

以上の方にはとても合っています。

社労士事務所勤務は勉強になる

社労士事務所で働くことはとても勉強になります。

社労士業務で扱う、社会保険関連、労務関連の知識はつきますし、良い先生に巡り合えればその営業能力や、コンサルティング能力に感銘を受けることもあります。

まい

業務については雇用保険の関係など、外部の研修に行くこともありますよ

私は商社の事務員を7年間経験しましたが、業務内容や仕事の仕方などは、2年勤めた社労士事務所から得たものの方が多かったです。

バリバリ働く女性の姿に憧れる

社労士は士業の中でも女性の割合が高く、バリバリ働かれている先生を目にする機会も多いです。とても頼もしくてかっこいいのでいい刺激をもらえますよ。

向上心の高い方は、社労士事務所で働きながら自分の能力を上げたり、社労士や他分野の勉強を始めるなど前向きな成果がきっと出ると思います。

まい

私が見てきた先生方のお話の記事です

仕事をかっこ良くこなす人に憧れる方は、とても良い刺激を受けることができます。仕事やプライベートの両立等学ぶことも多いでしょう。

社労士になりたい人は社労士事務所への転職はアリ

社労士志望の方、受験生や、資格はあるけれど未経験という方の社労士事務所への転職は、私はアリだと思います。

まず実務経験が積めますし、資格があれば事務指定講習費用を事務所が出してくれる場合もあるかもしれません。

何より長年のノウハウは資格を取得しただけでは身に着けられないため、事務所に入って実践で学ぶのが近道だと思います。

私は勤務社労士の先生が何名もいる社労士法人に勤めていましたが、自分がもし資格を取って開業しても「この法人には一生勝てない」と思いました(私がめちゃくちゃ弱気なのもあります)。組織力とノウハウが桁違い。

社労士はすぐに独立開業ももちろん可能ですが、実績のある事務所で経験を積む方が、経験値を格段に上げることができ、リスクも少ないです。

まい

社労士受験生の方は、わからないところを教えてもらうこともできますよ。

その場合はもちろん事務所選びは慎重に。

特に社労士試験の直前期とされている5月〜は社労士事務所は繁忙期になります。繁忙期でも残業等にならないようなホワイトな事務所を探すことがとっても大事ですね。

社会保険等の知識は実生活や今後に生かせる

社労士事務所で勤務して得た知識は、実生活や今後に生かすことができます。仕事にスキルアップやメリットを求めている方にも社労士事務所はお勧めできます。

社労士事務所で扱う社会保険や労務の知識は、人が生きていく中であったり、雇用される中で必要な知識でもあります。そういったことを身に着けられると、自分の年金のことであったり、別の会社で勤務したりするときに役立ちます。

主婦の方であったら、夫の勤め先での労務問題などについてもアドバイスできるかもしれません。

まい

法や制度改正の最新知識が得られるため、社会保険、労働保険関係で損や失敗をすることもなくなります

また転職する場合にも、社労士事務所での経験は評価されます。特に一般事務や総務職などでは、労務や給与計算などの専門知識が高評価となります。

人によっては企業の人事・労務・総務がおすすめなことも

社労士の仕事自体はおすすめですが、これから社労士の受験を考えている方は少し注意が必要です。

受験に限ると勤める事務所によっては受験前と繁忙期が重なり、勉強をしたいのに残業ばかり…ということになってしまうことも。

労働保険の年度更新、社会保険の算定と忙しい時期が続くよ

もしも現在人事や総務として社会保険や労務関係の仕事をしていない場合は、企業の人事課や総務課に勤め、社労士の資格と手続きの経験を積むという方法もあります。

まい

社労士資格って私の持っている行政書士とは違って、企業に勤めながら資格を活かせる点が大きなメリットの一つだよね。

社労士資格をどう活かすかはその人次第なので、自分が働きやすい、勉強しやすいコースを選ぶのが一番だと思います。

一般企業で社労士資格を取得している方も大勢いるので安心ですよ。

社労士事務所はブラックな要素もあるけど、向いている人もいる

社労士事務所がブラックと言われる理由と、社労士事務所勤務に向いている人はどういった人かをみてきました。

まい

社労士事務所についておさらい

【社労士事務所はこんなところ】

  • 社労士事務所はブラック気味なところが多い
  • 事務が大変かどうかは事務所による
  • パートや補助者でも専門知識が必要になる
  • 向上心のある人、社労士志望、実生活に活かしたい人にはおすすめ

社労士事務所がブラックと言われてしまう理由はこんな感じだったね

【社労士事務所がブラックと言われる理由】

  • 社労士事務所は基本は零細〜中小企業=事務所方針は所長次第
  • 基本的には儲からない
  • 士業を志す人はストイックな人が多い=ブラックという認識がない
  • 給与計算など、アウトソーシング事業=自社で行うよりも納期や責任がシビア
  • 法改正など基礎知識は本人に任せられることも=勤務時間外に勉強が必要
まい

そして社労士事務所勤務に向いている人はこんな人でした

【社労士事務所勤務に向いている人】

  • 向上心のある人
  • 社労士になりたい人
  • 社会保険、労務の知識を実生活や今後に生かしたい人

私は社労士法人に勤めて退職もしていますが、ブラックと言われる理由も、実際にはいろいろな事務所があるということも体験しています。

結論はやはり、大変ではあるけどやりがいもあり、向いている人もいるということです。

社労士事務所で働くのをためらっている方は、ぜひ面接だけでもしてみることをおすすめしたいと思います。

良い事務所に巡り合えますように!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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さわだ まい
資格好きの専業主婦
行政書士・宅建士・FP・保育士・危険物などいろいろな資格を持っています。
2歳と1歳の育児と再就職の傍ら、更なる資格取得にチャレンジします。
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